目的
本市の都市公園の整備状況は、令和5年(2023年)4月時点で市民一人当たり都市公園面積は9.7平方メートルと、同時期の政令指定都市平均6.9平方メートルを上回っており、一定程度の整備が進みつつあるものの、その一方で、公園施設の老朽化が進行し、その機能や魅力を十分に発揮できていない公園があります。また、1,100箇所を超える公園・緑地の維持管理に要する費用は増加傾向にあり、公園の施設の更新、管理運営を着実に行うとともに、さらなる魅力向上に向けた取組を進めていく必要があります。
このようなことから、本市では、熊本市第7次総合計画における公園施策の主な取組として、民間活力の導入による公園の管理運営と魅力ある公園づくりを掲げており、水前寺江津湖公園をはじめとした本市の都市公園について令和3年にサウンディング調査を実施し、民間活力導入の可能性や今後の事業化の方向性についての検討を進めてきました。
本調査は民間事業者の皆様からご提出いただく提案書と個別対話をもとに、水前寺江津湖公園(広木地区)におけるPark-PFIの事業化に向けた公募設置等指針の検討を行うことを目的としています。
経緯
■『水前寺江津湖公園利活用・保全計画』の策定
<計画策定までの経緯>
【平成30年7月~】
「水前寺江津湖公園利活用・保全推進協議会」で公園の保全と利用の両面から議論
環境部会 13回 アクティビティ部会13回 協議会7回
協議会:学識経験者4名、コンサルティング4名、事業者6名、地域11名、関係団体8名、専門委員8名 環境部会:学識経験者1名、事業者1名、専門委員9名 アクティビティ部会:学識経験者1名、事業者5名、地域1名、専門委員4名 |
【令和2年3月】
水前寺江津湖公園利活用・保全計画策定
→ 民間活力の導入(Park-PFI)による魅力向上施設の設置を位置づけ
■令和3年1月~5月 サウンディング調査
⇒ 一定の市場性を確認
■令和4年4月 公園利用者アンケートの実施
⇒ 約9割の回答者が店舗やキッチンカーなどの施設の設置を希望
■令和4年8月 「水前寺江津湖公園利活用・保全推進協議会」にPark-PFI導入を報告
■令和4年9月 市議会にPark-PFI導入を報告