上川床の湧水 ( かみかわどこのゆうすい )
上川床の湧水 ( かみかわどこのゆうすい )
上川床の湧水
県道沿いの崖から湧水しているが、一見バームクーヘンのような地層が露出している。この地層は芳野層と呼ばれ、金峰火山の形成過程でカルデラ内に湖ができた時に、その底に堆積した地層で、植物化石が産出される。 この湧水地を地元の人は「よけ場」(休憩する場所)と呼んできた。夏は涼しく、格好の休憩場となった。 湧水地にはパイプが巡らされて、農業用水に利用されている。金峰山の成り立ちも間近に見ることができる貴重な湧水である。 |
|