第2次熊本市人権教育・啓発基本計画を策定しました。
計画の策定にあたって
平成21年3月に計画期間を10年とする「人権教育・啓発基本計画」を策定し、中間年にあたる5年後の平成26年には、初めての試みとして市民意識調査を行い、それらを参考にしながら改訂版を策定し、様々な人権問題に対する啓発に取り組んでまいりました。
今回、計画期間を8年とする第2次熊本市人権教育・啓発基本計画を策定いたしました。策定にあたっては、第1次基本計画の検証を行うとともに、再度、市民意識調査を実施し、分析結果を反映することにより、より市民のみなさまの意識に沿ったものになるよう努めたところであり、また、本市の進む方向性を示す第7次総合計画の中間見直しとの整合性を図ったところです。
第1次計画にも示していた18の分野別人権問題に2つの新たな項目を加え、昨今取り上げられる各種のハラスメントや、インターネットを介在しての誹謗・中傷や、全ての人権問題に係るところのヘイトスピーチなどについて、より複雑化するあらゆる人権問題に対する啓発目標を掲げたところです。
今後、第7次総合計画の基本構想に掲げる「上質な生活都市くまもと」の実現に向けて、この第2次基本計画を基に、人権を教育・文化と合わせ、市政の重要政策と位置づけ、社会意識としての差別概念の撤廃のための人権教育・啓発に力を入れてまいります。
第2次熊本市人権教育・啓発基本計画