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中央区まちづくりマンガスクール2021(中央区まちスク)

最終更新日:2021年11月4日
中央区役所 区民部 中央区まちづくりセンターTEL:096-328-2232096-328-2232 FAX:096-355-4190 メール chuoukumachizukuricenter@city.kumamoto.lg.jp 担当課の地図を見る

地域とのつながりが希薄になりがちな若年層の方々にも、「まちづくり」を身近に感じてもらおうと、地域の課題をマンガで表現する「中央区まちづくりマンガスクール」を開催しました。

小学生・中学生の参加者が、夏休み期間中に「まちづくり」について学び、それぞれのテーマでオリジナルのマンガを描き上げました!

 

まちスク2021写真(2)     まちスク2021写真(1)

▲第1回目の様子

全6回の講座は、「コアミックスまんがラボ」を会場として、対面での開催を予定していましたが、新型コロナウイルス感染症の感染拡大の影響を受け、2回目以降はオンラインでの開催を余儀なくされました。

そんな中でも、一生懸命取り組む子どもたちの姿が印象的でした。

 

「中央区まちづくりマンガスクール」とは

まちづくりマンガスクールとは(1)

 

地域活動について知る機会が少ない子どもたちへ、”なりたい職業”として人気の高いマンガ家の体験を通して、地域の一員としての気持ちを育むマンガスクール。

地域活動をマンガにして描くことで、課題や魅力に自ら気づき、地域に関心を寄せるきっかけを作り、将来の担い手となることも期待!

 

まちづくりマンガスクールとは(2)

  

講評

■株式会社 熊本コアミックス 代表取締役社長 持田 修一 氏

【プロフィール】

ライター新人賞入賞をきっかけに、(株)集英社でフリー記者に。その後、漫画編集者として漫画家・原哲夫氏を担当。

2000年に(株)コアミックス入社、『週刊コミックバンチ』『月刊コミックゼノン』の副編集長・編集長を務め、2018年に(株)熊本コアミックス代表取締役社長就任。熊本大学文学部非常勤講師。

 

■中央区まちづくりマンガスクール講師 さいき ゆみ 氏

【プロフィール】

熊本市在住のイラストレーター。

2017年からグラフィックデザイナーとして活動。2018年から「イラスト交流会いられこ」を主催し、小学生から大人まで、幅広い年齢層にイラスト講座やマンガの描き方講座を行う。2020年からはアナログイラストに転向し、筆描きイラストのライブドローやイラスト講師業に励んでいる。

 

■中央区長 星子 和徳

 

作品No.1 K.Mさん(小学5年生)

作品No.1_K.Mさんのマンガ

 

【講評コメント】

 

■持田氏

・マンガっぽいアイディアが非常に面白い。ごみから熊本城が生まれる発想がすごい。大人はそのような発想がなかなかできない。アイディアに感心した。

・ごみの量などの情報をマンガで伝えることもとても大事。読んだときに「そうなんだ!」と勉強になる情報もマンガには重要。そのような情報を入れていることがとても良い。

・「非常に多くのごみ」を絵で表すことは、人に伝えるためにはとても大事なこと。その点をしっかり描けている。みんなでポイ捨てしないようにというメッセージがよく伝わる作品。メッセージ性があり完成度が高い。

・車やお城なども写真を見ながら真似て描いていくと、どんどんうまくなる。これからもたくさん描いてほしい。

 

■さいき氏

・自分の中から出てきたアイディアがとても好き。

・最初は車が全て同じ向きで描かれていたが、場面ごとに車の向きを変えてみるなどのアドバイスをしたところ、チャレンジしてくれた。書き文字を、絵を描くように楽しんで書いてくれている。

・マンガは描きたい絵以外にも、背景などいろいろなものを描かなければならない。大変だがよくチャレンジしてくれた。

 

■星子中央区長

・熊本城を例にとって表現している点がとても分かりやすい。メッセージがよく伝わっていた。

・ごみが増えるとまちが汚くなる。さらには治安が悪くなることも心配される。

・ごみ問題は私たちの住む町にさまざまな問題をもたらす。しっかりメッセージとして伝わった。

 

作品No.2 K.Yさん(小学6年生)

作品No.2_K.Yさんのマンガ

 

  • 【講評コメント】

 

  • ■持田氏
  • ・今はヤンキーが登場するマンガが流行っている。ごみの問題と好きなヤンキー物をあわせるというのが良いアイディア。

    2人のやりとりがとても楽しい。見る人も非常に楽しめる作品。

    ・キャラクターの描き分けが大変だったと思うが、しっかりやろうとしていることが見て取れて、非常に好感をもった。

    ・有名なマンガ家も、小学生の頃に多く絵を描いたという話をよく聞く。描けば描くほど画力はあがるため、好きなマンガを真似て今後も絵を描いていってほしい。

  •  

  • ■さいき氏

    ・爆破オチにしたいという希望だったため、楽しみにしていた。

    ・一生懸命取り組んでいた。キャラの描き分けが大変だったと思うが、質問もたくさんしてくれて、髪・目の雰囲気を変えてみたりと頑張った。

    ・迫力のあるシーンを描きたいと言っていた。書き文字も頑張ったことが伝わった。

     

    ■星子中央区長

  • ・絵が力強くて引き込まれる

    ・ごみを宝物に見立てているのか、片付けを競い合っているのか、どちらにしても最後はまちがきれいになっていることを期待させる作品。

    ・登場人物の2人は、何度も勝負しているが、本当はきっと仲がいいのだろうなと感じた。お互いを理解することの大切さも読み取ることができた。

     

作品No.3 T.Hさん(小学6年生)

作品No.3_T.Hさんのマンガ

 

【講評コメント】

 

■持田氏

・恋愛ものとごみを結び付けるアイディアが良い。マンガは身近なことをまず描き、読者の共感を得て作品の中に誘う。

・ごみを拾う男の子がモテるのが良い。多くの人が「そうだよね」と共感する。

・表情が多彩。顔を隠すなど、キャラクターの素振りで読者をより共感させる。そのような部分がきちんと描かれているため、とても良い作品。

 

 ■さいき氏

・下書きの時点で4ページだったが、自分の力でなんとか3ページに組み替えた。

・リュックを持っている手、ごみを持っている手を一生懸命描いたのだろうなと感じる。

・キャラクターの表情も、修正を重ねるたびにどんどん豊かになっていった。これからも続けてほしい。

 

■星子中央区長

・ごみ出しルールは一人ひとりが守っていくことが大事なこと。また、ルールを守ることを地域の住民が理解し、協力しあうことが重要。

・この作品は、地域住民がお互いに協力しあうこと、誰かが始めて仲間が増えていくことのまちづくりの面白みを表現している。

・絵もきれいで読みやすい。登場人物がどのように成長するか楽しみ。


作品No.4 K.Kさん(小学6年生)

作品No.4_K.Kさんのマンガ


【講評コメント】

 

■持田氏

・絵がうまい。姉弟の表情がよく描けている。第一印象から「これは読もう」と読者をひきつける画力をもっている。キャラクターの表情の描き分けが武器になると思うため、どんどん描いていってほしい。

・ほんわかした雰囲気のマンガ。家族・まちの人が一緒になってお祭りをするという雰囲気がよく出ている。15年後も祭りが続いているということは、多くのまちの人たちが祭りに携わっていることが背景として想像できる。

・大人・子どもの描き分けもしっかりできている。

15年後の描写は別のページにするなど工夫をするとさらに良くなると思うが、3ページにまとめて1つの作品を見事に作り上げている。

 

■さいき氏

 ・最初からとてもスムーズに描けていた。

・1コマ目で雪だるまと家が描かれ、小さい吹き出しで家族のセリフがある。●年●月と書かず、絵で情景を伝えられているところがとても好印象。絵はどんどんうまくなると思う。

・登場人物の性格を考え、6歳らしい泣き方を工夫するなど、キャラクターの追及ができた。

 

■星子中央区長

・大人が子どもたちのために地域の行事をしっかり受け継いでいること、子どもが大切な思い出を忘れずにいることが描かれている。地域の行事を受け継いでいくことの大切さが描かれていて感心した。

・地域のにぎわい、交流のためにとても重要なこと。その大切なテーマをしっかり描いている。絵も丁寧でとても読みやすかった。

 

作品No.5 Y.Kさん(中学1年生)

作品No.5_Y.Kさんのマンガ

 

【講評コメント】

 

■持田氏

・様々なマンガの技法が入っている。絵はこれからうまくなる。空間やまちの情報が見えやすく入っている。女の子のキャラクターが男の子の前に現れたことによって、作品の雰囲気をしっかりと出している。

2ページ目で川やお祭りの風景が見えたり、妖怪・妖精的なキャラクターがそばにいたということを表現している世界観が見事。様々な構図を描いていて、なおかつ最後主人公と妖精が一緒に歩いているというところがアニメ的・マンガ的。多くの技法が入っていて、技術的に非常にレベルが高い作品。

・熊本は妖怪がたくさんいる県として有名。熊本市にもこのようなキャラクターがいてもおかしくない。絵は描けば描くほどうまくなるため、しっかり描けば海外の人たちにも喜んでもらえる作品になると感じた。

 

■さいき氏

・描きたいものがはっきりしているところが良いと思った。

・キャラクターづくりが楽しいと言っていた。妖精がどのくらい大きいのか、身長が変わるのかなど、キャラクターを深堀りしていくこと=自分の心の中にあるものを外に出していくイメージ。これは表現することでしか普段なかなかしないこと。描く力がついていくともっと楽しくなる。「こういうキャラクターがいたら楽しいな」という気持ちを大事にしている作品かと思う。流行っているから真似して描くのではなく、自分の気持ちを大切にして、表現を楽しんでもらえたらと思う。

 

■星子中央区長

・近所の公園等で行われる祭りもまちづくりのひとつ。地域の住民の交流、地域への愛着につながる。そのことをテーマにしたことが素晴らしい。思い出を大切にしていることがよくわかった。

・このマンガを通じていろいろな人に地域活動に興味を持ってもらえればと思う。

・最後のコマで家族思いのお父さんが描かれている点もよかった。
 

作品No.6 R.Sさん(中学1年生)

作品No.6_R.Sさんのマンガ

 

【講評コメント】

 

■持田氏

 ・絵が非常にうまい。表情の描き分けもできている。多くの読者が好感をもてる絵。

・作品自体も主人公の心の葛藤をしっかり描いている。近所のおばさんが登場することで、主人公がはっとする、一歩前に踏み出すエピソードが印象的。

・主人公が何かに迷い、誰かの助言によって一歩踏み出す、という流れはマンガでも非常に重要。プロが描くマンガでも、このようなエピソードを入れたい。入れないと主人公の気持ちがよくわからない。その点をしっかり描けているため、完成度が高い。

・これからまちがどのようにきれいになっていくか、ということまで想像させる余韻がある、素晴らしい作品。

 

■さいき氏

・主人公の表情の変化が非常に印象的。読もうとさせる。

・心が葛藤していく様子が描きたいと言っていた。その通りに描けている。講座の間も、表情の描き分けにしっかり取り組んでいた。中学1年生でこれだけ描けているため、ぜひ続けてほしい。さらに多くの表現を身に着けると、より楽しくなる。

 

■星子中央区長

・最初は友達がごみを捨てるところを見ていただけの主人公が、近所の方に出会い、自治会の活動を知ってごみの片付けに取り組むという展開。ごみの清掃も地域の方が担っていること、自分も地域の一員であることがマンガを通して多くの方に伝わるのではないか。

・マンガの終わりに、主人公が「手伝います」と力強く言うセリフが印象的で共感できた。

・ごみの問題だけでなく、自治会の活動にも触れている。自治会の活動は身近な問題を扱っていることや、できることがあるということにも触れてあり、地域の課題を考えるうえで非常に大事なテーマをしっかり描かれていた点もとてもよかった。

 

作品No.7 N.Oさん(中学1年生)

作品No.7_N.Oさんのマンガ

 

【講評コメント】

 

■持田氏

 ・このままマンガにできる面白い設定。架空の仕事で、どのような事件があって、どのような人たちがどう解決をしていくのか、と面白く想像できた。これからどんどん広げていけるアイディア。

・マンガでもドラマでもそうだが、架空の組織が舞台になっているものが多くある。「例えばこういう組織があったら」という発想からキャラクター・物語を作っていくことも多い。

・広がりを感じる作品。実際に使える設定と感じた。着眼点が良い。そのようなところから作品づくりが始まることも多い。どのような魅力的な主人公をいれようか、など広げていってもいい。どんどんこのアイディアを基にして描いていってもらえればと思う。

 

■さいき氏

・初回が参加できず、2回目からの参加だったが、素晴らしい仕上がりになった。

・好きなことを絡めることは、描くことを楽しむために大事なこと。回を重ねるごとによくなっていた。

・大胆なアイディア。自分が好きなことと絡めることはとても面白いことのため、ぜひ続けてほしい。

 

■星子中央区長

・「地域ではこんなことをやっている」というメッセージをしっかりと受け取れた。

・交通安全に関することを例にして、自治会をサポートしていこうとする若い力が力強く描かれている。マンガを読んで頼もしく感じた。自治会をサポートすることをテーマにした着眼点が素晴らしい。

 

作品No.8 R.Mさん(中学1年生)

作品No.8_R.Mさんのマンガ

 

【講評コメント】

 

■持田氏

・絵がうまい。キャラクターのデザインから、アニメ・マンガが好きなことがにじみ出ている。

・鬼のような、人間ではない存在が悪役を懲らしめる話は、オーソドックスな話。プロのマンガ家もそういう話をつくろうとすることがよくある。オーソドックスでありながら、キャラクターがまちの悪いものを退治する世界観がとても良い。ここから話を広げていける。

・このキャラクターたちがどのような過去をもっていて、これからどのようなことをしていくのかを楽しみにさせてくれる作品。これからさらに描いていけば1本の作品になる。どんどん描いてほしい。

 

■さいき氏

・かなり手直しをしながら頑張った。コマ割りも自分でアイディアを出しながら描いていった。好きなことを描いて楽しんでほしい。

・「まちづくり」という真面目な要素を入れる必要があったが、その中で描きたいシーンを描くことが大事。ここで生まれたキャラクターを生かしてオリジナルのものを多く描いてほしい。

 

■星子中央区長

・少しだけマンガに怖さの要素を取り入れている。怖さの要素から、放火などの犯罪は絶対に許されないという強い思いを感じた。

・ごみの問題を防犯面から描いている。防犯面からごみ出しルールの大切さを伝えることも重要であり、とてもいい着眼点。

 

作品No.9 K.Tさん(中学2年生)

作品No.9_K.Tさんのマンガ


【講評コメント】

 

■持田氏

・非常にスケールが大きな話。完成が楽しみ。地球規模で起きる危機ではあるが、身近な母親に危機がある、というところが読む人に対してキャッチー、心をつかむ世界観。ぜひ完成させてほしい。

・頭の中にはすでにイメージがあるはず。そのイメージがまだモヤモヤしているため、形にしていけない段階ではないかと思う。これは新人のマンガ家でもよくあること。明確なセリフ・シーン出てこない時に、編集者は「まず文字で簡単に整理してみましょう」と助言する。登場人物はどのような会話をするのか、主人公はどのような感情や表情でどのようなセリフを言うのか、と細かく整理していき、次にネームに入っていく、ということをプロの世界でもよくやる。

・明確に整理して描く要素を決め、絵・表情・セリフを何ページ目に入れると決めて構成していくと、形になっていく。プロのマンガ家にも共通して言っていることだが、まず整理をしてネームにしていくといい。

・多く絵を描くことで、表情の描き分けもできるようになってくる。どんどん描いて形にしてほしい。

 

■さいき氏

・作品の完成には至らなかったが、アイディア・描きたいものがあることをポジティブに受け止めてほしい。初回から「こう描きたい」というものがあったが、表情が具体化しなかった。文章で書いているところをセリフとして表現できるといい。

・言葉が出ない、風景が思い浮かばないときは、一度落ち着いて自分がマンガの世界に入っていき、深堀りしていくといい。例えば、家は一戸建てなのか?マンションなのか?新しいのか?古いのか?主人公はどんな性格なのか?お母さんの病気は何か?ケガなのか?生まれつきの病気なのか?風景の中に自分が一緒にいたらどうだろう?ということを突き詰めて考えていくと、言葉や雰囲気がつかめるのでは。一歩ずつでもいいので、続けてほしい。

 

■星子中央区長

・母親が苦しんでいるシーンが描かれていることで、地球規模の環境問題が一人ひとりの身近な問題として伝わってきた。

・主人公が環境汚染の問題の原因を調べるシーン、また、解決に立ち向かっていくシーンから、困難に向き合う事の大切さが伝わってきた。

・最初の地球の絵がしっかりと力強く描かれているため、引き込まれた。

・下書きということなので、完成を楽しみにしている。


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