・屋内飼育の場合
▢ケージ自体が固定してあり、転倒や落下の危険性がない
▢物が落ちてきてペットに危険が及ばないよう、家具が固定されている
▢ケージなど、発災直後にペットが避難できる場所(隠れ場所)が確保されている
・屋外飼育の場合
▢ペットの周りにガラス窓など破損しやすいものがない
▢ペットの周りにブロック塀など倒壊しやすいものがない
▢適切な頭数を飼いましょう(一緒に連れて避難できる頭数は限られています)

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犬の場合 <しつけ> ▢「待て」「お座り」等の基本的なしつけをす る ▢首輪やケージに入ることに慣れさせる ▢不必要に吠えないようにしつけをする ▢人や他の動物に攻撃的にならないように慣れ させる ▢決められた場所での排泄 <健康管理> ▢年一回の狂犬病予防注射の接種(義務) ▢各種ワクチン注射 ▢犬フィラリアやノミ・ダニ予防・駆虫 ▢不妊去勢手術 | 猫の場合 <しつけ> ▢ケージに入ることに慣れさせる ▢人や他の動物を怖がらないように慣れさせる ▢決められた場所で排泄できる ▢完全室内飼養(災害時の行方不明防止) <健康管理> ▢各種ワクチン注射 ▢ノミ・ダニ予防・駆除 ▢不妊去勢手術 |
※不妊去勢手術は、望まない繁殖を防止する以外にも、避難場所に多くのペットがいた時に、繁殖のため
の争いやストレスを軽減することができ、また、マーキングなどの問題行動も防止できます。
行方不明の防止対策
▢首輪や鎖などの点検(災害発生時には、ペットもパニックになって逃げだすことがあります)
▢マイクロチップの装着(損傷や脱落などがなく、飼い主を確実に特定できるとても有効な方法です)
▢連絡先を書いた迷子札の装着(犬の場合は、鑑札と狂犬病予防注射済票の装着もしてください)
※「狂犬病予防法」により、犬の飼い主の方には、鑑札と注射済票を飼い犬に装着することが義務付けら
れています
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・鑑札 | ・狂犬病予防注射済票 |
ペット用の避難用品や備蓄品の準備
避難所では人に対する準備はされていますが、ペットに対する備えは基本的に飼い主の責任です。
日ごろから必要な物資の備蓄をしておきましょう。
ペット避難用品の準備
優先順位1 命や健康にかかわるもの | ▢療養食、薬(5日分以上) ▢フード、水(5日分以上) ▢予備の首輪、リード(伸びないもの) ▢食器 ▢ケージ、キャリーケース (ガムテープもあると、ケージの補修など多用途に使用可能) |
優先順位2 飼い主や動物の情報がわかるもの | ▢ワクチン接種状況、既往歴、健康状態、かかりつけの動物病院がわかるもの ▢飼い主の連絡先がわかるもの、ペットの写真 |
優先順位3 ペット用品 | ▢ペットシーツ、トイレ用品、タオル、ブラシ、おもちゃ、 ブランケット(ペットの体を包める大きさのものや匂いがついているなど、ペットが落ち着けるもの)など |
※ペットの避難用品が準備できたら、ペットを連れて、ペット用と人用の避難用品を持って避難できるか
事前に確認しておきましょう。
ペットの同行避難の訓練、避難経路の確認
▢ハザードマップでの危険な場所の確認
▢災害時の避難場所や避難所までの経路確認
(通常の経路が通行できないときの迂回路の確認)
▢ペットを連れた避難(同行避難)の訓練
▢家族や地域の方々との連絡方法や集合場所の確認
▢複数の一時預け先を確保
(避難後はペットと別の場所で避難生活を送る可能性があります)
※同行避難とは、ペットを連れて安全な場所まで避難することです。避難所でペットと人が同一の空間で居住できることを意味するものではありません。