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令和2年(2020年)7月30日 新型コロナウイルス感染症患者発生(本市69例目)に伴う市長記者会見

最終更新日:2020年8月4日
政策局 秘書部 広報課TEL:096-328-2043096-328-2043 FAX:096-324-1713 メール kouhou@city.kumamoto.lg.jp

会見録

   

市長発表

市民の皆様にお知らせいたします。本日、熊本市内で69例目、県内では162例目となる新型コロナウイルス感染症の患者の方が確認されました。

この方は、熊本市北区在住の20歳代のオーストラリア国籍の男性です。

ワーキング・ホリデー制度を利用して、今年の2月16日に来日され、その後いつから熊本市においでになったかは、現在確認中です。現在は熊本市北区内で、農業関係のアルバイトをされております。

 

陽性確認に至るまでの経緯ですが、7月27日に発熱症状、関節痛があり、症状が続くことから7月29日に医療機関を受診し、その後、自転車で熊本市医師会PCRセンターに行かれ、検体を採取し、PCR検査を行った結果、本日午前11時00分に陽性と確認されたものです。発症日は、7月27日であると考えておりますが、詳細は確認中です。

 

現在の症状は、平熱まで熱は下がっており、意思の疎通は可能です。また、本日16時00分に感染症指定医療機関へ入院されました。なお、感染症指定医療機関への移動は保健所の車両で行いました。基礎疾患は確認中です。

発症前の行動歴についてですが、7月20日から23日まで、また25日、27日はアルバイトのお仕事をされております。なお、7月20日には仕事の後、熊本市中央区の飲食店に行かれたと伺っております。また、26日には、知人の方と熊本市北区の飲食店で会食をされています。
接触者については、現在調査中です。感染経路についても、現在調査中です。

 

その他、報道資料に掲載されている内容以外については、分かり次第あらためてお知らせいたします。
非常に感染が拡大している状況で、また、県内においてクラスターの発生により、今後また感染が拡大していくということで、強い危機感を持っているところです。
7月20日から本日までで、本市においても既に29名の新規の感染者の方が確認されております。
感染拡大防止に全力で取り組むとともに、今回の感染者の方、接触者の方、濃厚接触者の方々をしっかり検査をさせていただいて、これ以上感染が広がらないように全力を尽くしてまいりたいと考えています。
市民の皆様にも、引き続き、県境をまたぐ移動の自粛や、手洗いうがいを含め、新しい生活様式の徹底、感染防止対策をお願いいたします。

 

私からは以上です。

  

質疑応答

【記者】農業関係のアルバイトとのことですが、アルバイト先の所在地は熊本市内でしょうか。

 

【市長】熊本市内です。

 

【記者】何区かは分かりますか。

 

【市長】北区で農業関係のアルバイトをされています。

 

【記者】外国籍の方の新型コロナウイルス感染というのは、熊本市内や熊本県内では初めてでしょうか。

 

【市長】県内においては今確認ができておりませんが、熊本市内においては初めてです。

 

【記者】熊本市内では外国籍の方の感染が初めてということで、日中に実施された担当部署からのレクチャーの中で、日本語があまり堪能ではないとのことでしたが、通訳を付けて病院に行かれたのでしょうか。

 

【市長】通訳ではなく、熊本市の国際課の方で様々な聞き取りを行い、またメールでいろいろな状況の確認を行い、分かったことを今お知らせしています。

 

【記者】医療機関までの受診も国際課とのやり取りで、受診に至ったということですか。

 

【市長】はい。医療機関受診までもそうです。医療機関では英語を話せる方もいらっしゃるということで、コミュニケーションはある程度取れていると思います。

 

【記者】国際課を通じて医療機関を紹介したような形になるのでしょうか。

 

【市長】いいえ、最初の医療機関はご自分で行かれているので、そこで英語で会話されたのかどうかは定かではなく、確認ができていません。その後は、PCRセンター以降は熊本市国際課で対応しています。

 

【記者】行動歴について、中央区の飲食店あるいは北区の飲食店、これまでも飲食店の従業員の方が何例か感染が確認されていますが、それらとの繋がりはあるのでしょうか。

 

【市長】それも今のところ分かりません。この飲食店の関係者や接触があったと考えられる方々に接触を図りながら、積極的に検査を行っていくことになると思います。ですから、リンクがあるかどうかは分からないといことです。今のところリンク無しということになろうかと思います。

 

【記者】接触者調査中とのことですが、お一人で住んでいらっしゃったかどうか分かりますか。

 

【市長】お一人暮らしです。

 

【記者】仲間内でワーキング・ホリデーを利用された方等と接触があったかどうかは、まだ分かりませんか。

 

【市長】そこも調査中ですが、この方が感染をされたということであればご友人の外国籍の方や日本人で接触された方には連絡がつくと思いますので、できるだけ早く関係者の方皆さんにお知らせして、濃厚接触者に当たる方には早く検査を行うということで、複数名の方は今検体を採取して検査を行っていると聞いています。(後ほど、一部訂正あり)

 

【記者】アルバイト先は1件ですか。

 

【市長】1件と伺っています。

 

【記者】農業関係ということは、実習ということですか。

 

【市長】実習かどうかは分かりませんが、ワーキング・ホリデーを使って、日本にいらっしゃったと伺っております。

 

【記者】この方の件ではないのですが、熊本市内の高校生が1人感染なさっていて、その方はジャパンマリンユナイテッドの関係者のお子さんだったということでしたが、この方の学校内での感染経路等は熊本市保健所の管轄と聞いているのですが、その辺りについて詳細は分かりますか。

 

【市長】お住まいが熊本市内ではないということです。詳細は保健所からご説明します。

 

【事務局】熊本市内在住者の方ではないということですが、接触者については県から依頼を受けて、こちら(熊本市保健所)で準備を進めているところです。

 

【記者】消毒については、いかがでしょうか。

 

【事務局】学校と連携を取って、接触者の特定や消毒などの感染予防を行っているところです。

 

【記者】熊本市内では飲食店が関係するような、若い世代の感染が相次いでいますが、この点に関する市長の所感をお聞かせください。

 

【市長】先日の記者会見でも申し上げましたが、やはり若い方々があまり自覚症状のない中で、活動をされて、結果、しばらく経って具合が悪くなり病院を受診し、感染が確認されるケースが非常に多く見受けられます。ですので、若い方々が積極的に体調の変化について、少しでも具合が悪ければ新型コロナ相談センターやお近くの医療機関に電話で相談していただきPCR検査を行う等、ぜひお願いしたいと思います。そのことが、今後感染を広げない重要なポイントだと思っていますし、特に若い方は無理して活動してしまわれたり、行動範囲が非常に広かったりされますので、多くの方に感染してしまうリスクが非常に高いということをぜひ自覚していただきたいと思います。ですから、自分がいつ感染してもおかしくないと考え、例えば飲食店等に出向くにしても、感染予防をしっかりしているとか、あるいは大人数での会食をしないということは全国的に言われておりますので、そういった会食を控える。あるいは、県外との往来を極力避けて、人との接触を少なくすることが、感染を拡大させない唯一の方法だろうと思いますので、その点は若い方々にも注意をしていただくようお願いしたいと思います。

 

【記者】2点お伺いします。農業関係のアルバイトは、この方の他に外国人の方でアルバイトをされている方がいるかどうかと、日本人への注意喚起は十分されていると思うのですが、こうした外国人の方々が発症された場合の注意喚起についてはどのようにお考えですか。

 

【市長】前段の方については、外国籍の方がいらっしゃったかどうかも含めて現在調査中です。
  それから2点目の、外国籍の方への注意喚起ということに関しては、熊本市の国際課から、多言語によるそういった情報提供をさせていただいております。それから、国際交流会館と熊本市国際交流振興事業団がありますので、そちらからの連絡、こういったこともさせていただいているところです。ただ今後も、熊本市内在住の外国人の方は、他の大都市に比べると少ない方ではありますが、こういう方々へきちんと情報が届くように、特に今回、外国籍の方の感染が確認されたということで、できる限りの情報を提供させていただいて感染拡大防止に繋げていきたいと、このように考えています。

 

【記者】過去1カ月の海外渡航歴と県外移動歴の有無と、アルバイトの開始時期がわかれば教えてください。

 

【市長】先程申し上げた通り、2月16日に来日をされているということですが、その後いつ熊本市にお越しになってアルバイトを始められたかは、まだ分かっていません。

 

【記者】関係者の検体をいくつか調査されるということでしたが、どのような関係者でしょうか。

 

【事務局】現在、接触された方のリストアップを関係者の方にお願いしているところです。明日以降、PCR検査を随時行っていきます。

 

【市長】今リストアップ中です。そこ(「複数名の方は今検体を採取して検査を行っている」という先ほどの発言)は訂正させてください。

 

【記者】先程ご説明のありました高校生の関係の調査や検査は、もう始まっているのですか。

 

【市長】現時点では私に情報は入っていませんが、熊本市内に所在する学校に熊本市外在住の生徒さんが通われていたとのことですので、保健所と学校とで連絡を取り、例えば消毒等、これからどのような対応をすべきかを検討しているところです。

 

【記者】保護者の方々が不安に思っていると思いますが、生徒さんについても、希望者にはPCR検査をする等、どのように考えられていますか。

 

【市長】おそらく、学校から保護者の方や生徒さんには通知が行っていると思います。熊本市が所管する学校ではないということもあり、学校から依頼があって、例えば濃厚接触者であったり接触のある生徒さんに積極的にPCR検査を行っていくことになろうかと思います。

 

【記者】アルバイトは、業務の中で広く市民と接触するような仕事なのでしょうか。

 

【市長】農業関係であり、そういうことではないと伺っています。

 

【記者】例えば、販売とかではないということですか。

 

【市長】そういうことではないように伺っていますが、まだ詳細がよく分かりませんので。どういった業務内容のアルバイトなのか、作業なのかそれ以外の業務なのかは調査をする必要があると思っています。

 

【記者】通勤で公共交通機関を利用されている等はありますか。

 

【市長】今のところの調査の中では、ないと伺っています。

 

【記者】この発表で、今日の検査結果は全てですか。

 

【市長】熊本市の分については、今検査をしているものがあるとのことですが、今のところ速報は入っていません。間もなく検査が終わるということですので、もし陽性の方が確認されれば速報でご連絡しますし、ホームページ上でも発表させていただきます。

 

【記者】時間の目途はありますか。

 

【市長】この数十分の間くらいだと思います。昨日もそうでしたが、会見中にもし陽性が確認されたらメモを入れるように指示しておりますので、今のところないということです。この後、確定したらまたお知らせしたいと思います。

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