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平成30年10月24日 定例市長記者会見

最終更新日:2018年10月31日
政策局 総合政策部 広報課TEL:096-328-2043096-328-2043 FAX:096-324-1713 メール kouhou@city.kumamoto.lg.jp

【市長報告:免震・制振オイルダンパーの国土交通大臣認定等への不適合、市民病院への対応要請について】

市長記者会見の様子

市長記者会見の様子

 本日は冒頭で2件ご報告させていただきます。

まず、焦眉(しょうび)の課題であります免震・制振オイルダンパーの国土交通大臣認定等への不適合と、それに伴う市民病院への対応要請について、ご報告いたします。

1016日、国土交通省は、KYB株式会社及びカヤバシステムマシナリー株式会社から同社製造の免震・制震用オイルダンパーについて、国土交通大臣認定に適合しないものが986件あるとの申し出があったことを公表し、市内では対象物件が3件であることを確認し、その中に市民病院が含まれていることが判明いたしました。

ご承知のとおり、市民病院は、2年半前の熊本地震で大きな被害を受けたことで病院機能の大半を失い、市民の皆様をはじめ九州の医療機関にも大きな影響とご迷惑をおかけすることとなりました。

このような事態が二度と起こらないように、そして何より人命を最優先とするために、新しい市民病院には地震に備えた免震構造を採用するとともに、自家発電施設を上の階に設置するなど、地域の防災の拠点として、そして命を守る拠点として1日も早い開院に向け取り組んでいるところです。

また先日、小児循環器内科の標榜(ひょうぼう)について患者さんやご家族からご要望もいただいたところであり、市民病院に対する市民の信頼、期待は非常に大きいものがあると思っております。

しかし、新病院の建設工事で国土交通大臣認定に適合しないオイルダンパーが設置されているとの報告を受け、その時の驚きと怒りは言い表せないほど大きいものでありました。

今回のデータ改ざんの問題は、再建する新病院の安全・安心に対する市民の信頼を揺るがす行為であり、極めて遺憾であるとともに、これまでの本市の努力を台無しにされたことに対し、非常に強い憤りを覚えています。

本市といたしましては、1019日に、両副市長、病院事業管理者及び病院長から施工業者である大林組九州支店長と製品の製造者であるカヤバシステムマシナリー株式会社常務執行役員を呼び、今回の問題に対する抗議をし、市民に対し企業のトップによる謝罪と説明、また、当初の予定通り来年秋の開院を前提として製品の交換その他必要な対策をとるように強く求めるとともに、その旨の文書を手渡しました。

今後、製造者であるカヤバシステムマシナリー株式会社から納得できる説明を得られるまで、厳しく対応いたしますとともに、その結果につきましては、市民の皆様に速やかにご報告してまいります。

なお、昨日、国土交通省は、光陽精機株式会社が製造し、株式会社川金コアテックが出荷した免震・制振オイルダンパーについて、顧客との契約内容に適合しないものが93件あることを公表しました。

現在、熊本県内においては、このうち3件が該当し、そのうち1件が市内の民間施設であることを確認しましたが、詳細につきましては、同社からの報告を待っているところであり、報告があり次第、適切に対応してまいります。

【市長報告:第6回日仏自治体交流会議の開催について】

次に、第6回日仏自治体交流会議の開催についてご報告いたします。109日から1011日にかけて、本市で開催した「第6回日仏自治体交流会議」については、おかげさまで無事終了いたしました。今回は日仏両国から、過去最多となる52自治体が参加し、全体会や3つの分科会で優良事例の発表や活発な議論を交わし、最終日には、本会議の成果を「熊本宣言」としてとりまとめ、採択されるなど、大変有意義なものとなりました。

また、来年以降に予定されている国際スポーツ大会の開催を見据えて、熊本城ホールの完成、熊本城天守閣の外観復旧など、復興が進んでいる本市の現在の状況や魅力を世界に向けて発信するよい機会にもなりました。

報道各社の皆様からも多くの取材をいただき、会議を盛り上げていただきました。また市民の皆さん、県民の皆さんに取り組みを知っていただくことができ、この場を借りて感謝申し上げます。どうもありがとうございました。会議の運営に関しては、フランス側参加者から大変高い評価をいただいており、関係者の方々へもあらためて感謝申し上げます。今後の国際会議においても、今回得たノウハウを活かし、運営能力をさらにレベルアップさせていくとともに、本市のプロモーションや国際貢献に繋がる会議等の誘致や開催に積極的に取り組みたいと考えております。

 

【市長発表:熊本市動植物園の全面開園について】

市長記者会見の様子

市長記者会見の様子

それでは、発表に移ります。既に一部で報道がなされておりますが、このたび熊本市動植物園の全面開園について正式に決定いたしました。

熊本市動植物園は熊本地震の被害が大きく、これまで土日祝日のみ、観覧エリアも限られた中での営業を余儀なくされておりました。

復旧工事を急ぐ中で、動植物園を愛する多くの市民の皆様から心温まる応援や有難い励ましのお言葉をいただき、一例ですが、動植物園復興応援サポーター制度への寄附金が、本年9月末現在で約3,668万円にも上るなど、多くの皆様からのご支援にあらためて感謝申し上げます。そのような皆様からのご協力もあって、1222日 土曜日、震災から実に約28ヵ月ぶりに全面開園する運びとなりました。

復旧の完了に伴い、昨日までに帰ってきたライオンなどの猛獣をはじめ、日本国内では、本市でしかご覧いただけないキンシコウなど、人気の動物たちをいよいよ間近で観ていただくことができるようになります。全面開園からの3日間は、記念式典や夜間開園などイベント目白押しで皆様をお迎えいたします。

また、開園1週間前の1215日・16日には、動植物園復興応援サポーターの方々への感謝の気持ちといたしまして、サポーターの皆様を対象に全面開園前の内覧会へご招待いたします。

是非、この機会に多くの皆様にご来園いただければと思いますので、どうぞよろしくお願いします。

【市長発表:熊本博物館のリニューアルオープンについて】

市長記者会見の様子

市長記者会見の様子

次に、熊本博物館のリニューアルオープンについてのお知らせです。

平成277月からリニューアルのために全館休館しておりました熊本博物館が、121日にいよいよオープンいたします。

施設の主な改修としては、展示室や収蔵庫を拡張するとともに、館内の保存環境を改善し、また、4カ国語対応の展示解説システムを導入するなど、来館者へのサービス機能を向上いたしました。常設展示の全体テーマは「未来へつなぐ熊本の記憶」としており、熊本城天守閣から熊本博物館へ移設した重要文化財「細川家舟屋形」などをはじめ、これまで総合博物館の特色を活かして収集してきた様々な資料を通し、来館者の方が古代から現代に至る熊本の歴史や文化、自然に対し理解を深めていただき、未来へと受け継いでいただけるよう魅力的な展示としております。

なお、オープン当日121日は、隣接します旧細川刑部邸で開催予定の「限定解放と夜間の紅葉ライトアップ」に合わせて開館時間を20時までに延長いたします。今後とも、多くの市民の皆様に親しまれる博物館として、県内はもとより国内外からも多くの来館者で賑わう博物館を目指し、取り組んでまいります。なお、記念展の開催など詳しい内容については、お手元の資料にてご確認をお願いします。

 

 


 

 

 

【市長発表:ドイツ競泳チーム熊本合宿の開催について】

最後に、ドイツ競泳チームによる熊本合宿開催のお知らせです。

本市では、ドイツ水泳連盟と2020年東京オリンピック・パラリンピックでの、ドイツ競泳ナショナルチームによる熊本合宿の実施に関する協定を締結しており、これに併せ2018年と2021年に国内で開催される国際大会においても熊本合宿を実施するということで合意を得ております。

今回の合宿は、119日から開催される「FINAスイミングワールドカップ東京大会」の直前合宿として、今月30日火曜日から118日木曜日までの10日間、アクアドームくまもとで行います。201年世界選手権200m平泳ぎ1位のマーコ・コッホ選手をはじめ、2020年東京オリンピックで活躍が期待される若い選手が18人、それに監督・コーチを含め27人が参加する予定です。

熊本での合宿は、2008年北京オリンピックの直前合宿以来10年ぶり2回目で、当時、合宿に参加した選手の中から金メダリストが生まれました。これは、女子50m自由形、100m自由形のブリッタ・シュテッフェン選手であります。

ドイツ競泳チームが、目標としている2020年東京オリンピックでさらなる成果を上げていただくためにも、本市としても最大限のサポートをしていくとともに、合宿をきっかけに、本市とドイツとの交流がさらに深まることを願っております。

 私からは以上です。 


【質疑応答:熊本市動植物園の全面開園に向けての所感について】

市長記者会見の様子

市長記者会見の様子

【記者】動植物園がいよいよオープンということで目前に迫りましたけれども、これまで亡くなった動物がいたり、一方で昨日までに元気な姿を見せてくれた猛獣もいたりと、市民にとってもとても大切な拠り所である園がオープンすることに対して改めて今のお気持ちをお聞かせください。

 

【市長】熊本地震が発生してから大変厳しい状況がずっと続いていたんですけれども、動物たちが被災すること、それから動植物園が被災することがこんなにも大変なことなのかと改めて感じたこの2年半だったなと思います。動植物園の多くのスタッフが、地震の直後は大きな絶望感と動物たちの命をなんとか守っていかねばならないという使命感で大変な苦労があったと思います。そうした中で九州各地の動植物園等の施設にご協力をいただいて、これまでの間、猛獣たちが避難することができました。改めて九州各地の受け入れていただいた動物園に心から熊本市民を代表して感謝を申し上げたいと思います。環境の変化により残念ながらキリンやキンシコウが亡くなったりと、この間多くの命も亡くなったところで、これが直接的な因果関係というのははっきり言えませんけれども、非常に残念な状況、悲しい状況が熊本市の動植物園で続いておりました。そうした中で今回預けられていた多くの動物たちが熊本市の動植物園に帰ってくることが出来たことは明るい希望だと思っています。1222日はちょうど冬休みに入る3連休の頃かと思いますが、これまで2年半大変ではありましたけれども少しずつ熊本も復興しているという姿を感じていただくとともに、動物たちの元気な姿を皆さんに見ていただいて、動物たちからも元気をもらい、また動物たちを励まして応援をしてもらえばと思います。また、私も改めて思ったんですが、今か今かと皆さんが待っておられる中、お客さんがいない中で動植物園のスタッフも一生懸命頑張って最大限の準備をしてきましたので、そういう意味では今回嬉しい全面開園がやっと正式に決まったことは復興を後押しする一つの大きな力にもなったと思いますし、動植物園の価値を更に多くの皆さんに知っていただく良い機会ではないかなと思います。まだ園内いたるところ完璧という状態ではありませんけれども、これから開園までの間、約2ヶ月間みんなで頑張って整えまして正式にオープンしたいと思っております。


【質疑応答:不適合品ダンパーの市民病院等への影響について】

【記者】KYBの問題の関連で、問題のあるダンパーが市民病院に使われていたと分かったのと同じ日に、市長は小児循環器内科の署名の手渡しの際に、小児循環器内科の存続について前向きに検討するとおっしゃったんですけれども、それに欠かせない医師の確保というのは今回の問題と絡んでくるのかということと、川金ホールディングスの関係で、市内の民間施設とおっしゃっていたんですが、それは教育施設とかあるいは集合住宅とか、分かっている範囲で教えていただきたいのですが。

 

【市長】一点目の免震オイルダンパーの不適合品が入っていることによる影響は、当然開院時期が遅れますと、今調整しているお医者さんの異動や他の医療機関への配置等に全て影響してきます。医師の配置は熊本市民病院だけでやるものではなく、他の医療機関との連携の中で調整して決まっていくものですので、そういう意味では開院の時期が遅れることで、医師の配置等々を全部やり直すことになりますと、熊本市民病院の医療体制だけではなくて熊本地域全体の医療体制に重大な影響を与える、それだけの問題に発展するということを、KYBやカヤバシステムマシナリーなど当事者の会社、施工を請け負っている建設会社等々はよく考えていただいて、影響が絶対に起きないように対応していただくように強く求めていきたいと思っております。

既に副市長を始め病院事業管理者等、院長からも文書によって対応を求めており、近いうちに対応策が発表されると思いますので、そういったものに影響しないようにするということを大前提にして進めていきたいと思っております。

それから、もう一点目の昨日判明した川金ホールディングスの部分に関しては詳しくはまだ分かっておりません。今後国土交通省なり、該当の企業なりが責任を持って発表されるべきものだと思っております。

【質疑応答:熊本博物館リニューアルオープンへの熊本地震の影響等について】

市長記者会見の様子

市長記者会見の様子

【記者】熊本博物館のリニューアルオープンが3年半ぶりということで、地震前から改修をされていたと思うんですが、オープン時期が例えば地震で遅くなったりとか、そういう影響があったりした部分があれば教えていただきたいです。あとは、熊本地震からの強い影響があったのであればこのリニューアルオープンは熊本地震からの復興の一つとも言えると思うんですが、それについてのコメントを頂ければと思います。

 

【市長】地震により工事の中断をした期間、それから躯体(くたい)の調査に約8カ月程度要しましたことから、もともとは昨年の秋を予定していたオープンの時期が1年以上遅れることになりました。そういう意味では、今回動植物園の全面開園が1222日ですが、それよりも先に121日に博物館がリニューアルオープンすることができたことは、多くの子どもたちが博物館に来ると思いますが、復興やいろいろなことを前向きに考えるきっかけに繋がったかなと思っております。

もともと震災前は熊本城の大天守の中に入っておりました、細川家舟屋形「波奈之丸」というものを無事に熊本地震後に救出し修復して、今回博物館にきちんとした展示・管理スペースを設けてリニューアルの一つの目玉にします。そういう意味でも復興のシンボルとしての熊本博物館になるのではと思っております。プラネタリウムも九州で初めての投影の“火星からその先の宇宙”という新作がお目見えします。私も小学生のころプラネタリウムを見てすごく感動しました。もともと子どもの頃から天体や宇宙には関心はありました。プラネタリウムを見たからと言って学者になるとかではなかったのですが、子どもたちに大きな夢や希望を与えますし、大人たちが見ても素敵なものであると思いますので、ぜひ皆さんにプラネタリウムも含めていろいろな展示をご覧いただきたいと思ってます。


【質疑応答:障害者雇用の水増し問題について】

【記者】一昨日熊本労働局で県内の障害者雇用の問題のまとめの発表がありまして、各機関に聞き取り調査をされたということでした。聞き取りの詳しい内容は個別には差し控えるということだったので、その後熊本市で調査をした中で、もともと障害者手帳を持っていた履歴のない方が算入されてしまっていたりとかいうことが起こった経緯など、調査で以前発表された時より進んだ部分があれば教えてください。

 

【市長】以前発表させていただいたとおりの状況でありますけれども、いずれにしても労働局からの再点検の依頼を受け、平成29年度の障がい者の状況の再点検をいたしましたところ、市長事務部局で6人分の誤計上が判明したということです。法定雇用率では市長事務部局は達しているとはいえ、管理がずさんであることは紛れもない事実です。手帳を返還した人の情報が未反映だったり、不祥事の方の削除漏れがあって誤計上となることが今後は発生しないように人事課なりでの適正な管理事務を実施してまいります。特にこれは法定雇用率に関わる問題でもあります。今回たまたま熊本市役所では法定雇用率に影響はなくても、障がい者の雇用に対する根本的な考え方、姿勢が問われざるを得ない事務の取り扱い状況になっているということでありますので、そういう意味では障害者雇用の機会でありますとか待遇の確保など、採用も含めて障がいのある方が能力を十分発揮できるような環境を作り、熊本市役所で活躍できるよう整えていきたいと思っています。誤計上や確認ミスなどいろんなものが重なっておりますので、改善するとともに組織として障がい者に対する意識についてしっかりと研修や共有をしていく必要があると思っています。

【質疑応答:震災関連死に関する訴訟への受け止めについて】

【記者】熊本地震の関連死の認定をめぐって女性から提出された訴状が、前回は届いていないのでコメントしないということでしたが、このことについて今どのように受け止められているか、どのように対処していくのか教えてください。

 

【市長】前回は訴状が届いていなかったわけでありますが、1016日火曜日に訴状の送達を受けました。これは災害弔慰金の不支給決定に関して、決定から現在まで精神的な苦痛を受け続けていることを理由に熊本市に対して250万円の損害賠償を求める訴えが提起されたということでございます。このことについて原告の方が提訴に踏み切られたことについて大変重く受け止めています。熊本市としてもこれまで丁寧な説明を行ってきたと考えておりますけれども、本市の対応について訴訟の場できちんと説明をさせていただいて、司法の判断を仰ぎたいと考えておりますので、今後顧問弁護士等とも相談しながら準備を進めていきたいと考えております。そういう意味では今後は訴訟がどうなるのか、訴えの提起のことについても今顧問弁護士と協議をさせていただいているところだとご理解を頂ければと思っております。

【質疑応答:JT及びNHK跡地エリアの利活用について】

【記者】本紙の取材によってJTNHK跡地について資料館を建設するということが庁内で検討されているということが分かりましたけれども、これについて今はどのように決定され、どのような狙いで資料館を造ろうとされているのか教えてください。

 

【市長】資料館と言うよりも、JT及びNHK跡地の千葉城町のエリアを全体として今後どのように利活用していくのか、そして市民の皆様に熊本城の価値を高めるためにどのような整備をしていくことが望ましいかを、内部でいろいろと検討させていただいています。その検討状況について先日行われた様々な会議で、関係者の皆様に概要を担当から説明をさせていただいたとの報告が私にあっています。今後熊本城の復旧で、JTの跡地については石垣の石を保管させていただいているところですが、それと同時にNHK跡地、JT跡地も今度は用地の取得をどうするのかということにも当然繋がってきます。そうした中で例えば用地を取得するにあたっても文化庁の補助であるとか、さまざまな財源をいただきながら購入することになれば、将来的にはどう活用するのか。それは市民の皆様だけでなく、多くの熊本城の価値というものを全世界に発信していくような拠点が必要なのではないかと私自身も考えているところでございます。

ですので、まだ具体的な建物をどのくらいの規模でこしらえて…ということではなくて、熊本城に関する調査・研究をきちんと実施しているところです。まだ熊本城の復旧には20年という長い年月を要していきますので、そうした拠点が必要ではないかと考えているということ、そしてさまざまな調査・研究によって発見をされることがあるということです。例えば石垣の状況についても先日報道等もあっておりましたけれども、どこでどういう風に積みなおしているのかとか、あるいは現在はらんでいるところをどうやって修復していくのかとかいろいろな課題があります。あるいは今回の地震で初めて分かったこともあったり、それ以外のさまざまな新しい資料や知見をきちんと歴史的な史実に基づいて、例えば石垣であれば構造的なもの、技術的なものを含めて、どうやって熊本地震から熊本城を修復していったのか、そういう軌跡を後世に残していくという意味では非常に重要ではないかと考えております。そういったことを現場の中で構想を今考えているところでございます。基本的に、こういう方向でもう少し固めてやろうとする場合には当然文化庁であるとか県であるとか、財源の問題も含めてですけれども様々な課題もありますので、調整を各機関ともしていかなければならなりません。そして市民の皆さん、復興城主の皆さんを含めて多くの方々から熊本城の復旧を期待していただいているところでありますので、そうした皆さん方に応えられるようなものが出来ればと考えているところです。

もう一つの観点としては、熊本城総合事務所であるとか、管理や補修も含めていろんなことをやっていく中で、今事務所を間借りしている状況でありますけれども、そういった調査・研究を合わせて一体となって出来る場があれば望ましいのかなと思います。これも国や県とのさまざまな調整を経ながら慎重に進めていく必要があるのかなと思っております。さらに例えばそういう場所が拠点化されるのであれば、将来の熊本城を、これから石垣の復旧や文化財の修復をするために必要な技能や技術を継承していくために人を育てる場所も出来るのではないかなと、そういう大きな枠で考えているところでございます。

 

【記者】今後の決め方としては、まず庁内で検討して案を出して、その後いろんなところに示していくというやり方になるのですか。

 

【市長】そうですね。我々の中でこういったものが必要なのではないか、あるいはこういったものを後世に残していくにはいいのではないかといういくつかの案を考えて、それが固まりましたら素案にしてきちんと皆さんにご報告します。文化財関係者だけでなく、当然議会や市民の皆様、経済界の皆さん方にご意見を賜りながら方向性を決めていくということになるかと思っております。

【質疑応答:これまで4年間の市政運営の振り返りについて】

市長記者会見の様子

市長記者会見の様子

【記者】定例記者会見は選挙前最後でよろしいですかね。どういう4年間だったかを振り返っていただいて、出来れば取り組めなかったこと、やり残したことを主体的に話してもらえたらと思います。

 

【市長】この4年間、市長に就任した4年前初めてこの記者会見場に立って大変緊張したことを覚えています。市長という職責の重さを日々感じながら過ごしてきた4年間だったと思います。ただ、この4年間の中で熊本市役所として市民に役に立つところ、市民の生活を支えるための、多くの市民の皆さんにより近い行政組織としてどうあるべきかということはこの4年間全力で考えてきたところです。常に私自身も対話を中心にこれまで市政運営をやってきたつもりでありますけれども、勿論足りなかった部分もあるかと思いますが、そういったことをやっていく中で市役所の組織的な意識改革は一つずつ手を付けてきたのかなと思っています。例えばいろいろな内部の改革やスペースをどうするかとかいろんな改革もありますけれども、大きくは不当要求を認めない、そういったものをきちんと行政が断固とした態度で市民に正々堂々とそして正直な市政運営をやっていくということ、これについては私も就任直後から特に力を入れてきたことでありますので、こうしたものがいくつか明らかになったことによって、本市の市政運営は一つ大きな膿を出しつつある状況にあるのかなとは思っています。ただこれもまだ十分ではないと思っています。それから事務処理ミスも含めて様々なミスや不手際も多かったわけでありますけれども、こうしたことも日々確認・チェックすることで、まだまだミスは毎月毎月ホームページ等で公表させていただいておりますし、記者の皆さんにも適宜発表することもありますけれども、できるだけ早く市民の皆さんに迷惑をかけないようにリカバリーしていく体制をこの4年間で一生懸命作ってきたつもりです。そういう意味では市役所を市民のために働く身近な行政機関として、市民の皆さんに信頼されるように努力をしてきた4年間でありました、

一方で不祥事によります懲戒処分が後を絶たない状況であり、市長就任前から私もマニフェストに掲げ、懲戒処分の指針の見直し、要は厳格にしていくということにこの4年間取り組んで参りました。しかしながら、私が記者会見や市議会本会議、あらゆる場で謝罪をするに至ることが大変多かったということ、これは私自身市政運営の中で忸怩(じくじ)たる思いでもありますけれども、そういった職員の問題について正面から向き合って今後市民の皆さんに信頼される組織体制作りがまだまだやり残した点としては挙げられる点でございます。私も2期目に向けて更に組織改革という面について考えていきたいと思っているところであります。そしてこの4年間を振り返って大きかったのは、熊本地震からの復旧・復興ということが、今をもってまだまだ道半ばでありますので、更に今後も被災者の皆さん方に寄り添った対応ができるように全力を挙げていきたいと思っておりますし、今後市長選に臨むにあたって、2期目の政策の重要な部分の一つとして訴えをさせていただきたいと考えているところです。それと同時に熊本の経済自体もこれから復旧・復興していかなければならないという中で、熊本の市街地中心部であります桜町の再開発が来年開業できる状況になってかなり進んできたということ、今後熊本の経済にプラスになるように、交流人口が拡大していくように、街の魅力が深まるように努力をしていかなければならないと思っています。もう一方の陸の玄関口であるJR熊本駅白川口の駅前がこれから3年間程度にわたって再開発されるということで、駅前広場の整備も併せて行っていくことで、熊本の経済を前進させる大きな一歩になるのではと思っております。ただ、復旧・復興の過程の中で私は格差が出てくると思っています。復旧が進んでいく方がいる一方、なかなか自力で頑張っても被災者のままであり続ける方が分かれると思いますので、そういう方々が取り残されないようにすることが行政の責務として非常に大きなことだと私は思っておりますので、こうしたことにもこれから取り組んでいけるようにがんばっていきたいと思っています。これは誰が市政を担おうともやるべきことでありますし、被災者に寄り添うことはなかなか難しいことでありますけれども、被災者の気持ちになっていくということと同時に、被災者ご自身が何としても復旧していこう、自分たちも全力を出して復興していこうという気持ちになっていただく、そういう力を引き出していくことが重要ではないかなと思っていますので、皆さん方が自立して震災前の同じ暮らしを取り戻していくということをやっていかなければならないと思っております。4年間で特に出来なかったことの中で、大きく意識しているのは、公共交通網の再編、車への依存度が非常に高い熊本市内において渋滞を解消していくことを政策の大きな柱としてマニフェストにも掲げてきましたが、十分な成果が得ていないということでありますので、次の4年間に向けて市長選に臨むにあたっては具体的にどう考えていくのかもお示しできればと思っておりますし、選挙戦を通じて熊本市内各地を駆け回って多くの皆さん方と対話をしていくことが次の市政運営にも大きなヒントになるし、改善すべき点が見えてくると思いますので、来月告示をされます熊本市長選挙においてしっかり民意を問うていく、こういったことを考えているところです。

 


【質疑応答:震災後の印象に残る判断や決断について】

【記者】4年間の中で、特に震災の復旧・復興の中で矢継ぎ早に判断を下さなければならない時期があったと思います。その中で一番今となって重要というか、印象に残った判断や決断はどういったものだったでしょうか。

 

【市長】4年間を振り返ってみると、特に熊本地震が発災して数カ月間というのは判断すべきことが多すぎて、どれを最優先にということはパッと頭に思い浮かばないほど毎日様々な判断をしておりました。24時間が24日分くらいの感覚で判断をしてきたような気がしますけれども、とにかく被災した状態にある人々を一日も早く仮設住宅へ移っていただくことであるとか、その後仮設住宅から元の暮らしに戻る、恒久的な住まいを確保していただくことなど、場面場面ではスピーディにやるべきだと思っておりましたので、そこの部分では重要な判断をしてきたのかなと思っております。全体的に復興計画を策定していく中で、優先順位を市議会の皆さん方としっかり議論をしながら作っていくという意味では、震災から半年後に議会で復興計画を策定できたということは非常に大きな転換点だったかなと思っています。それに基づいて今があります。その中の大きなプロジェクトとして5つありますけれども、1つめに被災をした皆さんの生活を守るという大きなプロジェクトがあります。

2つ目に、判断した大きな中では市民病院を再建するということです。これは今日も報道で新聞等にも書いてありましたけれども、再建するかどうするかという判断は極めて重いものがありました。財政的な面、国からの支援を取り付けるということも含めて、最大限自分の持てる力を使ったということであります。ただそれは来年再建が出来てから先の、命を守る拠点としての運営が持続的に安定的に出来るようにすることが重要だと思いますので、これを移転・再建するという決断も熊本地震からの復興という面では非常に大きなことではなかったかと、今ふと思いついたことであればそのように言えるかなと思います。

【質疑応答:大西市政における判断のトップダウンとボトムアップについて】

 

市長記者会見の様子

市長記者会見の様子

【記者】大西市政の特徴として「素早い判断」というのが確かにあると思うんですけれども、普通の役所だったら一歩待って一歩協議してそれから決断ということが多いと思うんですが、速断をすることの重要性というのはどのようにお考えですか。

 

【市長】役所では特に大きな判断でプライオリティを付けられないということ、協議に次ぐ協議で、例えば病院は一日でも早く復旧をしなければならないことは分かり切っているわけでありますから、こうしたことについて比較的トップダウンで進めてきたことがあります。市民の目線から見て一日も早く進めるという点についてかなり強くトップダウンで判断をしてきたことはあろうかと思いますが、一方で対話型と申し上げているのは、市役所の職員自身がそれぞれの現場での判断力をつけてほしいという気持ちを強く持っていまして、いろんなアイディアや市民の皆さんからのいろんな声があって、市役所というのはどちらかと言うと受け身になって、それをもって課題として協議をして結論を出すということですけれども、対話の中で良いアイディアが出るのであれば、自分の考え方も含めて、どんどん失敗を恐れずにいろんな判断が下せるように、自分の出来る限りの能力を出してもらいたいというところはある意味ボトムアップでやってきたつもりです。自分の判断で最大限やったけれども厳しかったということであれば、その上司にまた上げて組織的にチームで解決していくことも一方で必要ですので、トップダウンアンドボトムアップという両弁、そしてその間には対話がいつもなければならないと思います。プロセスとしてどんなにトップダウンであっても、4年間心掛けてきたのは、そのプロセスが市民の皆さんに常に公開されているかということです。市民の皆さんが手順を納得されているかどうかということが民主主義では重要なことを帯びてくると思いますので、議会からも議会への情報提供を十分にしてほしいという要望もいただいておりますけれども、出来るだけ気を付けてきたと思っております。ただ判断に関して、特に難しければ難しいほどトップが現場でなかなか決められないことに関しては、責任を持って覚悟をして決めていくということに尽きるのかなと思っています。

【質疑応答:市民病院の開院時期について】

【記者】市民病院は人材の確保が必要ということと開院を遅らせないということで強い決意を示されていましたけれども、来年秋ということですがもう1年を切りそうなところで101日開院でいいのかということと、およその完成時期は6月でいいのかということ、101日というのはたまに聞こえてくることもあるが今のところ来年秋ということなので、その辺が決まっているのか、決まっていなければいつ頃分かるかをお願いします。

 

【市長】開院時期についてはまだ確定しておりません。ですから来年秋ということですが、当然さまざまな資材・器材の準備それからスタッフの配置もありますので、秋ごろを目途で今検討しています。病院自体の竣工、引き渡しは来年の6月末ということを契約上うたっておりますので、ここにきちんと間に合わせていただくことは、KYBの問題等々あってますけれども、ここはしっかり守っていただくということで今考えているということです。

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