野菜や果物、魚などのうち、旬を迎える食材は栄養価が高く、なによりおいしいもの。しかし、旬の食材以外にも、揚げ物やお菓子などいろいろな食べ物をつい食べ過ぎてしまうことはありませんか?現代では、過食が原因のひとつである肥満や糖尿病、高血圧症など様々な生活習慣病になる人が多く、運動不足による体重増加を気にしている人もいるかもしれません。
そこで、生活習慣病予防が期待できる「野菜の力」についてご紹介します。
野菜にはビタミンやミネラル、食物繊維が豊富に含まれ、次のような働きをして生活習慣病予防に役立ちます。
・体の調子を整える(抵抗力を高める)
・糖や脂肪の吸収をおだやかにする(血糖値の急上昇を抑える)
・便秘の予防になる(食物繊維が便のかさを増やす)
・よく噛むことで、肥満防止になる(満腹中枢を刺激する)
野菜の1日摂取目標は、「350g以上」です。食事バランスガイド(外部リンク)では、70gの野菜を使用した小鉢を1日に5皿食べることを目安しています。しかし、平成30年度に実施した熊本市健康づくりに関する市民アンケートの結果では、1日に小鉢1~2皿が過半数を占め、目標である5皿以上を達成しているのは3.9%に過ぎませんでした。3~4皿が31.5%、全く野菜を食べていない市民は6.3%でした。熊本市民はあと1皿程度不足していると考えられています。
資料:H30年度「熊本市健康づくりに関する市民アンケート調査」
野菜は火を通すとかさが減って、たくさんの量を食べやすくなります。みそ汁などにたっぷりの野菜を使って具沢山にすると、汁が少なくなるため減塩にもつながり一石二鳥(野菜たっぷりと減塩)です。さらに冷凍野菜やカット野菜を上手に利用することも、毎日の食事に野菜を取り入れる方法のひとつです。またトマトやアスパラガスなど色の濃い緑黄色野菜と、玉ねぎやキャベツなど色の薄い淡色野菜を組み合わせてバランスよく食べることが理想的です。
その食材が一番おいしくなるのが旬。このタイミングを逃すことなく、ぜひ旬の野菜を使った料理に挑戦して季節を感じてみてください。野菜を使ったレシピについて知りたい方は下記リンク先をご覧ください。
また東区役所保健子ども課では、「みんなの野菜レシピ」を無料配付しています。ダウンロードも可能ですので、ぜひご活用ください。