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令和2年(2020年)2月22日 新型コロナウイルス感染症患者発生に伴う市長記者会見

最終更新日:2020年2月22日
政策局 秘書部 広報課TEL:096-328-2043096-328-2043 FAX:096-324-1713 メール kouhou@city.kumamoto.lg.jp
 

市長発表

それでは、ただ今から緊急の記者会見を始めさせていただきます。


まず市民の皆様にお知らせいたします。この度、熊本市内で初めて、新型コロナウイルス感染症の患者が確認をされました。
2月21日(金)、熊本市内の医療機関から、熊本市保健所へ情報提供があり、熊本市環境総合センターが遺伝子検査を実施し、同日に新型コロナウイルス陽性であることが判明しました。
この方は年齢が20歳代の熊本市内在住の日本人の女性です。
現在入院中で、発熱それから肺炎等の症状があるということでありますが、重症ではないということであります。また、職業は看護師でありまして、お勤めの医療機関名は、熊本市内にあります「熊本託麻台リハビリテーション病院」、こちらにお勤めの看護師の方です。それから、この1か月の海外の渡航歴はないということです。
この方は、2月17日から咳症状が現れたため、翌18日に医療機関を最初に受診。その翌日以降も発熱が続くため20日に別の医療機関を受診し、この医療機関から保健所に連絡がなされました。その上で、21日に熊本市環境総合センターで検査を実施し、陽性反応が確認されたものです。
また、同居のご家族がお2人いらっしゃいます。お父様とお母様であります。このお2人は濃厚接触者ということで、感染の有無を確認するため検査を行いました。その結果、お母様は陰性、お父様が陽性という反応が出ましたので、現在、国に最終確認をしているところです。こちらについては、結果が判明次第、事務方からご報告させていただきます。
市民の皆様におかれましては、大変ご不安な状況かと存じますが、手洗い、咳エチケット、うがいといった日常的な感染予防策に徹底して取り組んでいただき、できる限り不要不急の外出は控えていただければと考えております。
また、新型コロナウイルスに関するご相談は、熊本市の「帰国者・接触者相談センター(096-372-0705)」までご相談くださいますようお願い申し上げます。本日22日から24時間体制でご相談をお受けできる体制を構築しておりますので、こちらにご連絡いただきたいと思っております。
また、感染拡大防止の観点から、本市が主催する行事については当面の間、原則 延期または中止とすることとし、市民の皆様に既にお知らせしたところです。
また、関係する民間団体や企業の皆様については、開催の再検討を要請することとしております。
行事等を楽しみにしておられた方には大変残念なことだと思いますが、皆様の安全・安心を第一に 確保するため、何卒ご理解いただきますようよろしくお願い申し上げます。


今後とも、適宜、情報についてはお知らせさせていただきますので、報道機関におかれましては、市民の皆様への正しい情報提供にご協力いただきますよう、よろしくお願い申し上げます。


今後とも国、県をはじめ関係機関と緊密な連携を図りながら、感染の拡大防止に全力で取り組んでまいりますとともに、市民の皆様への迅速かつ正確な情報提供を行い、感染拡大を防いでまいりますので、どうぞよろしくお願いいたします。

私からは以上です。

 

 

質疑応答


【記者】看護師と言うことで、横浜港に着港したダイヤモンド・プリンセスの乗船歴、DMATでないかどうかということを知りたいのと、先週行われました熊本城マラソンで走ったかどうか、お父様が陽性反応だったということで、症状があるかどうかを教えてください。

 

【市長】横浜のクルーズ船への対応を、この方がなさっているということは確認をしておりません。それから、熊本城マラソンについては、ランナーとしても走っておられませんし、ボランティアにも登録されておりません。また、お父様については、現在38度の熱、鼻水ということです。それ以上の状況は今まだ把握ができていないということでありますが、この20代の女性の方、お父様お母様いずれも入院はされているということでございます。

 

【記者】濃厚接触者として、職場の医療機関で調査をしているとのことですが、だいたい何人ぐらいでしょうか。

 

【市長】これから病院で対応なさると聞いておりますが、私の方としては、病院名も明らかにされておりますので、適宜病院と連携をとりながら濃厚接触者の有無、院内感染等の有無も含めて確認をさせていただきたいと思います。できるだけ検査体制を充実して、多くの皆さんの検査ができるような体制を構築したいと考えておりますので、この後本部会議を開きまして、そこで指示をしたいと考えております。

 

【記者】お父様とお母様の年齢と職業を教えてください。

 

【市長】分かっている範囲で、お父様は50代、職業は分かっておりません。お母様については今のところ無症状ということであります。お母様は陰性ですが、年齢は不明です。

 

【記者】所属されている病院の正式名称を教えてください。

 

【市長】熊本託麻台リハビリテーション病院というふうに確認をしております。熊本託麻台リハビリテーション病院で間違いございません。

 

【記者】感染ルートはまだわかっていないのでしょうか。

 

【市長】はい、わかっておりません。

 

【記者】先ほどのダイヤモンド・プリンセスの件なのですが、実際に乗っていないということでよろしいのでしょうか。

 

【市長】ダイヤモンド・プリンセスには、接点はないと聞いております。もう一回それは確認をさせていただきたいと思いますが、現在のところそれはないということでございます。

 

【記者】医療機関ABC、3つ受診していますが、いずれも熊本市内かということと、この方が普段通勤は公共交通機関を利用しているかどうか、分かれば教えてください。

 

【市長】医療機関ABCについては熊本市内ということです。通勤については確認ができておりません、調査中です。

 

【記者】2月17日以降職場に行かれたり、働かれたりしたというのはあるんでしょうか。

 

【市長】17日以降は、職場には行かれていないということです。

 

【記者】女性は熊本市何区に在住ですか。

 

【市長】熊本市何区までは、現在確認中です。

 

【記者】日ごとに発熱の症状が現れたということですが、時系列ごとにだいたい何度ぐらいの熱が出ていたのですか。

 

【市長】今時系列には分かりませんが、現在の熱は38度6分ということで確認をしております。

 

【記者】現在の症状は発熱、肺炎ということでよろしいでしょうか。

 

【市長】発熱、肺炎の症状があるけれども重症ではなく、本人は話ができる状態であり、バイタルは安定をしているということです。

 

【記者】食事もとれるような状況でしょうか。

 

【市長】食事は確認しておりませんが、安定していると聞いております。

 

【記者】日本人の女性で間違いないですか。

 

【市長】はい、そうです。

 

【記者】これまでに感染者が出ている自治体に行った形跡とかはありますか。

 

【市長】感染者が出ている自治体に行ったかどうかについても今調査中です。いずれにしても、17日より以前の行動についてはすべて疫学調査を行っている状況だということです。わかり次第、判明していることについてはお知らせをしていくということです。

 

【記者】市中感染かどうかということも含めて確認中ということでよろしいですか。

 

【市長】そうです。

 

【記者】お父様の症状はいつ頃から出ていたか、確認されていますか。

 

【市長】21日の昼頃からです。ちょうど12時間ぐらい前でしょうか。

 

【記者】現在女性とご両親は入院されているということでしょうか。

 

【市長】そうです。

 

【記者】入院先の医療機関は熊本市内でしょうか。

 

【市長】県内の医療機関ということになります。

 

【記者】お父様は確認中ということでしたが、現時点の感染者は1人ということでよろしいでしょうか。

 

【市長】現時点での感染者はお1人です。そして、お父様も陽性という反応が出ていますので、我々の認識としては実質的には2名と思っておりますが、国の最終確認を待たねばなりませんので、それが確認でき次第ということで、現時点、この記者発表の時点では1名ということにさせていただきたいと思います。国との確認が取れ、この陽性が間違いないということになりましたら、もう一度皆さんに発表させていただきますので、2名になる可能性も極めて高いと考えております。

 

【記者】陽性というのは、県内の医療機関で検査をした結果、陽性ということでしょうか。

 

【市長】県内の医療機関ということではなくで、熊本市の環境総合センターにおいて検体を市内の病院で採取をして、その検体を運んで熊本市の環境総合センターで、リアルタイムPCR検査を行ったということでございます。それで陽性反応が出たということです。

 

【記者】勤務先医療機関の名前の公表にまで踏みこんだ理由というのはどういうことでしょうか。

 

【市長】これは、感染が拡大する恐れ、濃厚接触者がどれくらいいらっしゃるかというのを正確に掴むためには、看護師さんということであれば、患者さんやそういった方々に大きな影響を及ぼしてしまいますので、これはご本人の承諾、医療機関の承諾を得て、早い段階で発表をさせていただくということです。
ですから、例えばその病院にかかって、何か自分の体調が悪い、あるいはちょっと症状が心配であるという方は、保健所なり近くの外来に受診をしていただくとか、そういったことを早くするために、こういった措置に踏み切っているということでございます。

 

【記者】今現在で、家族以外の濃厚接触者が何人くらいいるのでしょうか。

 

【市長】それはわかりません。勤務状態等については病院で今確認をされています。ですので、その状況がはっきり判明次第、病院の方からもアナウンスがあるというふうに考えております。

 

【記者】お父様もしくはお母様に海外渡航歴はあるのですか。

 

【市長】今のところ確認ができておりません。

 

【記者】女性が最後に出勤した日というのはわかっているのですか。

 

【市長】2月14日に出勤をしたのが最後ということです。17日に咳症状が出現をしたということです。

 

【記者】父親の(陽性についての)国への確認ですが、だいたいいつぐらいを目途にわかるのでしょうか。

 

【市長】おそらくこの1時間とか、そのぐらいでわかるのではないかと思います。

 

【記者】朝までにはわかりますか。

 

【市長】朝までにはわかります。

 

【記者】女性の過去の行動はどれくらいまで遡るのでしょうか。

 

【市長】それは、できる限り調査をさせていただくということになります。特に、病院に勤務なさっていますので、勤務状況がどうだったかということについては、十分確認をする必要があろうかと思っております。

 

【記者】ウイルスの潜伏期間とされている、発症前2週間程度にとらわれず、ということでしょうか。

 

【市長】できるだけ安全性を見るということが重要ではないかと思っておりますので、これはある程度定めがある部分はあるかもしれませんけれども、できる限りその辺を追っていくということ。そして、濃厚接触と疑われるような方がいらっしゃれば、できるだけ受診をしていただく、あるいは検査をさせていただく、そういったことが今後感染を拡大させない、そういうところに繋がっていくと考えております。

 

【記者】これまで熊本市の環境総合センターで検体をいくつ検査されたのでしょうか。

 

【市長】これまでは14検体です。

 

【記者】20代女性を含んで14検体でしょうか。

 

【市長】20代女性を含んで14検体です。お父様も含んで14検体ですので、12検体が陰性です。

 

【記者】12検体は医療機関の人達も含んでいますか。

 

【市長】いえ、そうではありません。

 

【記者】14検体で陽性が2つということですか。

 

【市長】2つといいますか、1つプラスもう1つが確認中ということです。

 

【記者】父親が陽性と確認できた場合は、改めて会見を開くのでしょうか。

 

【市長】会見というよりは、事務方からそのままお知らせをさせていただこうと思います。すでに、国に確認する段階まできておりますので、国の確認がとれたら陽性ということですので、まだ確定はしていませんが、陽性ということが分かった状態で今お知らせをさせていただいているところです。

 

【記者】看護師というのは、外来で働いているのでしょうか。それとも入院病棟でしょうか。

 

【市長】そこまではまだ確認ができておりません。これはまた、病院のほうからアナウンスがあるかと思いますが、我々も確認ができ次第、またお知らせをしたいと思っております。

 

【記者】ご本人の女性やご両親に重症化するような基礎疾患があるというような情報はあるのでしょうか。

 

【市長】今のところ入っておりません。お母様の方は無症状でありますし、陰性ということですので問題ないかと思います。お父様の方は、38度の熱・鼻水、肺炎は不明ということでありますが、酸素の投与もなく、バイタルは安定しているということでありますので、特段大きな疾患があるとは考えておりません。50代の男性ということであります。

  

【記者】さきほどの14検体というのは、14人分ということでしょうか。1人から2検体ということはないのでしょうか。

 

【市長】それも含めて14人分ということです。ですから、粘膜と痰を確認する場合は、これは2つになります。そういったケースはあるということですけれども、それは1人を1件にしているということです。

  

【記者】県内で何検体を検査したかというのはこちらで把握しているのでしょうか。

 

【市長】私の方では、熊本市の環境総合センターで確認している分しかございません。

 

【事務局】県は11検体です。

 

【記者】それはいつ現在の話ですか。

 

【市長】私は把握していないので、あとで事務方から説明をさせていただきたいと思います。それも県からこちらに情報提供があっての発表かと思いますが、これは県に確認していただいた方がよろしいのではないかと思います。

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