今日から始める!太らない食習慣
年末年始の休暇で生活習慣が不規則になった方、正月太りが気になる方、食事に気をつけたい方、時間栄養学を取り入れた食べ方が知りたい方、
外出の機会が減る冬のおうち時間を楽しく過ごしながら、特に食生活で心がけてほしいポイントをご紹介します。
【 時間栄養学を取り入れて 太らない食べ方】
(1) 朝食を食べる
〇朝ごはんで体内時計をリセット、活動モードに切り替えよう
主食・主菜・副菜が揃った朝ごはんは太りにくい
〇体温を上げ、免疫力アップ
温かい具沢山の汁物がおススメ(みそ汁、豚汁、のっぺ汁など)
(2) よくかんで食べる
〇一口の量を少なくし、よくかんで食べる
〇ゆっくり味わって食べると食べすぎを防ぐ効果あり
〇食事は野菜メニューから食べると、食後の血糖上昇が緩やかに
(3) 間食を減らす
〇間食は置かない、もしくは買い置き量を決める
〇目に入らないところにしまう
〇毎食しっかり食べて、小腹がすかないようにする
※ここでいう間食とは、必要な栄養量をとるための補食ではなく、食事以外に食べるもののことです。
【歯と口の健康編】よくかんで食べましょう
皆さんは食事の際にひと口何回かんでいますか。
よくかむことは、食べ物を食べるだけでなく、全身を活性化させるためにも重要です。
食生活編にも記載されているもののほかにもかむことの効果をご紹介します。
【かむことの効果】
1 肥満防止 よくかんで食べると、満腹中枢が刺激されて食べすぎを防ぎます。
2 味覚の発達 よくかんで味わうと食べ物本来の味がよくわかります。
3 言葉の発音 よくかむことで、口の周りの筋肉が発達し、口を大きく開ける事ができるようになって発音がよくなります。
4 脳の発達 かむことは脳細胞の働きを活発にします。子どもの脳の発達を助け、高齢者には認知症の予防に役立ちます。
5 歯の健康 かむことで唾液が分泌されて口の中がきれいになります。唾液はむし歯や歯周病を防ぎます。
6 がんの予防 唾液は発がん物質を中和すると言われています。
7 胃腸の働き よくかむことで食べ物の消化吸収がよくなり、胃腸に負担をかけずに栄養吸収ができます。
8 全身の体力向上と全力投球 力を入れかみしめると身体に力を入れることができます。
「かむことの効果」の1から8の項目の一文字目を上から読むと、「ひみこのはがいーぜ」となり、覚えやすいですよ。
厚生労働省では、ひと口30回以上かむことを目標とした「噛ミング30(カミングサンマル)」を推進しています。
皆さんも食事の際、飲み込む前にかむ回数をあと2,3回増やしてみませんか。
かむことから健康を考えてみましょう。