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大西市長 |
道路などインフラの復旧は、ある程度の仮復旧を終え、これから本格復旧という段階です。また、本市中心街は賑わいを取り戻しつつあり、復興へと前に向かっている状況も感じられます。
しかし、今年3月31日時点で約1万世帯の方が仮設住宅に入居されていることを考えると、まだまだ道半ば。人々の生活の面では復旧していない部分が多く、復旧・復興状況には人それぞれ状況により違いがあると受け止めています。地震前の生活を取り戻すには、まだまだ時間を要すると考えています。
復旧を実感していない被災者には、“置いてけぼり感”を感じているという人もいます。また、復興へと進む中で「自分だけ“つらい”とは言いにくい」という声も聞きます。
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大西市長 |
それはあると思います。そういう人たちの声を私たちは吸い上げていかなければならない。それが、行政の仕事ですから。さらには行政が地域にもっと入り込み、さまざまな声をお伺いしながら支援につなげていくことが、これからの段階へ向けて重要な動きになると思います。
最後に皆さんへのメッセージをお願いします。
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大西市長 |
熊本地震を経験したことで、たくさんの人の支えで自分たちの生活が成り立っていることを改めて実感しました。私たちもほかの地域で災害が起こる度に、いろいろな支援を行ってきましたが、今回、そういう支援を受ける立場になり、初めて支援していただける気持ちというものを肌で感じ、勇気づけられています。
たくさんの人の気持ちが“交”わることで、被災地はさらに元気になっていきます。人と人とのつながりが、どれほど尊いことなのかを、今回の地震で再認識したところです。明るく元気に、これからも復興に向けて市民の皆さんと共に前向きに進んで行きます!