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令和2年(2020年)4月10日 新型コロナウイルス感染症患者死亡についての市長記者会見

最終更新日:2020年4月10日
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会見録

 

市長発表

 市民の皆様にお知らせをいたします。本日、13時03分、新型コロナウイルス感染症で熊本市の感染症指定医療機関に入院をされておられた患者の方、1名がお亡くなりになられました。
 亡くなられた方は、市内にお住まいの70歳代の無職の男性で、本市で感染が確認された6例目の方になります。1日も早いご回復を願っておりましたが、本日、訃報に接し、大変残念に思っております。謹んで哀悼の意を表します。
 この方は、市内の温浴施設で寝泊まりをされておりまして、先月21日に発症、25日に帰国者接触者外来を受診され、検体検査を実施いたしました。同日19時30分に感染が確定をされております。その後、感染症指定医療機関に入院をされまして、基礎疾患もあられ、また高齢でもありましたので病院で大変注意深く治療を進められておりましたが、3月29日の午前中に容体が悪化したため、人工呼吸器を装着をされました。それ以降引き続き、懸命の治療が行われてきたところでございますけれども、本日、残念ながらお亡くなりになられたものであります。
 なお、お亡くなりになられた方の情報につきましては、これ以上の詳細は判明をしておりません。メディアの皆さんにも、それぞれお立場はあるかというふうに存じますが、故人のプライバシー保護には、できるだけご配慮いただきますよう、よろしくお願いを申し上げます。市内で昨日も新しい感染者の方が確認をされておりまして、このところ感染者数も増加をしているところです。また、今回の訃報によりまして、さまざまな不安を感じておられる市民の方々も、大変多いのではないかなと思っております。本市としては、市民の皆様の健康・生命を守るため、今こそ本市の総力を結集いたしまして、そして市民の皆様と一丸となって、この新型コロナウイルス感染症の感染拡大防止に全力を挙げたいと考えております。
 今後とも国・県をはじめ関係機関、そしてまた、医療機関や事業者の方々と緊密な連携のもと、全庁一丸となって感染拡大防止対策に取り組んでまいりますが、やはりたびたび申し上げます通り、市民の皆様が外出を自粛していただいて、できるだけ人との接触を控えていただくということが、感染を防ぐうえで非常に重要なことでありますので、どうか皆様方は不要不急の外出をお控えいただきますよう、お願いを申し上げます。
   私からは以上です。

 

 

質疑応答

【記者】先ほど市長は、市内にお住まいとおっしゃいましたけれども、これまでの発表では住所が不定ではなかったですか。

 

【市長】そうですね、住所が不定ということであります。市内に在住歴のあった方ということで、正式に言えばそういう状況であって、なおかつ温浴施設の方に寝泊まりをされていたということであります。

 

【記者】死因については、肺炎かどうかわかりますか。

 

【市長】新型コロナウイルス感染症による肺炎ということが死因ということになります。

 

【記者】初の死者が出ましたけれども、明日からまた週末になりますけれども、改めて市民に呼び掛けることはありますか。

 

【市長】この方が入院をされたのが先月の25日、そしてわずか16日で命を落とすという、大変このコロナウイルスの恐ろしさというものがあります。しかも県内で初めて死亡例が出たということは、それだけこの新型コロナウイルスの恐怖というものが皆さんの身近なところに迫っているんだという、そういうやはり危機感を持っていただきたく思います。私自身もあまりで皆さん方に、少しパニックになるような、あるいはあまり嫌なことを申し上げたくはないのですけれども、これが現実です。16日で人の命を落としてしまう。やはり軽症の方も多い、そして回復されて実際にこれまで複数名の方が、重篤化されても回復して退院をされました。この新型コロナウイルス感染症というのは、感染力が非常に強く、そしてどういう方が状態が悪くなるかというのは、これは急激に悪くなるということでありますので、そういう意味では、市民の皆さんにはどうか感染しないように最大の注意を払っていただく。そのためには、もう本当に毎日毎日、我慢を強いられている日々だと思いますけれども、どうか皆さん方には不要不急の外出をぜひ控えていただく、ここに尽きると思いますので、くれぐれもよろしくお願いしたいと思います。

 

【記者】死亡原因の死亡診断書には、新型コロナウイルス肺炎による呼吸器不全とか心不全とかその辺はどのように書いてありますか。

 

【市長】死亡診断書の記載については、分かりません。今、私のところに届いています死因ということでは、新型コロナウイルス感染症による肺炎により死亡ということで確認をしております。ですから、呼吸状態が非常に悪くなっていかれたと伺っております。日に日に悪くなっていた。この方、70歳代ということで高齢でもありますので、そういう意味では非常にシビアな状態だったろうと思っております。

 

【記者】先ほど、今日の午前中に容体が悪化して、人工呼吸器を装着されたということですか。

 

【市長】いや、今日ではないですね。先月の29日ですね。

 

【記者】人工呼吸器を装着されたということですか。

 

【市長】そうです。それはもうお知らせをしていた通りです。6例目の履歴を見ていただければ、その状態はわかるかと思います。そして、症状がどんどん改善をされずに悪化されていって、本日お亡くなりになられたということです。

 

【記者】基礎疾患とはどういったものがあったのですか。

 

【市長】基礎疾患については、発表は控えされていただきます。これは、ご遺族のご意向もございまして、はい。

 

【記者】人工呼吸器の他にかなり悪い方にはECMOの装着とかされる、処置を施すパターンが多いんですけど、今回の方はどうでしょうか。

 

【市長】この方に関しては、人工呼吸器の装着というまでで、ECMOについてまでは対処はされていないと伺っています。

 

【記者】これまでに持病として、高血圧があるいうことまでは言われているんですけれども、そこまでは言えるけど、そこから先は言えないということでいいですか。

 

【市長】そうですね。高血圧については公表されていますが、その以外の基礎疾患はあると伺っていますが、それについては公表をしないでほしいということでご遺族からお話しがあったということで、控えさせていただきます。

 

【記者】今回の亡くなられた方は九州でいうと恐らく2例目になると思うんのですが、この確認というのは。

 

【市長】九州でいえば、昨日の段階で言えば2例目ということですよね。そして、日本全国で88例目の方になると思います。それは4月9日時点のデータですね。本日時点のデータ等はまた変わっていると思いますが、そういう状況であります。

 

【記者】熊本市にお住まいだったのは去年までですか。

 

【市長】そうですね。昨年まで熊本市に住民票があったということでありますが、その後、恐らく家を出られたのか何らかの事情で自宅を出られて、そして温浴施設等いろいろなところを回っておられたのではないかなと思いますが、私達が確認した時には温浴施設にいらっしゃってということでございました。

 

【記者】関連で、前の説明では南区にということでしたが。

 

【市長】熊本市南区に住民票があったということです。

 

【記者】今も置いてらっしゃるといった(ことになるのでしょうか)。

 

【市長】状態はそのままになるのでしょうね。ただ、居住自体がないということですね。

 

【記者】関連なんですが、表現としては市内在住ということでよろしいですか。

 

【市長】市内在住ということで、それは住民票が今あるということで言えば、そういうことですね。熊本市内の方であることには違いないということになります。

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