第2回そなえる防災講座を開催しました
講師:稲葉 継陽さん(熊本大学 永青文庫研究センター長・教授)
内容:歴史から見る熊本の災害
日時:平成29年10月25日(水) 10:00~12:00
場所:くまもと県民交流館パレア9階 会議室3
中央区総務企画課では、10月25日(水)くまもと県民交流館パレアにおいて、第2回そなえる防災講座を開催しました。
今回は熊本大学 永青文庫研究センター長の稲葉継陽氏に「歴史から見る熊本の災害」と題しお話いただき40名の参加がありました。

【講演概要】
地震観測データの蓄積は、ほぼ大正時代以降であり、災害史を知るには、文献史料による「歴史地震」の研究が重要である。
「江戸時代の熊本の地震災害」「江戸時代熊本の台風被害と城下町商人」「津波被害からの復興と地域社会」を中心にお話いただいた。
最後に、津波碑の存在から、自らが経験した災害を歴史化しようとした先人たちの意志。しかし、古文書も石碑も現在を生きる私たちが語らせなければ、単なる紙切れや石である。地域で次の世代に語り継いでいく必要がある。
【参加者の声】-アンケートより抜粋-
・地震の少ない地域と思っていたので、江戸時代からの地震の歴史にとても驚いた。勉強になった。
・歴史を防災の関係が非常に密であることに驚いた。地形も含め、歴史の観点から備えることが出来そうで、早急に進むといいと思った。
・古い文書に、熊本での地震等の自然災害の記録がこんなに残っていたことその当時の人々の乗り越えようとしていたことを知って、今の私たちと同じような思いをして、前へ進んでいたことに、熱いものを感じた。
・先代が残したものを次の世代に伝えていくことの大切さ、歴史を学ぶ大切さを感じた。