師走から年始にかけてのこの時期は、飲食の回数が増え、1回の食事時間が長くなり食べる量が増えたりと食生活が不規則になりがちです。今年は特に新型コロナウイルス感染症流行の影響で、豪華な料理やスイーツをお取り寄せしたり、オンライン忘年会・新年会などでおうちでゆっくり飲食を楽しむようにしたりと、例年より食事量が増える方もいらっしゃるかもしれません。
そこで、年末年始を楽しく過ごしつつ、特に食事で気をつけたいポイントをご紹介します。
【 年末年始の食事で気をつけたい5つのポイント】
(1) 食事はよくかんで、腹八分目まで
〇過剰なエネルギーをおさえて肥満防止
〇加工食品の栄養成分表示を参考に
(2) 一口目は野菜から食べる
〇食物繊維を多く含む食品から食べることで食後の血糖上昇が緩やかに
(3) 炭水化物の重ね食べに注意
〇麺類、もち、ごはんものばかりに偏るとエネルギー過多になりがち
(4) 減塩を心がけよう
〇刺身や馬刺しのしょうゆは小皿にだして「少し」つける
〇酸味・香辛料・香味野菜を使って減塩でおいしく食べよう
〇麺類のスープを残すと食塩摂取量が減らせる!
(5) 甘い飲み物やアルコール飲料を飲みすぎず、水分補給には水やお茶を心がけよう
〇アルコール飲料の適量には気をつけて。(1日の適量:ビールなら500㎖、焼酎なら110㎖)
→ご活用ください。 年末年始の食事で気をつけたい5つのポイント (PDF:365.1キロバイト)
それでも、昨日は食べすぎた!という日もあるでしょう。年末年始に限らず、理想通りになる日ばかりではありません。その場合は3日間程度の食生活を振り返り、摂りすぎや不足したところを調整し、「平均したら栄養のバランスが摂れる」ように工夫します。ごちそうの日以外は規則正しく食べましょう。
野菜不足の場合は、野菜たっぷりの鍋料理に。野菜料理を紹介!みんなの野菜レシピ
味付けが濃いものが多く、塩分過多が気になる場合は、減塩の工夫でおいしいおかずを。
レシピはひがっぴぃのレシピで紹介。
今年の年末年始は、おうち時間を活かして、手作りおせちや新しい料理に挑戦してもよいですね。
郷土料理やひご野菜を使った料理は、熊本市食育のひろば(外部リンク)で紹介。
年末年始は美味しいものを食べたり飲んだりする機会が多くなりますが、食べた後に歯をみがかずにいると、お口のトラブル(むし歯になったり、歯ぐきが腫れたりするなど)が起きるかもしれません。また、みがいてもむし歯や歯周病になってしまったという人も少なくありません。歯ブラシに力を込めてゴシゴシするだけでは、歯ブラシの毛先が開いてしまい、歯垢や食べかすを取り除けません。毛先を軽く当てて、小刻みに動かすのが歯みがきの基本です。
歯みがきのコツむし歯と歯周病の原因となるプラーク(歯垢)を落とすことが大切です。(1)歯と歯ぐきの境目をみがきましょう。(2)歯ブラシは小刻みに動かします。(3)歯と歯の間には、歯間ブラシや糸つきようじ、デンタルフロスを使いましょう。
さらに詳しい歯のみがき方や健康情報を知りたい方は「歯と口の健康情報」をご覧ください。
そして、新しい年を迎える前に、ぜひお口のチェックを歯科医院で受けましょう。
【子どもも大人も一緒に、今できることから始めてみましょう!】
ステップ1
生活リズム編 いつもと変わらない生活リズムを保とう
生活リズムは一度崩れるとなかなか戻りません。
普段の起床時間との差を1~2時間以内にしましょう。
朝起きたらカーテンを開けて日光を浴びよう
電気の明かりも効果大です!光を浴びることで体内時計がリセットされます。
感覚的にも気持ちがいいですね。
ステップ2
活動アップ編 大掃除をしよう
窓ふきは中腰で行うと脚力のトレーニングになります。
風呂掃除は体をひねる動作を加えると効果的!
お正月遊びをしよう
羽つきや凧揚げを子どもと一緒にするのもいいですね。
1日1回は外に出て歩こう
背筋を伸ばし、腕を振って大股で歩くと消費量アップ!
【最後に】
冬場は「暖房器具や加湿器等によるやけど」「こたつでの脱水」などが起こりやすくなります。
事故を防ぐための注意点や対策を知り、家庭で対策を取ることが安心にもつながります。
予防策を参考にしていただき、よい年末年始をお過ごしください。
(参考)消費者庁ホームページ こどもの事故防止について(外部リンク)
令和2年(2020年)12月 東区役所保健子ども課