釣耕園 ( ちょうこうえん )
釣耕園 ( ちょうこうえん )
石楠花の花が香る江戸時代の名庭園
江戸時代中ごろに造られた細川藩のお茶屋の一つで、3代藩主・綱利が紙屋川の上手に八橋を、下手に釣耕園を造った。重臣の続弾右衛門に与えられ、以来続家が守り続けている。 釣耕園の名は、6代藩主・重賢のころ米田松洞(細川藩中老職、漢詩人)がここに遊び、庭の風情を「耕雲釣月」と詠じたことに由来するという。 石楠花(しゃくなげ)が群生し、花をつける春季は見事な景観である。飛石を配した広い池を持つ庭は、江戸時代の雰囲気をそのまま残している。
現在は、だれも住んでいないが、続家の好意で、庭を見学することができる |
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