一歩ずつ、一緒に。熊本市の未来へ。 熊本市北区長 野口恭子
新年度がスタートしました。4月1日には、平成に続く新元号が「令和」であると発表され、これまでになく新たな気持ちで年度初日を迎えることになりました。
そして、今年は、熊本地震から3年を迎えます。震災を経験した私たちは、周囲の方々との支えあいの大切さを学んだことを今も忘れてはいません。
昨年度、北区では『地域活動に関する意識調査』を実施しました。その中で、「あなたがお住いの地域で住民同士の信頼感や助け合いの意識を高めるためには、どのようなことがあれば効果的だと思いますか。」の問いに対し、全ての世代で8割以上が「普段から挨拶や声かけする」と答えています。
日々の暮らしの中で住民同士の絆を育むには、誰にでもできる小さな心がけが大事です。通学路を照らす防犯灯の維持管理、一人暮らしの高齢者の見守り、地域の伝統行事の継承等々、様々な地域コミュニティ活動は私たちの暮らしと共にあります。
思いやりとふれあいを感じることができる住みよい暮らしは、一人ひとりの小さな一歩から始まります。
そこで、地域に身近な区役所も、時代の変化を捉えながら、市民サービスのさらなる質の向上を目指すとともに、「市民力×地域力×行政力=∞(無限大)」と掲げる熊本市の区役所として、その存在意義をさらに高めていきたいと考えています。
北区の花「ひまわり」