講師:竜之介動物病院 獣医師 德田竜之介さん
内容:ペットのための防災対策日時:平成30年11月21日(水) 10:00~12:00場所:くまもと県民交流館パレア9階 会議室2
11月21日(水)、くまもと県民交流館パレアにおいて、「第4回そなえる防災講座」を開催し、15名の参加がありました。
今回は、竜之介動物病院の德田竜之介さんに「ペットのための防災対策」と題しお話いただきました。
【講演概要】
熊本地震の際に、動物病院をペット同伴の避難所として開放された経緯についてお話がありました。
病院を建て替える際に災害を想定し、動物同伴避難所として建設していたことから、水も36トンを備蓄していた。発災後SNS(ソーシャル・ネットワーキング・サービス)で1度だけ発信されただけだが、その後、避難者らを通して広がり、避難者は1,500人ほど、動物も延べ3,000匹が集まった。
ペットは家族の一員という理解は進んできたものの、日本はペット保有率が2割弱。アメリカ6割、イギリス5割などと比べると低い。そのため、動物と一緒の避難や店に入りにくく、諸外国に比べ遅れている。しかし、熊本は多頭飼育全国1位。熊本の動物愛護は進んでいる、とも話されました。
また、飼主の心得として、キャリーバッグやケージなどの防災グッズ、しつけ、迷子札(現在はマイクロチップもある)、予防接種、フードや水をそなえるようにアドバイスがありました。
【参加者の声】-アンケートより抜粋-
・ペットを通した防災教育もできそうですね。「守るべき対象があると強くなる」という言葉は印象に残りました。