2023年7月受付 |
平成25(2013)年4月から子宮頸がん(HPV)ワクチンが定期接種(小6から高校1年生)となったが、ワクチン接種後に生じた神経症状等により、厚生労働省はわずか2ヶ月後に接種勧奨を取り下げ、その後、副反応とされた多様な症状とHPVワクチン接種との間に有意な関連性は見出せないと国内外から報告された。
しかし、その後著しく接種率は低下し接種勧奨取り下げ以前は70〜80%であった接種率が1%未満となった。
令和5(2023)年4月から接種開始となった9価のHPVワクチンを接種することで90%の子宮頸がんの浸潤がんを予防できることが報告されている。
このHPVワクチンを無料で接種することができるいわゆるキャチアップ世代は、このワクチンの存在すら知らずにいる者が大多数である。
まずは、熊本市に住む、対象者(平成11(1997)年から平成18(2006)年生まれ)の世代の女性に、接種ができること、また令和7(2025)年の3月までの期間限定であることを、個別通知していただくことを切望する。
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