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平成30年8月27日 第3回定例会前市長記者会見

最終更新日:2018年9月25日
政策局 総合政策部 広報課TEL:096-328-2043096-328-2043 FAX:096-324-1713 メール kouhou@city.kumamoto.lg.jp

【市長報告:中学校教諭の逮捕について】

 

市長記者会見の様子

市長記者会見の様子

はじめに、ご報告とお詫びを申し上げます。

 

まず、中学校教諭の逮捕についてでございます。

今月21日、市立中学校の教諭が熊本県少年保護育成条例違反の疑いで逮捕されました。

逮捕された教諭は、現在、警察において取り調べがなされており、本市としましては、今後、事実を確認の上、厳正に対処してまいります。先日、酒気帯び運転により交通事故を起こした市立中学校の教諭を処分したばかりにもかかわらず、再びこのような事件が発生しましたことを市長として大変重く受け止めております。

市民の皆様に深くお詫びを申し上げます。

 

【市長報告:障がい者雇用率について】

次に、障がい者の雇用率についてでございます。

障がい者雇用率について、全国的に問題が指摘されている中、本市においても再度確認したところ、既に障害者手帳を返還するなど、手帳を所持していない職員を障がい者として計上していたことが判明したため、先週22日に改めて全庁的に再調査を行うよう指示いたしました。

再調査の結果については、まとまり次第速やかにご報告をさせていただきますが、本市といたしましては、改めて障がい者雇用の促進に全庁を挙げて取り組んでまいりたいと考えております。

 

【市長発表:第3回定例会提出議案について】

それでは、第3回定例会提出議案についてご説明させていただきます。

今定例会に提出する議案は、予算案件5件、決算案件6件、条例案件8件、その他の案件30件の合計49件を予定しております。また、報告案件について20件を予定しております。

今回の補正予算案は、熊本地震からの復旧関連経費や、「大阪府北部地震」及び「平成307月豪雨」に伴う被災自治体支援に係る経費のほか、ブロック塀への対応経費や、6月から7月にかけて発生した豪雨災害に係る災害復旧経費等、今後の業務推進上、速やかに対応する必要があるものを提出しております。

補正予算案の概要について申し上げますと、一般会計において14697万円の増額、特別会計において11,204万円の増額、企業会計において220万円の増額となり、全会計の合計では、補正額152,121万円、合計の補正後予算額は6,6194,540万円となりました。なお、主な内容については、既に配布している資料のとおりとなりますので、ここでは割愛させていただきます。

以上が提出議案についての説明となります。

 

【市長発表:第6回日仏自治体交流会議の開催について】

市長記者会見の様子

市長記者会見の様子

次に、109日(火)から11日(木)にかけて本市で開催する「第6回日仏自治体交流会議」の概要についてご説明します。

 この会議は、日仏双方の自治体の首長等が一堂に会し、行政課題や先進的な施策について発表・議論し学び合うことで、両国の地方自治体のさらなる発展に寄与することを目的に、2年に一度、日本とフランスで交互に開催されているものです。

今回の本市での開催は、1010日(水)から11日(木)の2日間にわたって全体会・分科会を行い、会議全体のテーマを「成熟社会における都市の魅力と価値の向上~人口規模や経済規模の増加に頼らない持続可能なまちづくりのビジョンと手法~」とし、「公共交通」「青少年の人材育成」「自治体間の連携」の3つの分科会において、事例発表や意見交換を行い議論を深め、最終日に熊本宣言として取りまとめることとしています。

参加者数については、現在のところ、日仏合わせてこれまでで最多の54の自治体等から164名が参加される見込みです。

今回の会議の開催は、熊本市が日仏自治体の中でリーダーシップを発揮し、国際社会に積極的に貢献していることを国内外にアピールするよい機会と捉えており、熊本地震からの復旧状況や復興へ向けた新しい熊本のまちづくりについて情報を発信し、本市の知名度向上とともに2019年の国際スポーツ大会等今後の誘客にも繋げてまいりたいと考えております。

さらには、市民の皆様にもフランスの魅力を知っていただき、日仏交流の促進を図るため、会議前後に「くまもとフレンチウィーク2018」と名付けて、民間の催事との連携・協力も含め様々な関連事業を行います。

本日は資料をお配りしておりますので、詳細についてご確認いただき、報道各社におかれましても、ぜひ積極的に取材をしていただけますようお願い申し上げます。

 


 

【市長報告:熊本市動植物園の動物たち(4種5頭)が帰ってきます】

  • 市長記者会見の様子

市長記者会見の様子

 次に、熊本市動植物園に関するお知らせです。

熊本地震に伴い、一時市外へ緊急避難を余儀なくされていた熊本市動植物園の動物たちが2年半ぶりにこの熊本に帰ってくることになりました。

現在、ライオン、アムールトラ、ユキヒョウ、ウンピョウの45頭の動物たちを、九州4ヵ所の動物園にお預かり頂いておりますが、酷暑に伴う動物の体調管理を最優先し、少し涼しくなる1022日から23日にかけて移送を行う運びとなりました。

これまでご支援いただいた日本動物園水族館協会をはじめ、避難中大切にお預かり頂いた、福岡県の福岡市動物園、到津の森公園、大牟田市動物園、大分県の九州自然動物公園の皆様へはあらためて厚く御礼を感謝申し上げます。

さらには、九州自然動物公園のご厚意により、この移送に合わせて、オスのライオンの「サン」に新たにお嫁さんの「クリア」を迎え、2頭での帰還となります。ご協力頂きました九州自然動物公園には、重ねて感謝申し上げます。

この動物たちの一般公開の時期につきましては、全面開園後を予定しており、復旧の目処が立ち次第、改めてお知らせをしたいと考えております。



 

【市長報告:「熊本市復興アドバイザー」中間報告について】

最後に、「熊本市復興アドバイザー」中間報告についてのお知らせです。

熊本地震から復旧・復興していくなかで、震災前の熊本市に戻すだけでなく、上質な生活都市を実現するため、有識者等から、長期的かつ大所高所からの意見を求めることを目的として、熊本市復興アドバイザーを設置、助言いただいているところです。

このたび、これまでいただいたご意見、助言を、先週23日(木)に開催した熊本市復興アドバイザー第8回会議の中で、中間報告としていただきました。

外からの視点やこれからの人口減少社会に対応するために必要な考え方など積極的に取り入れ、復興をさらに力強く推し進めていくとともに、『上質な生活都市』の実現につなげたいと考えております。

なお、詳細につきましてはお手元の配布資料にてご確認をお願いいたします。

 

私からは、以上でございます。

【質疑応答:動植物園への動物たちの帰還について―1】

市長記者会見の様子

市長記者会見の様子

【記者】動植物園の件で、メスライオンをお嫁さんとしてということですが、既にカップリングはされているんでしょうか。 

 

【事務局】大分の九州自然動物公園の中でお見合いというか、そういったことはされていると、それで相性が良いということで今回クリアを一緒に迎えるということになります。

 

【市長】もう既に「いい感じ」になっているということだと。

 

【記者】これは1022日から23日に一気に5頭が戻ってくる計画になんでしょうか。

 

【市長】現時点では22日にユキヒョウを大牟田市の動物園、ウンピョウを福岡市の動物園から熊本市へ迎え入れて、23日にライオンを九州自然動物公園と、それからアムールトラを到津の森動物公園から熊本市へ迎え入れる予定です。なお、動物の体調等により予定が変更になることもありますので、その点は細心の注意を図っていきたいと考えています。

 

【記者】ライオンのクリアは譲渡ということで、完全に譲っていただけるということですか。

 

【事務局】無償譲渡です。

 

【記者】一般公開に関しては全面開園後ということですか。

 

【市長】そうですね。今の部分開園の状態では皆さんにすぐ公開をすることは難しいと思いますけれども、それぞれの動物たちが熊本市の動植物園に久しぶりに帰ってきて、あるいは新しくカップルになって帰ってきて、そこで少し馴染んで、そして環境が変わらないように今いろいろな工事をやっておりますけれども、そういったところも十分に対応した上で、慎重に公開をしていきたいと思っております。

全面公開も出来るだけ早くと思っておりますが、まだ現時点ではいつ頃とは言えない状況です。配管工事でありますとかを、だいたい終わっているんですかね。

 

【事務局】配管工事は5月の連休明けから着工しまして、給水管工事、これ自体はだいたい目処はついたんですが、その後動物舎の復旧と最後に塗装がございますので、調整を今やっているところです。

 

【市長】これらがきちんと整いましてから復旧をし、皆さんに見ていただければと思いますので、しばらく待ち遠しい部分もありますけれども、お待ちいただければと思います。

 


【質疑応答:中学校教諭の逮捕等の不祥事への再発防止策について―1】

【記者】中学校の教諭の不祥事が続いていますけれども、今後どういった対応策をしていこうと思っていらっしゃいますでしょうか。

 

【市長】再発防止ということでは、とにかく教育現場で重大な事態が起きていることは、生徒たちへの動揺を最小限にするということと、当然関係する学校の先生や保護者の皆さん方非常に心配されると思いますので、そうした動揺がないようにすること。そして新学期になりますので、教育的な影響がでないように最大限の配慮をするように私からは教育長には話をしました。

それともう一つ、例えば、それぞれの教諭が飲酒など不適切な行為に及んだことが、特に児童・生徒たちを指導していく教師という立場という中で、緊張感も含めて自覚が足りていないということは言わざるを得ないわけです。勿論真面目にやっている教諭、先生たちはいると思っていますし、大多数がそうだと信じておりますが、こういう事例が起こるということは、例えば夏休みに入るとか気の緩みも含めて様々なことが考えられますので、私から教育長にお願いしましたのは、例えば校長会などできちんとした指導をしていくことは勿論のこと、若い先生を始めとした全ての先生方にきちんとしたメッセージが届くことを考えてほしいと話をさせていただきました。

こういう事態が立て続けに起こっている、そして県の教育長も記者会見を、非常事態を宣言するというような事態にまで至っているということは、学校の先生は特に子どもたちとの信頼関係が非常に重要なものですから、教育現場で今起こっていることを全体の問題として捉えるように、教育委員会でも徹底して学校現場の一人一人の先生たちに、もう一回きちんとした信頼を築いていただけるように、改めて啓発なり研修なりをしてほしいと教育委員会あるいは教育長にも話をさせていただいたところです。

【質疑応答:動植物園への動物たちの帰還について―2】

【記者】動植物園にクリアが来るということで、これまでキンシコウだったりとかキリンだったりとか動物の死が相次ぐ中のすごく希望のあるニュースだなと思うんですけれども、今後もしかしたら子宝に恵まれることもあると思いますが、そのあたりお気持ちとして、聞いてどう思われましたか。

 

【市長】非常に嬉しいニュースと言いますか、今回地震で被災をしてみて、動物たちも厳しい状況に追い込まれて、こうやって各地の動物園に預かっていただくということで緊急的な移送をしたということですけれども、動物園同士のネットワークが非常に重要なんだなということを改めて実感しました。動物園同士のいろいろなネットワークに支えられているんだということを我々は今まであまり気づかなかったんですね。私自身が認識をあまり持っていなかったので、熊本地震ということを経験して、そういう意味では非常にありがたいことだと思っていますし、カップリングも含めて、明るい、命が新たに育まれていくことに関しては、私たちの生きる希望に繋がっているんだなと思いましたので、今回非常に嬉しいニュースでした。

残念なことにキンシコウやキリンたちがこのところ立て続けに亡くなってしまい、我々も非常にショックでしたので、亡くなっていく命の尊さと同時に新しく迎え入れる命、そして今ある命を大切にしていこうという、動物も人間も同じ一つの大事な命として、私たちがそういったことを確認する大切な場所が動植物園だと思います。市民の皆様にも希望を与えるものだと思って、動植物園の復旧は園長を始めスタッフ全員で頑張ってくれていますので、ぜひ新しいライオンも、それから未来に向けての希望も含めて、全面開園の時には皆さんでお祝いをしていただければなと思います。

【質疑応答:中学校教諭の逮捕等の不祥事への再発防止策について―2】

市長記者会見の様子

市長記者会見の様子

【記者】先ほど教育長にお願いを市長からされたということに関連して、全ての先生にメッセージを届くようにしてほしいと求められたと思うんですが、教育長からは具体的にこうしたいという話があったのか教えてください。

 

【市長】具体的には、全ての先生たち数千人規模でいらっしゃいますので、直接教育長からメッセージを届けるということは難しいと思いますが、例えばエリアを分けて会っていくとか、研修をしていくとかも含めて検討してみますという話はありました。教育長もいろいろ今考えているのではと思いますが、とにかく現場の先生たちに緊張感を持っていただくと同時に、教育長からただ単に「こうことをしてはいけませんよ」というだけではなくて、前向きなメッセージも発してもらいたいと言いましたら、その点については理解をしているということでした。

遠藤教育長も就任以来いろいろな取り組みをやられておりますけれども、先日第一回目ですけれども、有志の方々、教職員や学校関係者と集まって「熊本の教育をよくする会」を開かれていましたので、直接先生たちの現場の悩みや対話をしていく、コミュニケーションを深めていくことがいろいろな不祥事を防ぐためには重要ではないかと私も教育長も認識をしています。まだ具体的にどうするということではありませんけれども、教育長でも今後考えて取り組みがなされていくものだと思っています。つい最近のことですので、まだ明確には今どうこうするということはないと思いますが、私からのメッセージは伝わっているということです。


【質疑応答:補正予算案のポイントと北口市議の動静への見解について】

【記者】まず1点目が補正予算に関して、今回ペット災害公営住宅など、復旧・復興が進んでいく流れの中でのことだと思いますが、改めて今回の補正予算のポイントを教えていただきたいです。

2点目は、北口議員の関係で、なかなか連絡が取れない中で、市の側としても連絡を取ろうとしている中で、こういった全国的にもないような状態に陥っているかと思うんですけれども、そういった状況をどう捉えているかを教えてください。

 

【市長】まずは、9月補正予算の概要は、特に熊本地震の関連分に関して言えば、仮設住宅に入居されている方々のうち、ペットの入居が可能な場所を整備していくという予算を今回上げさせていただくということと、あとは様々な複合的な課題を抱えておられる世帯、仮設住宅あるいはみなし仮設住宅暮らしが段々長くなっていく中で、福祉や法律に係る相談が重要だという方々がいらっしゃいます。そういう方々に対する相談を可能とするように、人の配置あるいは委託をする経費でありますとか、それから全体として熊本地震の住宅再建あるいは相談をすることに対する経費等を進めていくことと同時に、未来に向けては熊本市電の車両にWi-Fi機器を設置する経費も計上しているんですが、これは国内外の方から、観光もそうですし、災害時にいろいろな通信網があれば緊急情報を収集できますので、そういった面と観光面におけるブランド力向上ということで、復旧や復興と同時にそれが未来に繋がっていくようなものも一部ですけれども入れているというところが特徴です。

それから、他の地域での災害支援に対する経費を計上していますが、熊本地震も全国から6万人以上という多くの、職員の皆さんを派遣していただいて応援していただきましたので、そういった皆さん方に我々が災害を経験したことに対するいろいろなノウハウも含めて、支援できるようにと現在も派遣を続けておりますが、これに対しても経費をきちっと計上するということです。

もう一つは、学校や市有施設のブロック塀での対応、撤去を含めた対応の経費等々を計上しているということで、こういうことも出来るだけスピーディにやっていこうという、補正予算の内容になっています。

北口議員に関しての話でありますが、先ほど議会運営委員会でも全く連絡が取れないというような状態がずっと続いているとか、市からのいろいろな問い合わせの資料にも一切答えが返ってこない状態に対してどう思うかと問われたわけでありますけれども、連絡が取れる、対話ができるということが普通であり、私たち行政としても、不当要求を防いでいくために、事実を捉えてきちんと反省して再出発することが非常に重要な訳でありますので、その当事者たる北口議員にはきちんと我々の前に何らかの形で正々堂々と見解を表明されるなり、この不当要求に対してどう反省をし、市民に説明されるのかについては引き続き問うていきたいと思いますし、この問題が全国的にも話題にされるような状況の中で、執行部と議会との関係を適切にしていく上でも、熊本市が今地震からの復旧・復興という、議会や執行部、市民が一丸とならなければいけない時に、こういう問題で停滞をしているということ、この点についてきちんとしたけじめを付けられるべきだと思っていますし、この問題について堂々と会見を開かれるなり、市民の前で説明をされるということが早急にされるべきだと私は考えております。

【質疑応答:補正予算案に計上されているWi-Fi整備の経費について】

市長記者会見の様子

市長記者会見の様子


【記者】補正予算案の関係で、市電の全車両にWi-Fiを整備する経費が計上されているんですが、来年スポーツ大会等も開催される中で、今回の事業の意義と期待と考えられる効果をお願いします。

 

【市長】一つは、市電も乗客数が伸びていること、外国人の方の乗客も伸びていることがある程度データでも把握をしているところです。そういった中で全世界的にもWi-Fiが観光施設なりで整備されていることが観光であるとかいろいろな面で有利に働くということ、多くの外国人の方々も利活用されるということで、観光客の利便性向上、特に言葉の問題であったり、今動画を見ながら状況をチェックするとか、そして移動中に使われるケースが多いわけですよね。これは外国人や観光客の皆さんが使われるだけではなくて、一般に通勤や通学で使われる方々も、Wi-Fiがあれば便利にいろいろな情報を共有することが出来、非常に意義が大きいと思います。普段は、日常的には観光情報であるとか生活情報を受け取ってもらう基盤としてWi-Fiを使ってもらい、いざ災害が起きた時には、これが災害情報を提供するための貴重な通信インフラとして機能するもののひとつだということで、防災力の向上にも寄与すると考えているところです。

【質疑応答:行政不服審査法に基づく裁決に対する市議会の対応への見解について】

【記者】北口氏に関する話で、今回少し事態が長引いてしまっている要因として、行政不服審査法に基づく裁決が行われたことが一つあると思います。今回市議会が裁決見直しを申し入れたことは行政不服審査法上、おそらく規定のない手続きだと思うのですが、この市議会の対応について市長はどうお考えでしょうか。

 

【市長】法に基づく様々な申請なり審査ということで、これまで対応がなされてきた訳でありまして、熊本市議会が全会一致で出した結論に対して、それを不服として法に基づいて審査請求を北口議員側がされたことは、手続きとしては当然なされることだろうと思います。しかし裁決の結果については、市議会としては市議会議員という市民の代表の皆さんが揃った中で議決をしたという、その重さを問うて、そして北口議員のこれまでのいろいろな行動や言動ですとか、不当要求行為等々も含めたところで、議員の失職という極めて重い判断を熊本市議会としてもされたわけですので、その点について上級審査庁である熊本県に対しては、全体的な背景も踏まえて判断してほしいという気持ちが市議会に強くあるというのは当然であろうと思います。

一方で、上級審査庁である熊本県としては、法律的な部分のみ、しかもいわゆる兼業禁止の部分に対してのみの法律的な判断で裁決を下したということですので、それはそれで上級審査庁の考え方であろうかと思います。そういう意味では、考え方なり捉え方がそれぞれ違っていることでこういう事態になっているということはあろうかと思います。

今申し上げたように、今日議会運営委員会でもいろいろな議論があって、裁決結果に対して納得が出来ないという声に対しては、審査請求の手続きのみならず、いろいろな形で市議会の皆さんに対しても、先日副知事も来られて話をされたということでありますけれども、熊本県も、よく話をされることが必要なのかなと思って聞いておりました。

 

【記者】県が上級審査庁であるということで、熊本市と県で対立した構図が生まれてしまったと思うんですが、行政の権限としては県と同等のものを政令市は持っていると思います。上級庁が県であるという行政不服審査法の、法制度に関しては市長はどのようにお考えでしょうか。

 

【市長】行政不服審査法でも議論していくべきだと思いますけれども、法律上そうなっていることに関しては当然それに従うべきだろうと思っております。一方で、上級審査庁が県でどうかということに関しては、今この時点で私も何ともコメントのしようがないんですが、そうしたことが議論されることはあっていいと思っています。ただ、私も行政法をいろいろ学んで、行政不服審査法も含めた審査請求についていろいろと勉強させていただきましたけれども、こうした審査請求の手続きは複雑であって、時間がかかるということがありますので、こうした審査は法に基づいて慎重であるべきと思うと同時に、審査するにあたっては市民や県民、審査を注目する人たちに対して分かりやすくあるべきだろうと思っております。ただ、法律論としては簡単に処分庁がどうこうということは、今一朝一夕に変わるということではないのかなと思っています。

【質疑応答:市立小中学校のブロック塀撤去の進捗状況について】

【記者】ブロック塀のことで議会運営委員会で少し出ていたんですが、夏休み前まで、子どもさんたちの学校が始まる前までの対応がどれくらい進んでいたのか、それとそのスピード感について市長ご自身今どんなふうに感じられていらっしゃいますか。

 

【市長】ブロック塀の撤去については、7月頭に大阪北部地震が発生し、高槻市で残念な痛ましい事故が起こってしまったということがあり、そういう中で私はすぐ調査も含めて急ぐよう、夏休み中に全ての学校のブロック塀を撤去するようにと教育長にも話をし、関係部局、市長部局にも指示をさせていただいたんですが、先の記者会見でもちょっと申し上げたんですけれども、全てのブロック塀を壊してしまうだけならひょっとしたら出来たかもしれないんですが、セキュリティ上の問題があり、フェンスを同時に設計するとかいったことが必要となります。そういう意味では対象は50校以上ありますけれども、8月末までに道路側のブロック塀、19校のうち準備が整った15校、それから民有地側等のブロック塀、要は道路側に面していないブロック塀の問題があった32校のうち11校、併せて26校で工事に着手するということですので、それ自体は全国的に見ても早く取り組みがなされているのではないかなと私自身は考えております。

もう一つは、危険性を認識していることが子どもたちの安全にとって、まず重要だということです。当然物理的に撤去したりフェンスを作ったりで新たな対応を急ぐことが必要ですけれども、危険性を認識する、確認するという意味では、今回熊本市では全ての町内の通学路のブロック塀等に関して、2.2m以上の高さのものであったり、ひびが入っていたり、危険のようだというものを全て地域の皆さんの手で確認できた事例は、全国の自治体でも少ないと思います。政令指定都市くらいの大きさの自治体ではなかなかないと思いますので、そういう意味では今調査によってかなり把握でき、次のステップの専門家による調査が今回出来るということで予算も計上しているということでありますので、こういう命にかかわるものというのは、我々熊本地震を経験した人間からすると、一刻も早く調査し着手し、着手できない場合も危険を回避するような手立てをする、これが極めて重要だと思っています。

【質疑応答:市長選への態度表明について―1】

市長記者会見の様子

市長記者会見の様子

【記者】来週から定例会が始まりますけれども、11月の市長選前、最後の定例会になるわけですけれども、市長の進退、挙手については多くの市民が注目されていると思うんですが、議会中の態度表明はあるのでしょうか。現時点でどのように総括しているのかを教えてください。

 

【市長】現時点で私自身のマニフェストの総括をしている最中でございます。私がマニフェストに掲げた130項目のうち達成できているものは一定程度確認をしておりますし、また今後それがどういう風に課題を残しているのかも整理をしているところです。

こうしたものを踏まえて今後市政運営をどういう課題があるのかということも含めて、私が熊本市政に対してどういう態度で臨むのかに対しては、9月、任期最後の議会が迫っている状況でもありますので、適切な時期に判断を示したい、表明させていただきたいと思っております。先日、一部の方の取材の中で、後援会の方と暑気払いをしている時に取材に来られましたが、当然関心事としてはあると思いますが、私自身は今申し上げた通り、今掲げております予算、これまで4年間の総括、そして熊本地震から復旧している状況がどうかも含めて、これから私が何をなすべきかということを考えている最終段階であると考えていただければと思います。

 

【記者】最終時期ということなんですけれども、次の4年間は、国際大会もありますし、復旧・復興も勿論ありますし、再開発事業の完成もありますし、熊本市にとっても市民にとっても重要な4年間だと思うんですよね。例えば、この間の県議選の補選とかは投票率が低いことが問題になりましたし、そのひとつの要因として政策論争が盛り上がらなかったというのがあったと思うんですが、そういう意味でも出来るだけ早い態度表明というのが、政策論争の活発化に繋がっていくのかなと思うんですが、その最終というのは、9月とか、時期的に具体的にどの辺を指していらっしゃるんでしょうか。

 

【市長】時期はまだはっきり申し上げられませんけれども、近いうちだと考えております。政策論争ということで言えば、議会という場が一番の政策論争の場でもありますので、ここできちんと市民の皆さんに議論していくことが重要だと思っております。

そして、私自身がこれまで実行してきたことや、熊本地震からの復旧・復興を市民の皆さんがどのように受け止めておられるのかも併せて問うていくことが必要になるのかなと思っております。私も「ドンドン語ろう」であるとか、いろいろな市民の皆さんとの直接対話ということもさせていただいておりまして、その中でもお叱りもある一方で評価をしていただいている部分もございますので、そうしたことも総合的に勘案して判断したいと思っております。


【質疑応答:市長選への態度表明について―2】

【記者】今お話にあった市長選の件なんですけれども、先日後援会で話された時に「そう遠くない日には伝える」と言われていますので、表明するのは来月としても、次の4年もという意志は固められているということでよろしいですか。

 

【市長】それも含めて表明の時にきちんと言うべきだろうと思っておりますので、然るべき場所で然るべき時にきちっと表明したいと思っております。

 

【記者】表明と別にして、次の4年は見据えられているということですよね。

 

【市長】これは誰が担うにしても次の4年間を見据えながら、現職としては頑張っていくということでありますので、私のところで全て任期中に何もかもが決まるということではなくて継続するものがありますので、そういったものも含めて考えているということです。期待された答えではないと思いますけれども、今そういう状況だということです。ただ私自身も毎日が激務の中で、自分の政策が今までどういう風に市民の皆さんのためになったのか、それがきちんと約束通り実行できてきたのかを総括するというのはなかなか容易なことではないので、そういったところでも少し時間をいただいているということはご理解いただければと思っております。

 

【記者】適切な時期に議会で表明するとは言えないんですか。

 

【市長】それも含めて検討していくということで宜しくお願いします。

【質疑応答:熊本市における障がい者雇用の水増し問題の調査について】

【記者】今、中央省庁と地方自治体で障がい者雇用の水増し問題がかなり広がっています。熊本市は当初問題なしと回答されていたんですけれども、それ以後障がい者手帳を持たない方もカウントされている事実が明かされました。先ほど教師による不祥事もあったんですが、まさに行政が決めたルールで企業にもそのルールを従ってもらっている中で、ある意味行政の信頼性を問われる問題だと思うんですけれども、事務処理ミスなのかもしれませんが、この実態について今月中に一応調査すると言っているんですけれども、市長としての見解をお願いします。

 

【市長】私がこのニュースを最初に報道で知りまして、熊本市は大丈夫かと思っておりましたら、すぐ同じように取材をなさったり、問い合わせをされているということで、私たち熊本市では問題がないと私にも報告が上がっておりましたのでそう思っておりました。ただ、幾つもの省庁それから自治体に広がっていく中で、さまざまなガイドラインの取り扱いも含めてですけれども、本当に大丈夫かということで、多野副市長にもう一回、念には念を入れて確認をしてということで指示し確認をしましたところ、手帳を所持していない職員がいる、あるいは既に障がい者手帳を返還しているということがあったということが判明したため、これは全部しようということで今確認をしているということです。こうした問題についても当然障がい者の雇用を促進するという、私たち行政の立場として、国の法律に基づいた法定の雇用率というものがある中で、それをきちんと私たちが進めていこうという中では、仮に手続きのいろいろな状況があったとしても、信頼性を揺るがす問題に繋がりかねないと思いましたので、念には念を入れて調査をさせているということです。

一方で、ガイドラインに関して言えば、特に「プライバシーに配慮した障害者の把握・確認ガイドライン」が厚生労働省の方から出ておりまして、利用目的等を明示した上で本人同意を得て、障がいに関する情報を取得することが求められていますので、情報の取り扱いにも十分留意をする必要があると思っております。ですから再調査して、その結果をきちっと皆さんに改めてどういう経緯でそうことだったのかをお示しすることが必要だと思います。

それから、各省庁の水増しも含めた全国的に障がい者の雇用促進をする立場を揺るがす状況になっていることに関しては、非常に遺憾だと思っております。私自身は障がい者団体の顧問等々も県議時代からずっとさせていただいており、特に障がい者の皆さんの自立を促すために雇用を促進していくことは非常に重要なことだと思っておりますので、そうした政策をこの機に、単に法定雇用率を達成した、しない、あるいは水増しをする、しないという問題に終わらせないで、本当の意味で障がい者の皆さんが働きやすい環境とはどういうことなのか、あるいはこれは公務員だけではなく日本の社会全体の問題としてこの問題を捉えて、障がいがあってもなくても働きやすい環境というものを作っていくということ、そして障がいをお持ちの方就職するハードルが高いという現状があるわけですから、私たちはこの機会に各地でこうした問題を真剣に考えて、どういう対策、どういう政策を行っていけば、障がい者の雇用促進出来るのかについては真剣に向き合うきっかけにしなければならないと思っております。

【質疑応答:補正予算案に計上されているペット飼育可能な災害公営住宅の土地取得について】

【記者】補正予算案の関係で、ペット飼育可能の災害公営住宅の土地の取得なんですけれども、災害公営住宅を整備する各自治体でも対応が分かれているみたいなんですが、市長が「可」という方に向けて動くというか、判断された、一番後押ししたものというものは何だったんでしょうか。

 

【市長】一番後押ししたのは、直接仮設住宅を訪問しペットを持つ被災者の方々と、私も含め副市長や局長級の幹部職員が対応する中で、具体的な課題として出てきたということ、そしてそれを全庁的に捉えながら、なんとか解決策はないのかということで見い出していったということが大きかったと思います。

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