2023年2月回答 |
お手紙にございます熊本市民病院は、感染症指定病院であるため、感染症病棟において熊本市の妊婦の方を中心にCOVID-19の患者の方を広く受け入れ、加療・療養を行っている施設です。 その中にあって、COVID-19に感染された妊婦の方に関しては、熊本県の方針に基づき、妊娠37週を過ぎた方は基本的に入院・療養を行っていただいております。 また、熊本市民病院では、安静や内科的治療によって療養期間を終了しかかりつけ医に戻っていただくことを基本方針とし、COVID-19に感染された37週以降の妊婦の方については、86人が入院され、ちょうど半数の43人の方は療養を終え、かかりつけ医に戻られております。 お尋ねにある分娩方法に関しましては、熊本市民病院がMFICUを含む産婦人科病棟は陰圧管理可能な分娩室を備えておらず、また、感染症病棟において分娩台含め周産期管理を行うとした場合には、感染症病床数を削減しなければならなくなり医療圏への影響が懸念されることに加え、感染症病棟において周産期管理を担う助産師をはじめとする人的なリソースも十分確保できないことなどを総合的に判断し、帝王切開の手法を採用しているところでございます。 なお、COVID-19に感染された妊婦の方に対しては、このような状況を事前に十分ご説明を行い、ご理解をいただいたうえで帝王切開を行っており、これらの方針のもと、出生した児に関しては、現在まで1事例も感染事例の発生はございません。 そのような中で、妊婦の方に対しては、感染症病棟スタッフ、産婦人科スタッフ、NICUスタッフがチーム医療を展開して懸命な努力を継続しておりますので、どうかご理解いただきますようお願い申し上げます。 今後とも本市における周産期医療の充実のためにご理解とご協力をいただきますようお願いいたします。
【担当:市民病院 総務企画課】 |
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