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熊本市における微小粒子状物質 (PM2.5) の成分の調査研究について(平成26年度冬季調査分)

最終更新日:2016年10月5日
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熊本市におけるPM2.5の高濃度時の6時間毎の詳細観測による無機元素成分を中心とした発生源解析(続報:平成26年度冬季調査分)

はじめに

  熊本市は、現在、大気測定局にてPM2.5の自動質量濃度測定を8ヶ所で実施し、速報値を市ホームページ等において公表しています。また、高濃度になると予測されるときは、注意喚起のお知らせを行っています。
 PM2.5はさまざまな物質の混合物であり、何がどれくらいの量で含まれているか調べることを成分分析といい、これについても全国の自治体と時期を合わせて、季節ごとの年4回、1検体24時間で2週間連続して専用のサンプラー(採取装置)を使って調査しています。
 しかし、PM2.5はまだ不明な点が多く、発生源の究明・削減対策等のため、さまざまな調査・研究を行っていくことも重要です。そこで、環境基準を超過する高濃度時にどのような物質が含まれているかなどの実態を把握するため、熊本市は、国立環境研究所及び地方環境研究所と連携した共同研究に参加して調査を行っています。今回、熊本市内で6時間毎に詳細観測した事例の中で明らかになった結果についてお知らせします(第2報)。

調査実施内容(概要)

(1)測定場所

  熊本市環境総合センター屋上(熊本市東区画図町所島404-1)
(2)測定期間

  平成26年12月28日から平成27年1月1日まで(5日間)  

  平成27年1月15日から平成27年1月18日まで(4日間)

  平成27年2月4日から平成27年2月6日まで(3日間)

(3)測定項目

  質量濃度、イオン成分(8項目)、無機元素成分(金属など26項目)、炭素成分(2項目)

 

  ※結果の概要はPDF こちら 新しいウィンドウで(PDF:72.1キロバイト)

 

   さらに詳しい資料PDF 調査研究報文 新しいウィンドウで(PDF:700.3キロバイト)

 

 

まとめ(概要)

 冬季に、PM2.5が高濃度になったときに熊本市において6時間毎に詳細観測を実施しました。大陸から汚染物質を含んだ大気が流れ込んできたと考えられる事例であり、その影響を強く受けてさまざまな物質の濃度が上昇していました。いずれの事例も、特徴としては石炭を燃焼したときに発生しやすい汚染物質(硫酸塩や微量な金属(鉛、砒素、セレン、カドミウムなど))が多く含まれていました。
 指標となる無機元素(鉛やバナジウムなど)の濃度比を冬季と既報の夏季の事例で比較・解析したところ、今回の冬季3事例は汚染物質の発生源が主に大陸(石炭)由来と考察されました。この解析方法は、比較的簡単に汚染物質の主要な発生源を示すことができ、今後の観測での活用も期待されます。また、今回のような6時間毎という短い時間間隔の観測では、ピーク時の検体は高濃度になった特徴を強く示し、そのとき(今回は冬季。)に割合の高い元素を究明でき汚染物質の起源が少しずつ明らかになってきています。

 一方で、PM2.5については、まだ解明されていない点が多く、今後もさまざまな視点から継続的に調査・解析・考察を行っていきます。

 

 

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