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市民の皆様の声(ご意見・ご提案)

 水道局万日山排水池における太陽光発電工事について

  登録されている分類 [ 施設整備 ]
2022年7月受付
 万日山緑地公園の中にある市上下水道局万日山配水地内太陽光発電施設工事について、万日山緑地公園は熊本市の中心部に近く、多数の市民・観光客が訪れる憩いの場として、また、動植物の観察の場所として貴重な存在であると思う。
 このような緑地公園の一角に景観を害する発電施設を設置する必要性があるのか。配水池にも草木を植栽するなど緑地公園と一体として整備することはできないか。
 緑地公園整備とは真逆の施設整備(太陽光発電)を行おうとする理由、根拠についてお尋ねする。

 回答致します

2022年9月回答
 近年、世界各地で災害をもたらす極端な高温や熱波、集中豪雨の増加などの気候変動は、地球温暖化に関係していると言われており、2015年に全ての国が合意したパリ協定では、「産業革命前からの気温上昇を2度より十分低く保ち、1.5度に抑える努力をする」、「今世紀後半に人為的な温室効果ガスの排出量を実質ゼロにする」などの目標が掲げられております。
 これらを踏まえ、国においては、令和2年(2020年)10月に「2050年までに温室効果ガスの排出を実質ゼロにする」ことを宣言され、その後改正された地球温暖化対策の推進に関する法律においても、基本理念として「2050年までの脱炭素社会(温室効果ガスの排出量の実質ゼロを達成した社会)の実現」が示されたところです。
 このような中、本市においては、令和3年(2021年)3月、周辺の17市町村と連携して「2050年温室効果ガス排出実質ゼロ」を目標として、「熊本連携中枢都市圏地球温暖化対策実行計画」を策定しました。
 この計画では、地球温暖化の原因となる温室効果ガスの排出削減に向けた重点取組の一つとして「公共施設等による率先した省エネ・蓄エネ・再エネの推進」を掲げており、市有施設における太陽光発電設備の整備に率先して取り組んでいるところです。
 万日山配水池における太陽光発電設備の整備は、この取組の一環として行うものであり、令和3年(2021年)7月に環境省の補助金の採択を受けた後、関係機関との協議や資材の調達など、着工に向けた準備を進めてまいりました。
 なお、当配水池における太陽光パネルは、配水池の上部など敷地内の平地に設置するため、新たな造成工事は行わず、樹木についても、枝打ちは行いますが、伐採は実施しない予定です。
さらに、万日山配水池の敷地は、市民や観光客の皆様も通行される園路に隣接していることから、公園の景観をできる限り損なわないよう、配水池のフェンスに沿って植栽を施すこととしております。
 本事業については、環境や景観に配慮しながら実施してまいりますので、ご理解とご協力を賜りますようお願い申し上げます。

【担当:脱炭素戦略課】

  担当課
政策局 秘書部 広聴課
096-328-2075
kouchou@city.kumamoto.lg.jp