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市民の皆様の声(ご意見・ご提案)

 里山の活用について

  登録されている分類 [ 地球環境、エネルギー、環境保全 ]
2022年5月受付
 熊本市として、里山の積極的な活用を考えてほしい。
現在、くまもと花の緑の博覧会が開催され、立田山では、里山をテーマにした、博覧会が開催されている。 一方で、私は、多くの荒れた里山が放置されている現実を、身近に見ている。おそらく、里山の管理者である市民が高齢になられたのだろう。里山が価値を生み出さないと思われているため手入れができず、荒廃に拍車をかけているのではなかろうか。
 今回の博覧会を機会に、熊本市として、里山の積極的な活用を考えられないか。SDGsの目標の中でも、カーボンニュートラルが考えられ、里山は、多くの二酸化炭素を吸収してくれるはずだ。
 そこで、例えば、熊本市や民間企業が期限付き、あるいは半永久的に、荒れた里山を借り上げ、里山を管理できないか。
 今回の博覧会は、開催したら終わりではなく、熊本市や熊本市民が持続的に里山を考え活用する機会にしていただきたい。

 回答致します

2022年7月回答
 まず里山の管理について、本市におきましては、「熊本市緑の基本計画(令和3年3月改定)」及び「熊本市健全な森づくり推進計画(令和3年3月策定)」において、森林の有する多面的機能の持続的な発揮に向けて健全な森づくりを推進するとともに、市民の皆さまとの協働による里山の保全に取り組むこととしております。
 具体的には、森林所有者の手入れが行き届かず、山地災害の発生に繋がる可能性が危惧される民有林等について、森林経営管理法(平成31年4月施行)に基づく森林所有者への意向確認を行ったうえで、所有者に代わって間伐等の森林整備を行う事業を順次、進めているところです。
 さらに、放置竹林に対しましては、地域の活動団体が行っている国の森林・山村多面的機能発揮対策事業に費用面での支援を行うとともに、当該活動団体の懸案事項である労働力の不足や伐採した竹の後処理問題の解決に向け、本市の独自事業である放置竹林有効利用推進事業において、労働力支援や竹粉砕機の貸出を行っているところです。
 また、お手紙にございます立田山につきましては、中心市街地にほど近い里山であり、多くの方にご利用いただいております。中でも立田山憩の森は熊本県と共同で管理しており、今後も適切な維持管理に努めてまいります。
 本市にある広大な里山の管理・活用は森林所有者や活動団体及び市民の皆さまの力が不可欠です。本市が里山を借り上げて管理することは難しいですが、今後も皆さまと連携して森林整備と活用を図り、本市の健全な森づくりに取り組んでまいります。
 最後に、私有地から道路上へ越境している樹木等は土地所有者に所有権があるため、原則として、本市では伐採や剪定は行っておりませんことをまずもって、ご理解いただきたいと存じます。
 なお、各区土木センターの道路パトロールや市民の皆様から同様の情報がよせられた場合は、樹木の所有者に対し口頭や書面にて直接お願いするなどの対応を行うとともに本市ホームページや市政だよりにて、所有者で適正に管理してもらうよう周知しております。
 今回、ご意見をいただきました当該地についても現地調査を行い、樹木の所有者に対し直接対応をお願いいたしましたことを申し添えます。

【担当 北区土木センター総務課、みどり政策課、みどり公園課、花とみどり協働課】  

  担当課
政策局 秘書部 広聴課
096-328-2075
kouchou@city.kumamoto.lg.jp