第3回そなえる防災講座を開催しました
講師:道喜 邦浩さん(熊本市中央消防署 指導課長)
内容:知っておきたい火災予防
日時:平成29年11月29日(水) 10:00~12:00
場所:くまもと県民交流館パレア9階 会議室3
中央区総務企画課では、11月29日(水)くまもと県民交流館パレアにおいて、第3回そなえる防災講座を開催しました。今回は、熊本市中央消防署 指導課長の道喜 邦浩氏に「知っておきたい火災予防」と題しお話いただき約20名の参加がありました。

【講演概要】
44年前の11月29日は、大洋デパート火災の日。その44年前に比べ、火災の件数は全国的にも半減しており、住宅の火災による死者数も、住宅用火災警報器の普及効果もあり年々減少している。しかし、このうち65歳以上の高齢者の死者数は減少が見られず、そのほとんどは逃げ遅れではないかと考えられる。
住宅火災を防ぐために知っておきたい出火原因の上位は「こんろ」「たばこ」「ストーブ」「電気器具配線等」「放火」の5つであり、全国、熊本市ともに不動であること。各ご家庭で注意ポイントを点検し、予防しましょう。
【注意ポイント -抜粋-】
「こんろ」・・・天ぷら油火災が多い。こんろを離れる場合は火を消すこと。また、コンロの周りや上方にキッチンペーパーや可燃性スプレーを置かないことも大切です。
「たばこ」・・・小さな火種が布団や灰皿でくすぶり、燃え広がります。吸殻、灰皿の処理を行い、寝たばこは絶対にやめましょう。
「ストーブ」・・・電気ストーブの近くに衣類を干していたり、布団の近くでの使用は止めましょう。また給油時には火を消し、給油タンクのキャップは確実に締めましょう。
「電気器具配線等」・・・長年、配線コードを家具などで踏みつけたままだったり、タコ足配線やホコリがたまることによるトラッキング現象が多い。長年使用している電気製品や差込プラグは日常的に点検し、異常がある場合は使用を中止しましょう。また、地震発生時の電気火災予防としては、ブレーカーを落とし、電気を遮断しておくとよいでしょう。