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平成30年7月10日 定例市長記者会見

最終更新日:2018年7月18日
政策局 秘書部 広報課TEL:096-328-2043096-328-2043 FAX:096-324-1713 メール kouhou@city.kumamoto.lg.jp

【市長発表:「平成30年7月豪雨」に伴う被災地への支援について】

 

市長記者会見の様子

市長記者会見の様子

今回発生しました「平成307月豪雨」につきまして、亡くなられた方々に対し、謹んでお悔やみ申し上げますとともに、被災された皆様に心からお見舞い申し上げます。いまだに行方不明となられている方々についても、一刻も早い救出を心から願っています。

まず、今回の豪雨災害における本市の対応状況についてご報告いたします。

今回の西日本各地での大雨被害を受け、本市では、熊本市受援計画に基づき77日の午後に政策局長を本部長とする「熊本市応援本部」を設置しました。

現在、総務省からの職員派遣要請を受け、「総務省災害マネジメント総括支援員制度」に基づき、岡山県倉敷市へ78日から12日までの日程で職員2名を派遣しております。また、指定都市市長会行動計画に基づき、広島県庁へ78日から11日までリエゾン隊として職員3名を派遣しています。

また、9日に総務省、全国知事会、指定都市市長会等により広島県庁で開催された派遣調整会議で、愛媛県西予市からの応援要請を指定都市市長会で受けることになったため、昨日、本市からリエゾン隊として職員4名を派遣しました。

上下水道部門からは、日本水道協会九州支部長からの要請を受け、応急給水活動として79日から15日までの間、広島県呉市に上下水道局職員6名とパトロール車1台、給水車2台の計3台を派遣しましたが、昨日、追加の派遣要請がありましたので、本日から715日まで職員2名と給水車1台を追加で派遣します。

健康福祉部門からは、厚生労働省から2件の要請があり、一つは「保健師等の派遣要請」に応える形で、現時点では712日から83日までの予定で保健師2名、医療技術職1名、事務職1名の2チーム、計8名を1週間の4クールで延べ32名を派遣する体制を整えております。派遣先については、現在、広島県で調整中です。

また2つ目は、大規模災害時の保健医療活動を支援するための「災害時健康危機管理支援チーム(DHEAT(ディーヒート))の派遣要請」に応える形で準備しておりましたが、他の自治体で応援体制の目途がたったとのことで、結果、正式な要請とはなっておりません。今後、他の自治体からの依頼が出てくることも予想されますので、国の調整結果を待って、正式に派遣をしたいと考えております。

物的支援としましては、全国市長会を通じ岡山県総社市からブルーシート500枚の支援要請がありましたので、協定企業から直接、総社市に送っています。

その他の支援としましては、被災者への公営住宅の提供について、入居の希望があった場合に備え、準備を進めているところです。

今回の記録的な豪雨については、被害が広域かつ甚大であったため、本日まで全体の被害状況が掴めていませんが、「平成24年九州北部豪雨」や「平成28年熊本地震」を経験した本市としましては、その復旧・復興へのノウハウ・経験を生かし、被災された方々の生活再建のため、できる限りの人的・物的支援をすすめてまいります。

【市長発表:「大阪北部を震源とする地震」の支援状況について】

「大阪北部を震源とする地震」に係るその後の支援状況についてご報告します。大阪府高槻市へ621日から23日まで先遣隊を派遣しましたが、その後の要請により627日から716日の予定で、家屋被害調査応援のため、一週間交代で職員3名の3チーム、計9名を派遣しています。

さらに、72日から5日まで建築及び瓦礫全般に関するトータルコーディネイトとして職員4名を派遣しました。その後の要請により79日から13日まで学校施設を含む公共施設の安全確認業務のため職員4名を派遣しています。

物的支援としましては、大阪府茨木市へ協定企業を通じブルーシート1000枚を支援しています。

なお、詳細については、配布資料にてご確認をお願いします。


 

 

 

【市長発表:動植物園の観覧エリア拡大について】

市長記者会見の様子

市長記者会見の様子

それでは、熊本市動植物園の観覧エリアの拡大について発表いたします。

熊本市動植物園では、今年1月から、人気のあるホッキョクグマやカバなどの動物の観覧エリアをご覧いただけるようになりましたが、残るエリアについても、公開に向けた準備を進めてきました結果、721日(土曜日)から観覧エリアをさらに拡大できる運びとなりました。

観覧が可能となりますのは、人気のチンパンジー愛ランドをはじめ、ハ虫類館、パプアニューギニア館でございます。これらは、約23ヵ月ぶりということで、発災依頼初めての一般公開となります。

また、同日始まります「夏の夜間開園」については、今年は熊本地震前と同様に、夏休み期間中の721日から91日までの毎週土曜日に開催し、811日と91日には、園内で花火の打上げを復活する予定としております。

なお、先月22日と27日に、長らく皆様から愛されてまいりましたキンシコウのシンシンとパオパオが、相次いで亡くなるという大変残念な出来事がありました。その一方で、先月28日には、クロサイの「ミミカ」が和歌山県のアドベンチャーワールドから無事に来園し、今月7日から一般公開を始めたところでございます。

夏休み期間中にたくさんの楽しい思い出を作っていただけるよう、最大限のおもてなしでお迎えしたいと考えていますので、多くの皆様のご来園を心よりお待ちしております。

【市長発表:被災者向け公営住宅の提供について】

次に、被災者への公営住宅の提供についてお知らせします。

熊本地震被災者向けの公営住宅の申込みにつきましては、昨年123日から29日までの一次募集と、14日から6月末までの二次募集で合わせて約1,640世帯の申し込みがあり、6月末時点で約830世帯のマッチングが終了したところです。

今後は、災害公営住宅の完成時期である2019(平成31)年3月末、そして中央区の追加整備分は来年の12月末頃ですけれども、今後恒久的な住まいの提供が出来るように着実に進めてまいります。

なお、災害公営住宅の募集については6月末をもって終了いたしましたが、住まいの再建を進めていく中で、やむを得ない事情で公営住宅への入居を希望される世帯がこれから増えることも考えられます。

そのような世帯につきましては、個々の事情をお伺いしながら、本年12月末まで既存の公営住宅へのマッチングによる支援を行なっていくことで、最終的に全ての被災者の方々が、入居の目途が立つよう取り組んでまいります。

 

【市長発表:女子ハンドボール世界選手権大会のボランティア募集について】

 

市長記者会見の様子

市長記者会見の様子

最後に、76日の熊本県知事記者会見でも発表されておりましたが、718日から、女子ハンドボール世界選手権大会のボランティアの募集を行います。募集期間は、718日から1120日までです。

 

今回の募集にあたっては、ボランティアのチームの名前を「KUMAMOTO COLORS」と名づけ、そのチーム名の下で一体感を持って、それぞれの個性や特技を生かして、大会を笑顔で華やかに彩る活動が展開できるよう、準備を整えていく予定です。

私自身も、昨年視察したドイツでの大会で、幅広い年齢層の方々が、ボランティアとして大会の雰囲気づくりから運営まで、大活躍されている様子を目の当たりにし、ボランティアの果たす役割の大きさとその重要性を肌身で感じてきました。なにより、皆さんが大変楽しそうに参加されていたことが印象的でした。

来年の女子ハンドボール世界選手権大会は、熊本県下3市、5会場で開催されますが、本市は、その中でも一番多い3会場で試合が開かれることから、より多くのボランティアが必要となってきます。

熊本ならではのおもてなしで、この世界規模の大会を一緒に盛り上げたいと考えておりますので、是非、皆様の積極的な参加をお待ちしております。

 

私からは以上です。

PDF 【フリップ2】女子レスリング強化合宿 新しいウィンドウで(PDF:328.7キロバイト)


 

【質疑応答:動植物園の全面開園への見通しについて―1】

市長記者会見の様子

市長記者会見の様子

【記者】動植物園の部分開園の件で、もともとは4月に全面開園を目指していて、施工業者の関係で延びていると思うんですが、今回部分開園でエリアが広がって、今後の全面開園のスケジュールは明らかになっているのでしょうか。

 

【市長】まだ全面開園のスケジュールは、現時点で目途が立っておりません。復旧工事を今進めておりますが、給水管の復旧を行っておりまして、その進捗状況に応じて慎重に見極める必要があります。明確な時期の発表は現時点では難しい状況です。

 

【記者】今後の全面開園はスケジュールが分からないので、せめて今回部分開園のエリアを広げることで、なるべく市民に見える範囲を広げたいということでしょうか。

【市長】そうですね、多くの方々から早期に開園をしてほしいというご希望はたくさんいただいております。一方で、災害復旧の工事が、特に地盤も非常に傷んでおりまして、この復旧には、いろいろな給水管の状況であったり、園路の下に埋設されていたいろいろな埋設物、電線管や排水管だとかがいろいろと支障があって、全体のスケジュールがまだ見えない状況です。そういう意味では今ご質問いただいた通り、復旧できて市民の皆さんが安全に観ていただける部分に関しては少しでも拡大をしていこうということでございます。

 

【記者】今までは全有料エリアの6割が開園エリアだったのが、今回の拡大によって幾つぐらいまで広がったんでしょうか。

 

【事務局】今回の拡大で69%に拡大になります。

 

【記者】有料エリアですか。

 

【市長】有料エリアが69%ということです。



【質疑応答:市長選への意向について】

【記者】熊本市の選挙管理委員会から、次の市長選の告示日と投開票日が11月で決まったと発表されましたが、これまでも2期目についてはまだ時期ではないということで表明されていなかったんですが、改めて今の状況をお願いします。

 

【市長】投票日が1118日に決まったということですが、一方で私も今、本市の災害復旧、それから他都市のいろいろな災害への支援に全力を尽くしております。ですので、私の出馬の態度の表明についてはまだ然るべき時期に行いたいと思っておりまして、現時点では災害復旧に全力を傾注したいと考えております。

 

【質疑応答:動植物園の全面開園への見通しについて―2】

【記者】動植物園は9月を目途に全面開園という話も以前あったかと思うんですけれども、そこも含めて目途は全く立っていないということになるんでしょうか。

 

【市長】現時点ではまだ工事の進捗状況がはっきりしませんので、9月なのか何月なのかということを明確に申し上げられないという状況です。出来るだけ早く開園したいというのは我々みんなの願いでありますし、全面開園を希望される方が非常に多いということは大変ありがたいことだと思っておりますが、なにせ今、最初の工事の部分も非常に遅れてしまったということもあって、そういった影響もあって現在なかなかまだ目途が立っていない状況です。

【質疑応答:災害公営住宅でのペット飼育について】

市長記者会見の様子

市長記者会見の様子

【記者】災害公営住宅に関して、以前の会見で熊本市はペット飼育に関して検討するように指示を出すということだったんですが、この結論が出ているかということと、結論が出ていれば想定の世帯数まで教えていただければと思います。

 

【市長】以前の記者会見でも申し上げたと思いますが、市営住宅ではペットの飼育は禁止としておりますけれども、民間賃貸住宅を再建方法として希望されている被災者の方々の一部から、ペットを可能とする民間賃貸住宅が地域によって見つからないという声、そしてそのことによって再建の目途が立たないというご相談が寄せられてきたところです。私や副市長を始め幹部職員もこれまで仮設住宅等を回らせていただく中で、そうした声を直接うかがっておりましたので、特に南区の城南町と富合においては、ペット飼育が可能な、しかも低廉な民間の賃貸住宅の供給がないということもありますために、追加整備の検討を今しています。対象については、城南・富合地区でプレハブ仮設住宅に入居している方々で、ペット飼育中の再建先が決まっていない世帯について調査をして、現在必要戸数の把握をしているところでございます。

 

【記者】まだ結論は出ていないという形になりますか。

 

【市長】そうですね。今検討していますが、実際にニーズがあることですので、そうした世帯の方々で、例えば民間住宅を探したらありましたということであればそちらの方に入っていただきますし、ないということであれば当然更にまた検討していかなければならない、今現時点ではそういう状況でございます。


【質疑応答:西日本豪雨での情報伝達の課題にこれまでの災害教訓が生かされていないことへの見解について】

市長記者会見の様子

市長記者会見の様子

【記者】西日本豪雨について、地震と違って少し前からある程度の予想がつくような災害であってもかなり甚大な被害が出ました。避けられない被害もあったかとも思いますが、一方で各社報道をみると、いわゆる情報伝達の課題が挙げられていて、その中ではまさに熊本地震でも指摘されていたこともあったんですけれども、熊本地震に被災された市長として、なかなかその教訓が実際全国に広がっていないという現状をどう思われますか。

 

【市長】実際に被災してみないことには、情報伝達の難しさであるとか、実際に「逃げてください」とお伝えしてもなかなか伝わらないというジレンマがあると思います。被災を経験していると次また災害が起こるかもしれないと住民の皆さんも危機感をさらに強く持つということがあるんですが、(経験していないと)まさか自分の地域ではそんな災害は起こらないだろうと、ある意味では少し安全サイドに見てしまうという傾向があります。そういう意味では、熊本地震を経験をした立場として、私もツイッターでいろいろなことを発信させていただきました。歴史的豪雨ということを雨が降る前から気象庁なり関係機関が発表していたのは、私は極めて緊急性が高く、そして最大の危機感を持っていなければならないという気持ちを持っておりましたので、我々の体制としても万全の体制を取ることと同時に、早め早めの避難を出来るだけ多くの皆さん方に呼び掛けをしてきました。実際に熊本は地震だけでなく、平成24年に熊本の九州北部豪雨での河川の氾濫を経験をしております。

人命にかかわるような極めて厳しい状況まで迫った経験があり、こうした経験を踏まえて私自身も全国の皆さんにも、今いろいろな情報ツールがございますので、「危機がそこに迫っているんです、自分のこととして捉えていただきたい」ということを発信をしてまいりたいと思います。今回のことは関係機関も含めて自治体も住民の皆さんも、予防的な避難の必要性、特に水害の場合これだけ大きな被害になるとは想定していなかったと思いますが、実際に被害の大きさを目の当たりにした時に、地震同様大雨の被害も、明日は我が身と言いますか、自分のところにいつ迫ってもおかしくないということを、多くの皆さんに感じていただけるように、行政としても情報伝達のあり方は更に工夫をして、多くの皆さんにいち早くそういう情報を出したいと思っています。

 熊本市に関して言えば、災害対策の警戒態勢をずっと取っておりましたけれども、私を始め幹部職員、危機管理監、そして関係の国土交通省でありますとか他の自治体あるいは気象庁と連携して情報を収集して、出来るだけ早く避難勧告、あるいは避難準備情報を発令させていただきました。深夜エリアメール等々、非常に皆さんも寝ている間不安になられたりしたかもしれませんが、がけ崩れとか土砂災害、河川の氾濫に関しては的確に、空振りを恐れずに情報を住民の皆さんに提供していくことがこれから更に必要なことだと思っていますので、我々はそういうことを心掛けて対応をとっています。これから台風が発生する、集中豪雨のリスクも高いと思っておりますので、そうした点も含めて十分な厳戒態勢をとり、また情報提供の体制を取っていきたいと思っております。


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