2023年9月回答 |
利用者が一時的に増える時間帯に待機スペースの広い電停での乗降に集中させる制度の導入について、路面電車の場合、信号機による停車や自動車の右折等、様々な交通状況を考慮すると、一部電停を省略することによる快速電車としての顕著な効果は見込めない一方で、電停までのアクセス面では高齢者や障がいをお持ちの方などへの配慮が必要となります。 特に、今回ご指摘の待機スペースの電停幅が1メートル未満の電停は全35電停中14電停と、全体の4割程度を占め、場所も連続しているため、利用者の利便性が損なわれることが懸念されることから、停車電停を一部省略することは困難な状況にあります。 本市としましても、電停の安全性の向上については、重要な課題であると認識しており、誰もが安全で安心して電停を利用いただくことができますよう、「熊本市バリアフリーマスタープラン」において、電停改良をバリアフリー化に向けた取組方針として位置付け、乗降客数等を考慮しながら計画的に実施しているところです。 現実的には、道路の幅員が限られるなど、課題も多いことから、優先順位に従って、毎年1か所程度の電停拡幅やバリアフリー化を進めているところですが、電停改良が完成するまでの間については、引き続き運行に際し細心の注意を払い、電停での安全の確保に努めてまいります。 なお、お尋ねの過去5年間の電停における市電と利用者の接触により怪我をした事例については、利用者の飛び出しによるもの以外はありません。
【担当 交通局運行管理課 096-361-5241、移動円滑推進課 096-328-2522】 |
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