総合計画の中間見直しについて
本市では、市民一人ひとりが、自分たちが暮らすまちに誇りを持ち、夢や希望を抱いて、いきいきと多様な生活を楽しむことができる「上質な生活都市」の実現をめざして、平成28年3月、熊本市第7次総合計画を策定しました。
しかしながら、第7次総合計画に基づくまちづくりをスタートしたばかりの平成28年4月14日と16日、熊本で2度にわたる震度7クラスの地震が発生し、市民の尊い生命や財産をはじめ、市民生活に甚大な被害をもたらしました。以来、第7次総合計画の前期基本計画の中核として位置付け直した「熊本市震災復興計画」に基づき、一日も早い市民生活の再建を最優先に復旧復興に取り組んでいます。
また、我が国においては、人口減少・少子高齢化が急速に進むなど、社会情勢も絶えず変化しており、本市が将来にわたり発展していくためには、社会情勢の変化を的確にとらえ、柔軟に対応しながら、市民と行政が一体となってまちづくりに取り組むことが重要です。
そこで、令和元年度に中間見直しを行い、本市が復旧復興を成し遂げ、そしてその先の将来に向け、さらに大きく飛躍していくため、市民と行政がそれぞれの役割と責任を担い、地域課題を解決しながら、安全・安心で新しい魅力と活力に満ちた熊本づくりに取り組むための基本指針として改訂しました。
この計画を指針として、市民力、地域力、行政力を結集し、新しい熊本づくりを進めてまいりましょう。
主な見直しのポイント
1. 今後も、熊本地震からの復旧復興に最優先に取り組みます! 熊本地震後に策定した「熊本市震災復興計画」は昨年度末に終了しましたが、復旧復興はいまだ
道半ばであることから、引き続き熊本地震からの復旧復興に最優先で取り組みます。
2. 社会経済情勢の変化にも対応していきます!
今後加速する人口減少や国際的な目標であるSDGs、society5.0を見据えた技術革新への対応など、
近年の社会経済情勢の変化を踏まえて各施策に取り組みます。
3.「地域主義」を再確認し、市民の皆さんとともにまちづくりに取り組みます!
熊本地震では、人と人との絆や助け合いといった地域コミュニティの重要性が再認識されたことか
ら、今回の見直しを機に、改めて総合計画に掲げるまちづくりの基本理念「地域主義」を市民の皆さん
と共有し、市民が主役の自主自立のまちづくりに取り組みます。