歯とお口の健康づくり(むし歯ゼロにチャレンジしよう)
子どもの歯とお口の健康づくりは、食べる機能及び発語機能の発達という点から、豊かな食生活や楽しい会話の基礎となり重要です。むし歯ゼロにチャレンジして「8020」の達成を目指しましょう。
8020運動とは8020(はちまるにいまる)運動とは、「80歳になっても自分の歯を20本以上残そう」という運動です。20本の歯があれば、生涯自分の歯で何でも食べられ健やかで楽しく充実した生活を送ることができます。 むし歯ゼロは8020達成のための大きな一歩です! 80歳は平均寿命に、20本は何でも食べられる歯の数にちなんだものです。
歯の健康は心身の健康維持に役立ちます! 歯っぴー39チャレンジ
【歯っぴー39チャレンジ】 モリモリご飯を食べて元気な体をつくるには歯が大切ですが、熊本市の子どもたちにむし歯が多いことをご存知ですか? 熊本市のむし歯のない3歳児の割合は83.0%(令和2年度実績)で、政令指定都市ワースト1位です。少しでも、むし歯のある子どもを減らしたい。熊本市は、令和5年度までにむし歯のない3歳児を90%以上に増やすことを目標に「歯っぴー39(サンキュー)チャレンジ」と銘打ってむし歯予防に取り組んでいます。
マイナス1歳からのむし歯予防(妊娠期)★妊娠中に歯科健診を受けましょう! 妊娠中はつわりで食事のとり方が不規則になることに加え、唾液による自浄作用の低下やホルモンバランスの変化などにより、お口の中の環境が悪化し、むし歯や歯周病が進行しやすくなります。 お母さんに重度の歯周病があると早産しやすい傾向があることがわかっています。また、生まれたばかりの赤ちゃんの口の中にむし歯菌はいません。むし歯菌は赤ちゃんのお世話をする家族などの唾液からうつります。お母さんやまわりの家族がむし歯を放置しておくと、お口の中の細菌が多くなるため、お子さんもむし歯になる可能性が高くなります。生まれてくる赤ちゃんのためにも妊娠中に歯科健診を受け、早期治療を心がけましょう。 熊本市では、各区役所保健子ども課が実施する妊産婦健康相談日に「妊婦歯科健診」を実施しています。区役所で受診できなかった方には、市内の指定歯科医療機関で無料で歯科健診を受診することができる妊婦歯科健診受診票を交付しています。 各区役所保健子ども課の詳しい日程については、妊産婦健康相談をご参照ください。市内の指定歯科医療機関一覧については、妊婦歯科健康診査についてをご参照ください。歯科医療機関を受診するときは、必ず妊娠していることを告げて、親子健康手帳(母子健康手帳)に健診結果を記録してもらいましょう。 【関連リンク】 熊本市歯科医師会ホームページ「妊婦歯科健診」(外部リンク)をご参照ください。妊娠中の歯の治療について「よくある質問」が掲載されています。 はじめての歯みがき(乳児期)【歯が生える前】5~6か月 歯が生える前から、口のまわりや口の中を触る練習、触られる練習を始めましょう。湿らせたガーゼなどで歯ぐきや頬の内側をやさしく拭ってあげるのもよいでしょう。「汚れを取る」よりも「触る、触られることに慣れる」ことを目標にしましょう。最初は授乳時の抱っこの姿勢で行うと赤ちゃんも安心でしょう。歯が生える前から口の中を触る習慣をつけておくと、はじめての歯みがきがスムーズです。 【下の前歯が生えたら】7~8か月 歯が生えたら歯ブラシを準備しましょう。乳児用歯ブラシ(毛がやわらかくて持つ所が短い)がおすすめです。この頃の赤ちゃんは、握ったものを何でも口に入れて、なめたり、かんだりして遊びながら学習します。赤ちゃんに歯ブラシを持たせる場合は、危険のないよう膝に抱っこするなどして、必ず保護者が見守りましょう。唇や口の中を触られること、歯ブラシの毛の感覚に慣れることを目標にしましょう。機嫌がよいときは、保護者の膝の間に赤ちゃんの頭がくるように寝かせ、仕上げみがきの姿勢で口の中を見たり触ったりしましょう。 ※歯ブラシは1か月に1回は新しいものと交換しましょう。 【上の前歯が生えたら】9~11か月 上の前歯は下の前歯に比べてだ液に触れにくいため、むし歯になりやすいところです。上の前歯が生えたら本格的に仕上げみがきを始めましょう。 歯ブラシは、赤ちゃんが持つ乳児用歯ブラシと保護者が持つ仕上げみがき用歯ブラシの2本を準備しましょう。寝かせみがき(保護者の膝の間に赤ちゃんの頭がくるように寝かせてみがく)がおすすめです。1日1回、機嫌がよいときに練習しましょう。この頃の赤ちゃんは大人の真似をします。赤ちゃんが歯みがきに興味を持つよう「気持ちいいよ」「むしバイ菌が逃げていったよ」など保護者が楽しく歯をみがいて見せましょう。 親子健康手帳(母子健康手帳)の9~10か月頃のページに歯の生え始めを記録しましょう。 【動画で学ぶ仕上げみがきの方法】 YouTube熊本市公式チャンネルにて仕上げみがきの方法を紹介しています。こちら「仕上げみがきにトライ」(外部リンク)をご覧ください。 ★歯が生える時期は、生後3か月頃から1歳過ぎと個人差が大きいです。歯の生え方、形、色など気になることや心配なことがありましたら、歯科医師、歯科衛生士にご相談ください。南区保健子ども課では、お電話でのご相談を随時受け付けております。 満1歳のお誕生日を迎えたら(幼児期)満1歳のお誕生日を迎えたら、歯科健診を受けましょう! 満1歳のお誕生日を契機に、かかりつけ歯科医をもち、定期的に歯科健診を受けましょう。その際に、むし歯予防に効果的なフッ化物塗布を開始されるのがおススメです。受診の際は親子健康手帳(母子健康手帳)を持参して、満1歳のページに記録してもらいましょう。 【上下の前歯が生えそろったら】 就寝中はだ液が減り細菌が繁殖しやくなるため、寝る前の歯みがきが効果的です。しかし、機嫌が悪い場合は、夕食後や入浴前後など機嫌のよい時間帯に練習しましょう。 一日に一回は仕上げみがきをするように心がけてください。 むし歯予防のために むし歯予防には、お口の中のむし歯菌を増やさないこと、歯の質を強くすること、食生活に注意することなどのいくつかのポイントがあります。以下に主なものをあげましたので参考になさってください。 【むし歯予防のポイント】 (1)一日に一回は仕上げみがきを行いましょう (2)歯ブラシは本人みがき用と仕上げみがき用の2本用意しましょう (3)歯ブラシは1ヶ月に一度は交換しましょう (4)フッ化物入りの歯みがき剤を使用しましょう(ぶくぶくうがいができるようになるまではスプレータイプやジェルタイプを選びましょう) (5)イオン飲料(スポーツドリンク等)を水代わりに飲ませるのはやめましょう(普段の水分補給は水やお茶にしましょう) (6)赤ちゃんに大人がかみ砕いたものを与えたり食器を共有するのは避けましょう (7)だらだら食べはせず、お口の中に水やお茶以外のものが入らない時間を十分とりましょう (8)かかりつけ歯科医を決め、定期的に歯科健診やフッ化物塗布を受けましょう 歯みがき手順書を使ってみよう子どもの歯みがき習慣のお約束 (1)歯みがき時以外は歯ブラシを持たせない。 (2)本人みがきのときは目を離さない。 (3)歯ブラシはお子さんの手の届かないところに保管する。 (4)本人みがきのあとに仕上げみがきをする。 ※歯ブラシを口に入れたまま歩きまわるのは絶対にやめましょう。
次の歯みがき手順書を参考に親子で一緒に歯をみがきましょう。毎日の習慣として楽しく続けましょう。 この歯みがき手順書は切り取ってカードとしても使用できます。ぜひ、ご活用ください。 ★歯みがき手順書(幼児・低学年編) - 歯みがき手順書(幼児・低学年) (PDF:1.07メガバイト)
- 小学校低学年までは、保護者による仕上げみがきが必要です。また、中・高学年も永久歯への交換期であることから、保護者による点検みがき(歯みがきが不十分なところをみがく)をおすすめします。
★歯みがき手順書(学童編) - 歯みがき手順書(学童) (PDF:591.6キロバイト)
- ※「不正使用」、「複製模倣」、改変、販売、複製、CD-ROMへの収録などは禁止します。
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