総合トップへ
ホーム  >   市民の皆様の声   >   市民の声一覧   >  市民の声詳細

市民の皆様の声(ご意見・ご提案)

 ジェーンズ邸観光活用について

  登録されている分類 [ その他 ]
2022年6月受付
 ジェーンズ邸の外観がいよいよ完成してきた。
 熊本県最古の洋館であり、県重要文化財でもある。熊本洋学校として、熊本の若者が学び、明治近代化に大きく貢献した。また、博愛社の設立許可を受けた場所でもあり、日本赤十字発祥の地でもある。この歴史を観光客はもちろん、熊本市民・県民でも知らない人が多いのではないだろうか。本当にもったいない話である。
 熊本市には、ジェーンズ邸完成を機にぜひこの事実を広めてもらいたいし、観光にも活用してもらいたい。この一帯は水前寺成趣園の南側にある2カ所の出入り口を整備改修して、水前寺成趣園、夏目漱石旧居、ジェーンズ邸と回遊して見られる観光ルートを考えてはどうか。水前寺成趣園の入場券も、3カ所をゆっくり回れる1日回遊パスポートなど用意すれば、観光客の増加が見込めると思う。正月と盆休みに入場無料にして開放すれば市民が来やすくなる。もちろんわかりやすいルート案内などの掲示板も必要であるし、何よりこの歴史をわかりやすく解説する工夫が必要になる。この地域には水前寺蝋締所(ろうじめしょ)趾もあり、観光地として魅力に溢れている。
 ぜひこの機会にみんなで知恵を出し合い、地元も観光客も学び集える場所にしてもらいたい。

 回答致します

2022年8月回答
 熊本洋学校教師ジェーンズ邸につきましては、平成28年熊本地震による倒壊以降、文化財としての復旧に取り組み、いよいよ完成が迫ってまいりました。
 現在、公開に向け工事と並行して熊本洋学校の歴史やそこで学んだ人々、博愛社設立の許可を受けた建物であること、地震からの復旧工事の内容、建物そのものの価値等がわかりやすく伝わるような展示を検討しているところです。
 れまでも、本市ホームページや観光WEBサイトでの情報発信等を行ってきたところですが、これらに加えて当初ジェーンズ邸や熊本洋学校が設立された地である古城地区にも説明版を設置し、これらの出来事を広く知らせてまいりたいと考えております。
 また、水前寺地域一帯での観光案内等につきましては、ご提案の3施設を含めた地域の観光資源や周遊ルートの紹介など、水前寺成趣園を所有する宗教法人出水神社、地元自治会やまちづくり団体と協議しながら進めてまいります。
 特に、今回の移築で、ジェーンズ邸は電車通りに面することになり、水前寺地区の観光における入口としての役割を期待されていることから、地域の紹介やガイダンスの役割を持たせることなどを検討しているところでございまして、その中で、ご提案の蝋締所跡をはじめとする地域の歴史等にも触れることができればと考えております。
 ジェーンズ邸は令和5年9月1日の公開を予定しておりますので、楽しみにお待ちいただければと存じます。

【担当 文化財課】

  担当課
政策局 秘書部 広聴課
096-328-2075
kouchou@city.kumamoto.lg.jp