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熊本市における微小粒子状物質 (PM2.5) の成分の調査研究について(平成26年春・夏季調査分)

最終更新日:2015年12月2日
環境局 環境推進部 環境総合センターTEL:096-379-2511096-379-2511 FAX:096-379-7783 メール kankyousougoucenter@city.kumamoto.lg.jp

熊本市におけるPM2.5の高濃度時の6時間毎の詳細観測による無機元素成分を中心とした発生源解析(平成26年春・夏季調査分)

はじめに

  熊本市は、現在、PM2.5の自動質量濃度測定を8ヶ所で実施し、速報値を市ホームページ等において公表しています。また、高濃度になると予測されるときは、注意喚起のお知らせを行っています。
 PM2.5はさまざまな物質の混合物であり、何がどれくらいの量で含まれているか調べることを成分分析といい、これについても、全国の自治体と時期をあわせて、季節ごとの年4回、1検体24時間で2週間連続的に専用のサンプラー(捕集装置)を用いて採取・調査しています。
 しかし、PM2.5はまだ不明な点が多く、発生源の究明・削減対策等のため、さまざまな調査を行っていく必要があります。そこで、環境基準を超過する高濃度時にどのような物質が含まれているかなどの実態を把握するため、熊本市は、国立環境研究所及び地方環境研究所と連携した共同研究にも参加して調査を行っています。今回、熊本市内で6時間毎に詳細観測した事例の中で明らかになった結果についてお知らせします。

調査実施内容(概要)

(1)測定場所

  熊本市環境総合センター屋上(熊本市東区画図町所島404-1)
(2)測定期間

  平成26年3月8日から10日まで(3日間)  

      3月14日から20日まで(7日間)

      5月2日から4日まで(3日間)

      6月13日から17日まで(5日間)

(3)測定項目

  質量濃度、イオン(8項目)、無機元素(金属など26項目)、炭素成分(2項目) 

 

  詳細な結果などについては、次のそれぞれの添付ファイルをご覧ください。

 

  結果の概要はこちらPDF 結果の概要 新しいウィンドウで(PDF:138.1キロバイト)

 

 

 

 

まとめ(概要)

 春季などに、PM2.5が高濃度になったときに熊本市において6時間毎の詳細な観測を実施しました。大陸から大気汚染物質や黄砂を含んだ大気が流れ込んできたと考えられる事例もあり、その影響を強く受けてさまざまな物質の濃度が上昇していることを精度よく捉えました。このときの特徴として、石炭を燃焼したときに発生しやすい汚染物質(硫酸塩や微量な金属(鉛、砒素、セレン、カドミウムなど))が含まれていました。
 春・夏季の高濃度時において指標となる無機元素(鉛やバナジウムなど)をそれぞれの事例で解析したところ、汚染物質の発生源が、春は主に大陸(石炭)由来、夏は主に地域・国内(石油(重油))由来と考察されました。この解析方法は、過去の観測結果でも同じ傾向になり、そのときの発生源の概ねの傾向を示すことができ、今後の観測での活用も期待されます。また、今回のような6時間という短い時間間隔の観測では、ピーク時の検体は高濃度になった特徴を強く持っており、発生源解析に有用でした。

 一方で、PM2.5については、まだ解明されていない点が多く、今後もさまざまな視点から継続的に調査・解析・考察を行っていきます。なお、PM2.5の各成分が健康にどの程度影響があるのかについてはまだ不明であり、こういった結果なども踏まえて国が各成分の環境基準などを今後定めていくことになると思われます。

 

 

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