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身近な害虫(スズメバチ等)

最終更新日:2023年12月25日
健康福祉局 保健衛生部 生活衛生課TEL:096-364-3187096-364-3187 FAX:096-371-5172 メール seikatsueisei@city.kumamoto.lg.jp 担当課の地図を見る

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熊本市内に発生する、おもな害虫について予防や駆除方法などをお知らせします。

※私有地(個人や会社敷地内等)については、原則、本市ではスズメバチ等の駆除を行なっておりません。

 

スズメバチ等の駆除について

大きくなったスズメバチの巣の撤去は特に危険ですので、自分で駆除しないで民間のハチ駆除業者に依頼してください。ハチ駆除業者はインターネットで検索するか、電話帳タウンページの消毒業で調べることができます。業者へ依頼する場合は、「巣の大きさ」や「巣ができている場所」などを伝え、複数の業者より見積もりを取ってから依頼しましょう

 

アシナガバチは、巣を突いたり、叩いたりしなければ、攻撃してくることは稀です。人の生活に支障がない場所に営巣している場合は静観しましょう。

 

ミツバチは触らない限り、刺しません。春から初夏にかけて、女王バチが新たな巣を作るために、働きバチを連れて移動している途中、樹木に団子状に固まっていること(分蜂:ブンポウ)があります。

1週間以内になくなることが多いので、そっとしておいてあげましょう。

 

ハチは人にとって害虫を食べてくれる益虫でもあります。生活するうえで支障のない場所に巣がある場合は、むやみに巣の駆除をすることは控えましょう。


なお、不明な点がございましたら住所地を管轄する各区役所総務企画課環境班や、熊本市保健所生活衛生課へお問い合わせください。

  ★ 各区役所 総務企画課 環境班
    中央区役所総務企画課(電話:096-328-2610)
   東区役所総務企画課 (電話:096-367-9121)
   西区役所総務企画課 (電話:096-329-1142)
   南区役所総務企画課 (電話:096-357-4112)
      北区役所 総務企画課 (電話:096-272-1110)

  ★ 熊本市保健所 生活衛生課(電話:096-364-3187)

 

 それぞれの虫の発生時期や特徴を理解して、適切な対応をしましょう。


スズメバチ

近年、地球温暖化の影響かスズメバチの発生がとても多くなっています。
刺されることのないようスズメバチについてお知らせ致します。


 

スズメバチの季節です!(5月から11月)

 

スズメバチの写真。熊本市ではキイロスズメバチ・コガタスズメバチが多いです。


写真は熊本市内の小学校で見つかったスズメバチです。(大きさ7センチもありました!)

 

 

 

 

 

 

  初期のスズメバチ(5月から6月)
5月から6月は女王蜂が一匹で巣を作りはじめます。トックリをひっくり返したような珍しい形をしているのもあります。巣の大きさは8センチから10センチくらいです。この段階では働き蜂は数匹しかいませんが、働き蜂が増えるとだんだん大きくなります。

9月から10月頃にスズメバチの数は最大となります。巣は左の写真のように丸いボール状になります。出入り口はふつう1ヵ所しかありません。大きさは直径30~50センチにもなり、巣の中には最大で300匹ものハチがいるときもあります。

出入り穴(八角形)がいくつもあいていて、おわんを逆さにしたような形だったらアシナガバチの巣です。

スズメバチの巣は危険ですので個人での駆除は避けてください。
すぐに駆除業者にご依頼ください。(電話帳の消毒業のページです)

 
 スズメバチに刺されないために!(夏のレジャーに向けて)
黒い色はスズメバチの攻撃目標になります。白っぽい服や黄色い服を着ましょう。髪の毛も黒ですので帽子をかぶりましょう。
  1. 香水や整髪料はスズメバチの攻撃フェロモンと似た成分を含むものがあります。ハチを刺激しないように山や森でのレジャー時には避けましょう。
  2. 長袖、長ズボンをお勧めします(なるべく厚手のもの・刺されても被害が少なくなります)
  3. ジュースやビールの糖分に寄ってきます。缶の口から中にはいったりして危険です。缶から目を離さないでください。(ペットボトルなどのフタができるものがお勧めです)
  4. 死んでいるスズメバチを触らないでください。死んでもしばらくの間は触ると反射的に触った方向に動き毒針で刺します。
  5. 洗濯物に紛れ込んで刺されるケースが多くあります。(アシナガバチも多いです)気をつけて取り込みましょう。

もし自動車の中にハチが入ってきたら、あわてず安全な場所に停車し窓を全開にします。ハチは明るい方に飛んで出て行きます。刺激しない限り刺しませんので静かに待ちましょう。

 

 

もしスズメバチや巣に出会ったら!刺されてしまったら!(重要)

 

ハチ毒用吸引器の写真。強力な吸引作用で直接毒液を吸いだします。


← ハチ毒用吸引器の例(ポイズンリムーバー)

  1. スズメバチや巣をみつけたら落ち着いて姿勢を低くして(スズメバチは上下の動きはあまり気づきません。地面に近いものもわかりにくいです)後ろの安全を確認しながら、20mほどあとずさりしてからその場を離れましょう。
  2. あわてて手を振り回したり大声をだしたり急な動きをしないで下さい。スズメバチは攻撃されたと思ってしまいます。
  3. 巣に石を投げたり、刺激したりしないでください。集団で攻撃してきます。
  4. もし刺されてしまったら、最初になるべく速くその場を離れてください。刺したハチは1度だけでなく何回も刺します。また警報フェロモンをだして仲間をたくさん呼びます。
  5. 安全な場所で、刺された場所をもみ出しながら大量の流水で洗い流します。このとき絶対に口で吸わないでください。(ハチ毒を口から吸収することにもなります)
  6. ハチ毒用吸引器(写真)があれば使います。また抗ヒスタミン軟膏があれば塗ってください。その後は刺されたところを冷やしながら病院を受診してください。

まれに嘔吐や下痢、寒気、めまい、息苦しい、じん麻疹などの全身症状がでる場合があります。すぐに医師の手当てを受けてください!!大変危険です!!


スズメバチ(トラップ使用法)

スズメバチの対策を早めに準備をしておきましょう!

 

スズメバチの事故ゼロへ!

毎年6月から11月はスズメバチの活動が活発になります。
最近は市内で発見されるスズメバチの巣や個体数も激増し、市内中心部にまで巣をつくるようになりました。

  

巣はどのようにできるのでしょう

 スズメバチは、5月から6月頃に冬眠から目覚めた女王蜂が、1匹で巣をつくりはじめます。
働き蜂が羽化を始めると、巣もだんだんと大きくなり、最大300匹ものスズメバチが集団生活するようになります。

春先のうちに巣ができやすい建物の屋根裏や軒下、庭木などの点検を行いましょう。働き蜂が活動を始める前に巣を発見できれば、比較的安全に駆除することができ、費用負担も少なくて済みます。

また、巣をつくる前の女王蜂を誘引トラップで1匹捕獲できると巣が1個できないので効果絶大です。

 
 

スズメバチ誘引トラップの作り方

  1. ペットボトルの1.5リットルか2リットルのものを用意します(丸いペットボトルがお勧めです。スズメバチがスベって外にでれません)。
  2. ペットボトルの上部に3~4センチ三方に切り込みを入れ、上部を外側に折り曲げて雨よけにします。
  3. ペットボトルに誘引剤を作って入れます。※誘引剤は、酒120cc、酢60cc、砂糖50gを混ぜて作ります。  

 

トラップの使用方法

 春先までに空のトラップを作っておきましょう。設置場所や数などを考えておきます。
  1. 4月から6月にかけて、日陰になり、風通しのいい場所に、2mくらいの高さの場所にひもや針金などで吊るします(子どもの手の届かない、人通りの少ない場所を選んでください)。
  2. 7月になったら必ず外します(女王蜂だけのシーズンを過ぎると、たくさんの働き蜂が入ります。トラップが働き蜂を周りから集めてしまい、逆に危険です)。
  3.  庭木などの樹木に吊り下げます。特にモクセイやサザンカ、ヤブガラシのそば、軒下、前にスズメバチが巣を作ったことがある場所(スズメバチにとって環境のいい場所なのです)などに吊るしておきます。念のためトラップの設置・撤去等は早朝か夜間のスズメバチが活動していないときにしてください。
  4. なかなか捕まえられないときは場所を変えてみたりしてください。
  5. スズメバチはトラップにかかると誘引剤のなかで溺れてしまいます。(驚くほどたくさん取れたときは死骸の上で生きている場合があります。気をつけてください)
  6. 誘引剤は2週間に1回くらい取り替えます。
  7. スズメバチが捕獲できたら全部死んでいるのを確認して捨ててください。その際死んでいるスズメバチを素手で触らないようにしてください。死んでいても針が刺さります。

 

 毎年樹木剪定中の事故が最も多いです。樹木剪定や庭木の手入れをするときには、剪定の時間の半分をスズメバチの巣や他の害虫がいないか確認するくらいにご注意ください。

ミツバチ

4~6月頃に樹木や家の外壁などにミツバチが大量に集まることがあります。

実はこれ、ミツバチが休憩しているところなのです。 

 

ミツバチの分蜂について(4~6月)

4月から6月は、ミツバチの巣分れの時期です。

ミツバチが新しい巣を探しに大群で移動します(これを分蜂といいます)が、その途中で、樹木などに群がり休憩します。

分蜂中のミツバチは、ハチミツをたくさん食べて巣を出てきているので、とてもおとなしいのです。
直接刺激しない限り、刺すことはありません。2~3日でいなくなりますので近くに寄らずそっとしておいてください
  • ミツバチの巣に新女王蜂が生まれると、もとの女王蜂は、たくさんの働き蜂と少しのオスを連れて新しい巣を作りに旅立ちます(ちなみに働き蜂はオスのイメージですけど全部メスなのです)。
  • 途中球形をしながら、働き蜂が巣を作る場所を探したり、美味しいもの(蜜)を見つけて、仲間にダンスで伝えたりします。
「さっきまでなかったのに、急に蜂の巣ができた!」という場合はこれですが、ミツバチは閉鎖空間にしか巣を作りません。しばらくの間、離れて様子を見ててあげてください。
 
 

ご注意ください!

  • 分蜂を棒で突いたり、石を投げたりしないでください(あとから通る人が刺されてしまいます) 。
  • 殺虫剤をかけないでください(分蜂は中まで全部ミツバチです。予想以上にたくさんいます。殺虫剤がかからなかった蜂が大勢攻撃してきます) 。
  • ミツバチは、果樹などの受粉を助ける大切な益虫です。生態系を守る意味でも駆除をしないで共存をお願いします。


     


     

     

ドクガ類

   知らずに刺されるととても危険な虫!気をつけましょう。 
 

ドクガは針を飛ばします。1匹600万本!

    生垣や庭の手入れをしていて・・緑の多いところを歩いていて・・強い風の日に・・・・

「毛虫に刺された」「蛾(ガ)の羽の粉にまけた」「庭の手入れをしたら皮膚炎ができた」 といわれるものは、実はドクガ・チャドクガ・イラガの被害がとても多いのです。

 

 

触ってはいけない危険な虫 ドクガ・チャドクガ・イラガ


【ドクガ】成虫は2センチくらいで黄色です。幼虫は4センチまでで黒にオレンジのラインです。幼虫から成虫まで(たまごや脱皮した皮も針を持ちます)600万本もの毒針を飛ばします。 幼虫は4~6月から、成虫は6~8月頃発生します。 コナラ・ツツジ・バラ・サクラ・ウメ・キイチゴ・クヌギ・クリ・カキなどに付きます。
 

【チャドクガ】成虫は羽に2個の黒い点があります。幼虫による庭木の剪定中の被害が多いです。幼虫から成虫まで(たまごや脱皮した皮も)50万本もの毒針を飛ばします。幼虫は4~6月・8~9月、成虫は6~7月・9~10月に年2回出現します。

チャ・サザンカ・ツバキでみつかった毛虫はまずチャドクガです。

 

 【イラガ】幼虫は7月から10月頃まで発生します。2.5cm以内で鮮やかな黄緑色です。毒棘(ドクトゲ)をもち、触れると激しい痛みがあります。 カキ・サクラ・カエデ・クリ・ヤナギなどにつきます。
                

ドクガ・チャドクガは刺されてすぐはちょっとかゆいだけで、しばらくして激しい皮膚炎(眠れないほどのかゆみ・赤いブツブツ)があらわれる場合があり、しかも皮膚の露出した部分だけでなく、薄手の服の上からでも針が刺さるので気づかない場合が多いです。激しいかゆみは2~3週間ほど続きます。イラガはすぐに激しい痛みがあり、数時間から3日間ほど続きます。

被害にあわないよう、また最小限にできるように予防や駆除・刺されたときの対応をまとめてみました。

 

予防しましょう(普段の生活の中で)

  • 幼虫や成虫のいる木(庭木・街路樹・公園の樹木など)に近づいたりすると風に乗って針が飛んできます。下を通ったりするとイラガが落ちてきます。
    普通の毛虫や蛾(ガ)と区別するのはむずかしいですが、幼虫は、黒にオレンジのラインがドクガ・鮮やかな黄緑色はイラガです。チャドクガの成虫は羽に2個の黒い点があります。これだけでもだいぶ違います。覚えておいてください。
  • 普段の生活の中で通学路や通勤路、いつも歩くところや子どもたちが遊ぶ公園などに該当の木がないか確認してみましょう。発生時期には特に注意してください。(コナラ・ツツジ・バラ・サクラ・ウメ・キイチゴ・クヌギ・クリ、カキ、特にチャ・サザンカ・ツバキには注意してください)虫食いのある木には近づかないようにしましょう。
  • 庭の手入れや除草作業をするときは、まず虫食いがないか・幼虫がいないか調べてみてください。なるべく肌をださない服装で作業をしましょう。
  • もし家の近くに発生していたら洗濯物を外に干さないでください。洗濯物に針がくっついて被害にあいます。

6月から11月は成虫が夜、蛍光灯や街路灯などの光に集まります。夜に家の中に成虫が飛び込んできたら殺虫剤は使わずに(暴れて針を飛ばしてしまいます!)虫取り網をぬらしてしずかに捕まえましょう。虫取り網がない時はぬれたティッシュや布で捕まえてそのまま潰して殺してしまいます。潰した場所は充分にふき取ってください。針が散らないようにビニール袋を3重くらいにしていれてください。(成虫の被害はこのケースがとても多いです。夏の間は必ず網戸をしてください。またキャンプやアウトドア活動の時は特に気をつけてください。)

 

 

 

駆除しましょう

服装は、長袖、長ズボン、帽子、マスク、手袋、長靴などで、肌がでないようにします。

簡易噴霧器や毛虫用殺虫剤(スプレー式)を使い、なるべく風のない日に風上から散布します。
洗濯物やおもちゃなど薬剤がかかったらいけないものは屋内にしまっておきましょう。

【ドクガ】幼虫が小さい4月頃から1週間おきに2~3回殺虫剤をまきます。春先や秋が駆除に適しています。
【チャドクガ】4月、8月が駆除に適していて、1週間おきに2~3回殺虫剤をまきます。幼虫は葉の裏にたくさんいます。小中学校や公園にツバキやサザンカが多いので注意して見てください。

【イラガ】冬の間にまゆをみつけたら素手で触らずに除去します。7月頃に葉に幼虫をみつけたら葉ごと除去し、1週間おきに2~3回殺虫剤をまいておきましょう。

 

また、駆除後の死んだ幼虫や成虫からも針が風に舞って被害にあいます。

きれいに片付けておきましょう。剪定した枝は袋に入れて捨ててください。

その後は、念のためしばらく立ち入らないようにしましょう。

4~5月ごろには餌になる草も刈っておきます。

 

 

刺されたときは?刺されたかもしれないときは?(重要)

 

ドクガ・チャドクガに刺されたら?

  • すぐにはきづかない場合が多く、しばらくして赤い小さな発疹や激しいかゆみで気づく場合が多いです。屋外で作業したり、草むらに入ったりした後は、まずはドクガ・チャドクガを疑いましょう。(首や腕が多いです。)
  • 刺されてしばらくは、むず痒く感じます。ここで絶対に掻いたりしないでください。針が少し刺さっていますが、ほとんどの針は皮膚の表面に付着しただけで、刺さっていません。掻くと刺さっていない針も刺さります。刺さっている針も簡単に折れてしまい別のところに刺さります。掻いた指にも刺さりますし、目をこすったりすると目にも刺さります!(失明した例もあります)
  • また、絶対に口で吸わないでください。喉に針が刺さってしまいます。

 
  1. 水道水で皮膚表面の刺さってない針や少しだけ刺さってる針を10分ほど丁寧に流します。(このときこすらないでください。ヤケドを冷やすような感じで流します)そのまま触らずに乾かします。
  2. ガムテープ(肌の弱い人はセロハンテープでもOKです)を軽くはり、引きはがします。(針も一緒にはがれます)これを何回か繰り返します。(テープは毎回取り替えてください)
  3. 拡大鏡(虫めがね)があればピンセットで残った針をなるべく取り除きます。
    抗ヒスタミン軟膏があればそっと塗ります。その後は皮膚科を受診してください。掻かないと治りがはやいです。
  4. 刺されたとき着ていた服にも針が付着しているかもしれません。特に毛足の長いものは針は残りやすいです。残念ですが捨てるほうが安全かもしれません。(洗濯では落ちにくく、数ヶ月後に着て皮膚炎になった例もあります。)特にタオルには針が残りやすく、顔を拭いたりしたら大変なことになります。
  • イラガは刺されたら痛みですぐにわかります。トゲが残る場合がありますので、念のため同じ方法で処置してください。
  

チャタテムシ


     

梅雨に発生するチャタテムシとは?

   体長1~2ミリでうす茶色 種類はヒラタチャタテ、カツブシチャタテ、ソーメンチャタテ、コチャタテなどがいます。 ふつうの家にふつうにいる虫で、カビがあり湿度が高く薄暗いところを好みます。
食器棚・本棚・押入れ・畳(とくに新しい畳)・天井裏などに発生します。
   雑食性で、カツオブシ・ソーメンなど麺類(名前そのままですね!)・小麦粉・食品のカスやホコリ・保存食品・書籍などが大好きです。
   引越し時のダンボールはそのままになっていませんか?ダンボールにも発生します。


ちなみにお茶を立てるような音を出す種がいるためチャタテムシ(茶立虫)と呼ばれるようになったそうです。

 

 

チャタテムシの害

   人を刺したりしませんし、毒を持ってたりもしません。基本無害ですが、時折大量発生しウヨウヨニヤニヤしたり(1匹150個ほど卵を産みます!)、ダニと間違われたりする気持ち悪い不快害虫です。


    チャタテムシが増えると、それをエサにするツメダニが発生します。ツメダニは人を刺すので要注意です。予防・駆除をしておきましょう。


 

予防しましょう

 梅雨の時期に多く発生します。食品の管理を徹底しましょう

  • 換気を良くする(帰宅したらすぐに換気をする・風通しをよくしておく)
  • 除湿をする (エアコン・除湿機・除湿剤の使用)
  • こまめに掃除、整理整頓しておきます(押入れ・クローゼットの奥まで)。食べこぼしなどは即片付けをお願いします。古新聞は処分しましょう
  • 食品は密閉容器に入れて保存します
  • 防虫剤や防カビ剤も有効です
  • 畳は年に1回以上の天日干しをお勧めします
 

チャタテムシの駆除方法

   少しなら洗剤をつけて拭き取ったり、掃除機で直接吸い込みます。殺虫スプレーもよく効きます。
多かったらくん煙剤で駆除しましょう。(1週間後にもう一度実施し、卵からかえった幼虫も駆除しておきましょう) 大量発生時には発生源を探して駆除、廃棄をしておきます。




ムカデ

   

ムカデについて知りましょう(6月~10月)

発生時期・・・春から秋まで(特に6~7月・9~10月が多い。猛暑の8月は少なくなります)

  1. 特徴習性・・・熊本市はトビズムカデとアオズムカデが多く、大きさは10~15センチにもなります。寿命は長く5~7年です。鋭い牙(アゴ)を持ち、触れたものに噛みつきます。肉食で小さな昆虫(ゴキブリ・クモ等)を食べます。
  2. 出現場所・・・昼間は植木鉢やプランター、落ち葉、倒木や石の下にジッとしてます。夜はエサを求めて動き出し家の中にも入ってきます。
    また古い家だけでなく新興住宅地(新築して2~3年くらい)にも多いです。(造成した土の中に卵があり、3年で成虫になるためです)

 

 

ムカデ対策をしましょう(ムカデのこない環境づくり)

 ★★「暗い」「狭い」「湿気がある」「エサがある」にコダワリます★★


  1. まずは家の外から・・ムカデの好む環境を取り除きましょう。庭や家の周りをきれいに整頓して風通しをよくしておきます。植木鉢やプランター・石の下をチェックしましょう。できれば片付けたほうがいいです。
  2. 落ち葉や枯れ木などはきれいに処分しておきます(産卵する場所になります)。除草もしておきます。
  3. 床下の除湿をしましょう。換気扇や石灰をまくのも効果があります。

 

 

ムカデ対策をしましょう(入ってくる場所をふさぎましょう)

 ★ ムカデが入ってくる場所を徹底してふさぎます ★   

だいたい同じルートから入ってきます。スキマが5ミリあれば15センチくらいのが入ってきます。
  1. 玄関ドアにスキマがありませんか?特に下が多いです。  
  2. 床下の換気口から中に入り、壁のスキマから室内に入ります。
    防虫網をしましょう。  
  3. 玄関ドア備え付けの郵便受けは郵便物がはさまっているとスキマがあきます。こまめに郵便物を回収するか、別に郵便箱を設置しましょう。  
  4. 押入れの中の天井に通じる天板がズレてませんか?直しておきましょう。  
  5. エアコンのホースを通す壁の穴にスキマがありませんか?埋めておきましょう。また換気扇のスキマには防虫網をしましょう。
  6. いつも同じ部屋・似たような場所で見つけませんか?入ってくるルート・スキマをさがしてみましょう。
  7. エサ(小さな昆虫)がいないようにしましょう。ゴキブリは駆除しておきましょう。(重要)
  8. 家具は通気がよくなるように少し離しておいてください。除湿機も効果があります。

ムカデに噛まれるのは70%以上が寝ている間です。小さなお子さんや何度も噛まれる方はムカデ用の蚊帳を使用すると安心です。底面まで網があり、ベビーベッドをすっぽり包むものもあります。

 

 

ムカデ対策をしましょう(殺虫剤で予防します)

 ★粉の殺虫剤を家を囲むようにまきます。効果的な方法をご紹介します★

     
  • 薬の幅が15センチ以上になるように、途切れないようにまいてください。それ以下だとムカデは乗り越えてしまいます。 
  • 少し家から離れたところにまいてください。  
  • 雨が降ったら流れますのでまきなおして下さい。このとき粉が雨で濡れて固まっているところは、上から重ねてまいておきます。


  1. ムカデがはいってきそうな場所、サッシの窓枠や玄関ドアのスキマ、換気扇のスキマなどに殺虫剤をスプレーしておきましょう。(2週間に1度くらい追加でスプレーしておきます・においを嫌がって入ってきません)
  2. 室内でみつけた時のために、スプレー式殺虫剤を用意しておきましょう。
    (ただし効果が遅く、激しく暴れますので噛まれないように気をつけてください) このとき近くのスキマに逃がさないよう注意しましょう。
    また「死んだふり」しますので油断できません。
  3. 死んだムカデは素手で触らないでください。毒アゴが刺さります。
  4. ムカデは頭が弱点です。叩きつぶすときは頭を狙ってください。

 

 

ムカデにかまれたら?(重要)

噛んでいる間、アゴから毒液を注入し続けますので、すぐにムカデを払い落とします。

  1. 毒をしぼりだすように、水道水で冷やしながら洗い流します。
  2. 抗ヒスタミン軟膏があれば塗ります。(ムカデの毒は神経毒ですので薬はすぐには効きません)
  3. ほとんどが、痛み・しびれ・はれ・赤くなるなどの噛まれたところだけの症状で、全身症状がでることもまれですが、念のため病院を受診することをお勧めします。
  4.  

特に痛みが激しかったり、全身症状(発熱、めまい、吐き気、ドキドキする感じ)がでてるとき、また数日たっても治らず、ひどい炎症が続くときは病院に行ってください。

 

その他 役に立つこと

「つがい」で行動するということはありません。単独行動します。さらにムカデは同種・オスメス問わず共食いします。(出会いは大変なのです)
ムカデが入ってくるルートがあると、数匹別々に入ってきたりしますのでそう思われがちですが、必ずもう1匹室内にいるとは限りません。

  1. 叩きつぶして殺しても、誘引物質を発して仲間を呼び寄せるようなことはありません。
  2. ムカデは1匹見つけたら家の周囲に多くのムカデがいると思ってください。
    1度に50個くらい産卵し、行動範囲も狭いです。対策を徹底してやりましょう。

カツオブシムシ

  

クローゼットの服が穴だらけ!?衣類害虫です

お気に入りのシルクの「よそいき」
おしゃれをして出かけようとすると・・・・・小さな穴がたくさ~~~~ん!?
ほとんどの場合、ヒメマルカツオブシムシです。

 ウールやカシミヤ・シルクなどの高級品が大好きです。

 

 

衣類の害虫 カツオブシムシ

幼虫のみが衣類に穴をあけます。成虫は無害です。

  •   成虫・・ 大きさ3~5ミリくらいで茶色か黒のまだら模様です。成虫の寿命は約40日です。
  •   幼虫 ・・大きさ4ミリくらいで成虫より大きく、毛が長いです。
  •   幼虫期間は6月から4月までと長く、ほぼ1年中虫食い対策が必要です。

 

 

どんな被害があるのでしょう?

  ウールやカシミヤ・シルク・革製品を食べて小さな穴をたくさんあけます。(しかも新品を好みます)

  •   綿・麻・ポリ・ナイロンなどの合成繊維も食べます。
  •   もちろんカツオブシも食べます。(煮干・動物性乾燥食品などは密閉容器にいれましょう。ビニール袋で    は食いやぶります)
  ★ 衣類のシミ(食べ物や汗が原因)があるところを好んで食べます。

 

予防方法(普段の生活のなかで)

「普段着」と「高級品」は別々に保管しましょう。同じところに保管すると幼虫が普段着から移ってきます。

  1.   大事な服はクローゼットより洋服ダンスのほうがいいです。(ずっとスキマが少ないのです)
  2.   クローゼットのなかに服を入れすぎないようにしましょう。
      (スキマがあくように8分目くらいに入れてください)
  3.   除湿をしましょう。シルク・カシミヤなどは湿気の少ない上の方(引き出しの最上段・押入れの上の段・    1階より2階)におきましょう。
      クリーニングをしたらビニールは取って(湿気が残ります)しばらく陰干ししてから保管しましょう。
  4.   クローゼットの開け閉めは素早く!扉は完全に閉めるようにします。

  衣替えのとき(カラッと晴れた日がお勧め)はクローゼット・タンスの中身を全部だして、通気をよくし    て掃除をしておきます。夏物は汗ジミを除くために二度洗いをしましょう。
  冬物をだしたら、まず虫食いを調べてみてください。防虫剤の期限も確認しましょう。

  ソファ・カーペット・冷蔵庫の下のほこりなどがエサとなります。(成虫が室内に入ったら、これらをエ    サにしながらクローゼットに行き着きます)時々動かして掃除しましょう。

 

予防方法(防虫剤で予防します)

  衣類用防虫剤は、おもに2種類(忌避剤・殺虫剤)あります。

  まずは、お使いの防虫剤を確認してみましょう。ナフタリンをお使いの方、説明書き(成分のところ)を    みてください。
  ナフタリンではなく「パラジクロルベンゼン」の入ったナフタリン型の防虫剤ではありませんか?

  防虫剤の種類を確認し、特徴をつかんで正しく使いましょう。

  ○ 忌避(きひ)剤 (害虫の嫌いな成分で近寄らないようにします)

  1.   ナフタリン・・・食欲をなくして衰弱させます。効果は弱めですが長持ちします。人形用に多く使われて    います。直接さわったら炎症をおこします。
  2.   パラジクロルべンゼン・・・現在使われている防虫剤の多くがこれで、効果が速く全体に広がります。ト    イレの消臭剤(ボール型)としても使われています。
  3.   樟脳(しょうのう)・・・ 環境にやさしいクスノキの匂い成分です。日本で最も古くから使われていま      す。
  ★ 上の3つは混ぜて(ナフタリン+樟脳等)同時に使わないでください。衣類にシミができたりしま        す。補充や交換するときも前と同じものを使いましょう。  


  ○ 殺虫剤  ピレスロイド系(エムペントリンを含む防虫剤)・・こちらは殺虫剤ですので効果は強い      です。安定した強い殺虫効果(卵・幼虫)があり長持ちします。服に匂いが付きません。

  •   蚊取り線香等にも使われています。人間に対する毒性は低めです。
  •   こちらを使いたい方は、裏面の成分のところを確認して選んでください。

【 防虫剤の使い方 】・・・防虫剤はガスを少しずつ発生させて効果をだしています。

  1.   防虫剤からでたガスは空気より重いので、防虫剤は衣類より高い位置におきます。下におくと効果は薄      い です。(よく防虫剤を入れてたのに虫に食われたというのはこのパターンです)
  2.   防虫剤を入れるクローゼットはできるだけ密閉します。(ガスが外に逃げてしまいます)扉などにスキ      マがある場合、スキマテープなどでふさぎます。開閉する回数もできるだけ少なくしてください。
  3.   ハンガータイプ(吊り下げタイプ)の防虫剤はパイプの真ん中に下げてください。
  4.   説明書をよく読んで適正量を使いましょう。金糸や銀糸、真鍮のボタンなどにむかないものもあります。

  ★ 一緒に除湿剤をいれておくとさらに効果があります。
    

 

危険!もしお子さんが防虫剤を食べたら?(重要)

ナフタリンは症状(吐き気・腹痛・下痢・発熱など)がでるのが遅く(1~2日後です)、その場で平気なので大丈夫と思ってしまいます。処置が遅くなり、しかも毒性がとても強いですので危険です。樟脳も毒性が強いです。(こちらは症状は速くでます)

  すぐに医師の診察を受けてください!
  パラジクロルべンゼンの防虫剤は1時間以内に症状がでます。毒性は弱いですが、念のため病院を受診し    てください。

  ★ 誤飲・誤食の場合、応急処置で牛乳を飲ませることが多いですが、防虫剤の場合は、絶対に牛乳を飲       ませないでください。脂溶性のため、さらに毒の吸収が速くなります。
  ★ 何個食べたかわからない場合があります。どこに何個置いたかノートに書いておきましょう。
  ★ 防虫剤の空き箱は捨てずに保管して(タンス等)病院に持っていけるようにしてください。

 

 

どこから入ってくるのでしょう? 

  4~7月に・・・(この時期は成虫に注意しましょう)

  1.   洗濯物といっしょに成虫を取り込んでしまった。(白い布地を花と間違えているのです・特に白いシーツ    やシャツは注意してください)室内に干すのもいい方法です。
  2.   外出時に服にくっついてくる。(帰宅時にブラッシングしましょう)
  3.   窓をあけてたとき、カーテンにくっついた。(網戸をしましょう)
  4.   チューリップやマーガレット・ノースポールなどの花を家に持ち込むときにくっついてきた。
  成虫が家に入ってきて、じりじりとクローゼットやタンスをさがします。そして服の繊維のなかに卵を産    み付けます。(30~80個!)

  

もし穴あきをみつけたら・・・

クローゼットやタンスのなかに卵やたくさんの幼虫がいるということです。
卵や幼虫はアイロンがけ、ドライクリーニングで退治できます!クリーニングがお勧めです。

  1.   次に、カラになったクローゼット・タンスはホコリのないように掃除し、通気をよくしておきます。その    後、殺虫効果のあるピレスロイド系防虫剤を使うのもいい方法です。
  2.   普段着から入れます。できればクリーニングから帰った服は他の場所(安全なタンス)に保管しましょ      う。
  3.   また、他の部屋の衣類も調べてみてください。室内の掃除を徹底してやっておきましょう。

  成虫の侵入を防ぎ、衣服の収納方法や除湿、防虫剤を正しく使って虫食いを予防しましょう。事故防止に    も充分気をつけてください。



カメムシ

 

とてもくさいんです。カメムシ(11月)

カメムシは11月になると冬眠場所を探しに飛びまわります。
家の中にも入ってこようとします。
家の中で冬眠されると春も臭いです。予防しましょう。
 
 

カメムシを知りましょう

 【 マルカメムシ 】

体長5ミリ程度。丸型。クズ、フジ、ダイズなどにつきます。近年住宅街の空き地のクズから多く発生し問題になっています。熊本市にもたくさんいます。洗濯物によくくっつきます。

【 クサギカメムシ 】
体長15ミリ程度。まだら模様で暗い色です。クサギ、クワ、ミカンなどにつきます。

【 アオクサカメムシ 】
体長10ミリ程度。緑色です。マメ科の植物によくつきますが、いろんな草につきます。最高に臭いです。

草の汁や果実の汁などをエサとしています。雑草地に多いです。身近な雑草は早めに除草しておきましょう。特に「クズ」はこまめにお願いします。


カメムシの臭いは「カメムシ酸」といって数種類が混じりあってできています。さらにカメムシの種類によって少しずつ内容が違うので、まだ確実な臭い消しの方法はないようです。
カメムシは外部からの刺激を受けると臭いをだします。この臭いは外敵から身を守ると同時に他のカメムシに対する警報の役割にもなっています。(他のカメムシは、いっせいに逃げていきます)逆に何もしないと臭いません。

 

  

侵入防止方法

 発生源は山林や草原、広い雑草地など広大な場合が多く、発生源対策はかなり難しいです。

  • 11月に入り寒さが続いて、いったん気温が上がったカラッと晴れた日に集団で冬眠場所を探しに飛び回ります。
  • 家に侵入するときは、まず外壁(白、黄色など明るい色・毎年同じ場所で南側が多いです)に付着し、そこからスキマを探します。

 
  • そこで外壁にカメムシや害虫用のスプレー式殺虫剤を予防的にかけておきます。(嫌がってくっつきません)
  • 次に侵入しそうな場所(サッシや窓枠・床下など通風孔・壁のスキマ・天窓)にもスプレーしておきます。  (2~3ミリのスキマから入ります)防虫網ができるところは全てしておきます。
  • スプレーは2週間おきにかけなおします。
  • 網戸は有効ですが、怪しい日は窓を閉めておきましょう。
  • 外壁の前に樹木や生垣を植えると少なくなったりします。
  • 洗濯物にも付着して侵入します。(特に白色) そっとはたいてから取り込みましょう。  カメムシの季節は夕方干して早朝に取り込み、その後は室内干しもお勧めです。

 

室内に入ったら?

室内に入り、冬眠地に決めたら仲間に知らせて呼び寄せたりします。以下の方法で駆除しましょう。

■ 数匹の場合

  1. ガムテープを粘着面を外にして二つ折りにして持ちます。
  2. そーっとカメムシに近づけて・・・
  3. くっつけます!(壁もいっしょにくっつけないようにして下さい)
  4. カメムシはつぶさないようにガムテープで閉じ込めるように貼ります。
■ たくさんいる場合
  1. くん煙剤を使います。天井裏にも行き渡るようにしてください。隠れていたカメムシもでてきますので、なるべく早く「ほうき」で回収して処分してください。

カメムシを掃除機で吸わないでください。掃除するたびに排気口からカメムシの臭いがします!


 

カメムシで特に気をつけることは?(重要)

  1. 臭いのついた手で目を触らないでください。結膜炎をおこします。
  2. 皮膚の弱いところは、皮膚炎になったりします。気をつけてください。

 

その他 役立つこと

密閉したビンの中にカメムシを入れ刺激すると、あまりの臭さに死んでしまいます。
(そこまで臭くしなくてもいいと思いますが)

  1. 危険を感じると「死んだふり」して壁からポトッと落ちたりします。ガムテープで処理しましょう。
  2. 死んだカメムシからも臭いがうつります。素手でさわらないでください。
  3. 夜は光(街路灯など)に集まります。外出時にはご注意ください。

ゴキブリ

一年を通じてゴキブリ対策をしましょう

 梅雨から夏にかけてはゴキブリのシーズンです。駆除されてると思います。でも寒くなると見ませんね・・ゴキブリ。
いなくなったんでしょうか?
いいえ「たくさんいます」
冬の駆除が効果的です。翌年に備えておきましょう。
 

ゴキブリを知りましょう

[クロゴキブリ]
体長3~4センチ、黒色、一生卵を産み続けます。
1コの卵(卵鞘)から20~30匹生まれます!
木造住宅に多いです。

[チャバネゴキブリ]
体長1センチ、約2ヶ月で成虫になりますので爆発的に増えます。
1コの卵(卵鞘)から30~50匹生まれます!
マンションや調理場などいつも暖かいところにいます。

  • 雑食性でなんでも食べます。しかし水がないと1週間しか生きれません。
  • フンには集合フェロモンが含まれていて集団生活をします。
  • 食中毒の原因となる細菌やウイルスを運びます。またフンや死体がアレルギーの原因となったりします。

 

 

ゴキブリが住みにくい環境をつくりましょう

    ゴキブリは「暗い・狭い・暖かい・湿気がある・エサがある」が大好きです。
  1. 家の暖かいところ(冷蔵庫や電子レンジの裏、テレビやパソコン廻り)は徹底して掃除しておきます。
    (テレビやパソコンには小さなゴキブリが入り込み、そのまま大きくなって配線をかじって故障の原因になったりします)
  2. 水廻り(お風呂やキッチン)は拭き掃除をして常に乾燥させておきましょう。
  3. 家中エサとなるもの(髪の毛やお菓子のクズまで)がないようにしておきます。
  4. 外から入ってこないように換気扇や通風・排水口には防虫ネットをしましょう。
  5. クーラー配管と壁のスキマ、キッチンの下の排水口の配管と床のスキマ(洗濯機も)を確認してください。1~2ミリのスキマがあれば入ってきます。ガムテープなどで埋めておきましょう。
  6. ダンボールが大好きで、巣を作りやすいです。不要なものは処分しましょう。新聞やチラシ・雑誌などの紙類もエサにします。

 
 

殺虫剤を使います

【殺虫剤(くん煙剤)】

2週間おきに2回使います。1回目で成虫、2回目で幼虫を駆除します。(卵には効かないので、卵からかえった頃を2回目で狙います)

  1. 【スプレー式殺虫剤】
  2. 直接対決用!またゴキブリの通り道になりそうなところや隠れていそうなところにスプレーしておきます。(残った薬がじわじわ効いてきます)
  3. 【粘着トラップ】
  4. 環境にやさしいです。置き場所を時折変えます。(覚えられますので)
    最近は触角で粘着シートを見分けるゴキブリもでてきています。
  5. 【毒エサ(ホウ酸ダンゴ)】
  6. 家への侵入防止対策をしてから使います。(外のを呼び込んでしまいます)

冬の時期は、くん煙剤とホウ酸ダンゴがお勧めです。

とどめに梅雨にもやっておきましょう。


 

その他 役立つこと

1対のゴキブリが1年後には約12800匹にもなります。

 メスは死ぬ間際にも卵を産みます。なるべくはやく回収しましょう。

  1. 何も武器がないときは食器洗い洗剤をかけましょう。(窒息させます。 掃除が大変ですが・・)
  2. ゴキブリは後ろからの気配を鋭く察知します。羽の後ろの突起です。前から攻撃しましょう。


「人類は滅亡してもゴキブリは生き残る」と聞きます。粘り強く駆除しましょう。

ネズミ

 

年中無休!ネズミは家中かじります

ネズミの前歯は一生伸び続けますので、いつも何か(家具や柱、畳など)かじります。一年を通じて予防・駆除をしましょう。

特に冬は外にエサが少なくなり、寒くなるため家に入ってきます。冬前に一度侵入対策をしておきましょう。


 

熊本市に多いネズミ

  [クマネズミ]

体長18~22センチ、警戒心がとても強く、学習能力が高いです。そのため駆除がとても難しいです。雑食性で特に植物質(種実など)を好みます。 電線や電話線を渡ってきて侵入口を探します。壁などを垂直に登ったりして天井裏や壁の内側にも多くいます。

    [ハツカネズミ]

体長6~10センチ、警戒心は弱いほうです。クマネズミに似ていますが、小さくてピョンピョン飛び上がるような歩き方をしますので、すぐわかります。住宅地でも見かけます。

   [ドブネズミ]

体長22~25センチ、雑食性で動物質(肉など)を好みます。おもに下水やマンホールなどにいます。

  • ティッシュや紙くず、布きれ、ビニールなどで巣をつくり生活しています。
  • 夜でも目が見えるほど視細胞が発達しています。動いているものは15m先までわかります。しかし色はわかりません。(白黒です)また1mくらいのものは簡単に飛び越えてしまいます。

 

どんな害があるのでしょう

 

  1. 食中毒や感染症の原因となる病原菌をはこびます。
  2. いろんなものをかじります。食べ物だけでなく、家具や衣服・テレビやパソコンのケーブルも被害に遭います。(電気コードをかじって火事になったり、ガス管をかじって事故になった例もあります)
  3. ネズミ1匹にダニが約1000匹くっついています。ダニの被害にもあいます。
  4. 直接人間を噛むことがあります。(そ咬症・・悪寒と発熱があります)
  5. 天井裏を走り回ってイライラします。(よく運動会といわれますが、本当に運動をしているのです)

 

 

屋外からの侵入を防止しましょう

★ 1センチの穴があれば、そこから20センチのネズミでも入ってきます ★

小さい穴でもかじって大きくしますので要注意です。金網や家庭用コンクリートでふさぎましょう。

通気口や床下換気口、換気扇
クーラー・水道・ガス管・トイレの配管と壁のスキマ
外壁の破損部分や少しのスキマ
ドア備え付けのポスト(新聞などが入っている間は隙間が空きます)
雨戸の戸袋(巣を作りやすいです)
 
 

ネズミがこない環境を作ります

  1. 室内の頻繁な清掃・・・年に2~3回の大掃除をしましょう。(食べ物や巣の材料をなくします)台所周辺・天井裏・床下・押入れ・物置などを整理して巣を作らせないようにしましょう。
  2. 通風・換気・・・室内の風通しをよくします。畳はできるだけ年に1度は天日乾燥しておきます。
  3. 食品の管理・・・食品は密閉できる容器に収納します。生ごみはキッチリふたができる容器にいれます。(大量にエサを食べますので完全にエサがなくなると数日で餓死します)
  4. 室内の通路の遮断・・・ネズミの通りそうな穴をふさぎます。
  5. 家の周囲の除草・・・定期的に草刈りや整理をしておきましょう。
  6. マンションのネズミは特にゴミ集積所(全体に目の細かい金網をはると効果があります)やベランダの生ゴミに気をつけてください。
● 1度にたくさんは無理でしたら、まず食品の管理を徹底してみてください。
 

駆除しましょう

● 捕獲します。
  1. 【粘着シート】
  1. 同じ道を通る習性がありますので、ラットサイン(フンやあしあと、黒ずんだあと)を探し、なるべく多く・長く置いておきます。特に天井裏は効果が高いです。
    (台所やお風呂の入口ドアを少しだけ開けておき、ネズミの通路をつくり、そこに置いておくのも試してみてください)
    他の場所を考えたら、シートを移動させずに増設します。粘着力がなくなってしばらくしたら取り替えてください。
  2. 【ねずみとりカゴ】
  3. 事故防止のため軍手をして設置してください。長い間置いておきます。
    エサは、いつも食べてる物がいちばんいいですが、油揚げ・ソーセージやサツマイモ等でもいいです。(毎日取り替えます)何度も繰り返し使えますが、死体の処理が気持ち悪いです

 

● 毒エサを使います。(殺鼠剤・さっそざい)

  • 寝る前に置き、朝から回収します。ずっと置きっぱなしだと他の害虫の発生源となります。(害虫には殺鼠剤は効かないです)
  • 食用油やビスケットなどお菓子のクズなどと混ぜたら効果的です。時々混ぜるものを変えてください。(毒エサとのブレンドを覚えられます)
  • エサや皿は素手で触らないでください。(人間の臭いに敏感に反応します)
  • 流し台・収納庫の下や冷蔵庫の裏、天井裏や家の基礎のそばに置きます。 (ちいさいお子さんの手の届かないところにしてください。また誤食防止のため、普通の皿には置かないでください)
  • 回収するときはネズミの死体がないか確認してください。(ダニ発生の原因になります)

ネズミの食欲は秋から冬にかけて増します。その時期が毒エサ駆除のチャンスです。 (夏は死体の腐敗が早いのでお勧めしません)


★ ネズミは少しでも環境が変われば警戒して近づきません ★

ねずみとりカゴは、はじめは仕掛けをせずにエサだけ置いて安心して食べさせます。なれた頃仕掛けをかけるようにします。殺鼠剤も、はじめは毒の無い普通のエサを置き、毒エサに切り替えます。
 

その他 役に立つこと

チューチュー鳴いているときは、1匹ではなくたくさんいます。

  1. 近年毒エサを平気で食べるスーパーラットがでてきています。
  2. 前歯は伸び続けますので、いつも何かかじっておかないと前歯が口をふさぎ餓死してしまいます。
  3. 1対のネズミは1年後に8000匹になる(ネズミ算?)といわれていますが、実際は駆除やエサ不足などで数%しか残りません。
  4. 最近の飼いネコはエサが豊富にあるので、ネズミをとらない場合が多いです。逆にペットフードがネズミを増やす原因になったりします。

マダニ

 

マダニについて

マダニは、固い外皮に覆われダニの中でも比較的大型(成虫が3~4mm)で、家の中に住むイエダニの約8~10倍に相当します。さらに、吸血すると10~15mmに膨れ上がります。

 

 

マダニの生息場所

森林や草地等、屋外の手入れされていない草・木のあるところに生息しています。室内では人体やペットを介して持ち込まれるケースがあります。日本全国に生息しているため熊本にも生息しています。

 

もしマダニに咬まれてしまったら

咬まれてしばらくでしたら簡単に取れますが、長時間吸血しているマダニはセメントのような物質を分泌してしっかりと咬みついているので引っ張ってもなかなか取れません。
指で無理に引っ張って取り除こうとすると、口器等が皮膚に残ってしまい化膿の原因となるので、できるだけ病院で取り除いてもらうようにしましょう。
咬まれた後体調に異変があった時は速やかに病院に受診してください。

マダニに咬まれると重症熱性血小板減少症候群(SFTS)に感染しますか?

マダニは全部でおよそ700種存在し、その中でフタトゲチマダニやオウシマダニが媒介すると言われています。
また、これらの種の中で、病原体を保有しているものに咬まれた場合のみ感染する可能性があるので、マダニに咬まれたから必ず感染する訳ではありません。
ただし、咬まれた後体調に異常があれば病院へ受診されてください。


 

注意すべきこと

極力山や草むら、藪など、マダニが多く生息する場所に入らないようにしましょう。
どうしても入る場合には、長袖、長ズボン、足を完全に覆う靴を着用し、肌の露出を少なくしてください。マダニに効果があると記載されている虫よけスプレー(忌避剤)もありますが、使用状況等によっては効果が弱まる事もありますので、虫よけスプレーを過信せず、様々な防護手段と組み合わせて対策を取りましょう。


血を吸ったマダニの写真


血を吸ったマダニの写真


 

 



セアカゴケグモについて、詳しくはセアカゴケグモにご注意ください!!をご覧下さい。

 

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電話:096-364-3187096-364-3187
ファックス:096-371-5172
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