1 「IoT・AIを活用した農業者及び食品製造業者の販路開拓に関する連携協定」の締結について
熊本市は、平成30年7月26日、熊本市役所にて、崇城大学及び熊本ネクストソサエティ(株)と、「IoT・AI を活用した農業者及び食品製造業者(以下「農業者等」という。) 販路開拓に関する連携協定」を締結しました。
(写真)連携協定締結時の様子。左から大西熊本市長、中山学長(崇城大学)、山戸代表取締役(熊本ネクストソサエティ(株))。
2 協定の内容について
この協定は、熊本市が運営する農業者等紹介サイト「熊本市産品事典」と、熊本ネクストソサエティ(株)と崇城大学が構築する「フードバンクインデックス(※)」を連携させ、全国の流通業者のニーズを農業者等に提供することで、販路開拓を推進していくというものです。
具体的には、産学官が連携してクラウド型システムを構築し、流通業者のニーズを農業者等に的確に提供し、生産・製造にフィードバックするとともに、効率的な物流を実現するもので、広域的な販路開拓として国内でもあまり例のない取組みです。
※フードバンクインデックス
生産(農業者等・農水産物等)、流通(販路情報・売上情報等)及び消費(消費履歴・栄養学等)に係る情報をそれぞれデータベース化するとともに、それらの情報をマッチングすることで農業者等の販路開拓を行うクラウド型システムのこと
。
3 それぞれの役割について
(1) 熊本市は、自らが運営する農業者等紹介サイト「熊本市産品事典」を「フードバンクインデックス」に連携させるとともに、熊本連携中枢都市圏の農業者等に対して、この取組みを積極的に紹介し、取組みに参加する農業者等を増加させる。
(2) 崇城大学は、「フードバンクインデックス」の核となる基本システムの研究開発を行う。将来的には、IoT・AI技術を活用し、消費者、農業者等及び流通業者のデータを自動収集するとともに、マッチングのシステムを構築する。
(3) 熊本ネクストソサエティ(株)は、「フードバンクインデックス」を構築し、その管理運営を行うとともに、「熊本市産品事典」と「フードバンクインデックス」を連動させることで、農業者等の販路開拓の支援を行う地域商社の役割を担う。