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令和2年(2020年)4月10日 新型コロナウイルス感染症患者発生(本市19例目)に伴う市長記者会見

最終更新日:2020年4月10日
政策局 秘書部 広報課TEL:096-328-2043096-328-2043 FAX:096-324-1713 メール kouhou@city.kumamoto.lg.jp 担当課の地図を見る

会見録

   

市長発表

   市民の皆様にお知らせをいたします。
   本日、熊本市内で19例目、県内では24例目の新型コロナウイルス感染症の患者の方が確認をされました。この方は、東区にお住いの20歳代の日本人男性で、職業は会社役員です。
   3月22日から東京に滞在をされておりまして、4月1日に熊本へ移動をされています。その後、今月3日に発熱と味覚・嗅覚の障害があったため、6日に医療機関Aを受診し、その後医療機関Aの紹介により、医療機関Bを受診をされました。そして昨日、9日に帰国者・接触者相談センターに相談があり、本日10日に帰国者・接触者外来を受診し検体を採取、PCR検査を行った結果、17時45分に陽性と確認をされたものです。 なお、過去1か月の海外への渡航歴はありません。 現在、感染症指定医療機関へ入院する準備を進めておられ、現在は自宅待機中です。
   また、接触者については、同居されておりますご家族が確認をされており、現在、自宅待機中で、その他の接触者については、現在調査中です。
家族構成については、ご本人の同意が得られておりませんので公表は差し控えさせていただきます。なお、基礎疾患、行動歴等については、現在調査中であり、分かり次第あらためてお知らせをいたします。
   本日、本市で新たに感染経路が不明の感染者の方が確認をされたことで、市民の皆様も、大変不安に感じておられると思います。ご不安のある方は、ぜひ帰国者・接触者相談センターにご相談をいただきますよう、お願いをいたします。24時間体制で相談を受けておりますので、こちらにご連絡をいただきますよう、よろしくお願いいたします。
   また、改めまして市民の皆様には、こうして連続して、新たな感染経路不明の感染者の方が確認をされておりますので、外出はどうか控えていただき、引き続き自粛をしていただきますよう、強くお願いをさせていただきます。
   私からは以上です。

 

 

質疑応答

【記者】現在の症状はわかりますか。

 

【市長】現在は、微熱くらいです。症状としては、味覚と嗅覚に異常があり、微熱の状態ということであります。食事は普通に食べておられると伺っています。

 

【記者】東京に滞在した3月22日から4月1日ですけれども、これはご旅行ですか、それとも仕事ですか。

 

【市長】そこは、はっきりしませんが、おそらくお仕事の関係で滞在されたということでよろしいですかね。東京から熊本に、4月1日に帰ってこられるわけでありますけれども、熊本空港からご自宅の間は、同居のご家族の車で移動されておりますので、公共交通機関は利用はされておりません。それから4月1日以降、今日に至るまでの間、今東京でも感染が非常に拡大をしている状況があるということで、自宅で、ずっとお過ごしになっておられたということです。それから家族とも、家の中で接触をできるだけしないように過ごされていたということまでは今確認をさせていただいております。

 

【記者】今のお話だと、東京から熊本は飛行機で移動されたのですか。

 

【市長】そうですね。便が定かでないということでありますので、これをご本人に今確認中であります。これがまた判明次第、航空会社等とも確認をするということになろうかと思います。

 

【記者】東京での行動歴はまだ調査中ですか。

 

【市長】今調査中でございます。ですから、3月22日から4月1日までということで、少し長期でいらっしゃっていますので、お仕事の都合であろうかと思いますが、どういう行動をとられたのかということについては、ちょっとまだ把握ができていません。ただ、やはり東京でも感染が流行しているということで、マスクを常にはめて、そして電車には乗らずに、タクシーで移動をされていたということは確認をしております。

 

【記者】東京都からは出ていないということですか。

 

【市長】そこはちょっとまだ分かりません。東京に滞在していたということで、その期間の移動についてはタクシーで、マスクをして、そしてご本人がかからないようにということで用心をされていたということで伺っています。

 

【記者】帰りの便は羽田ですか。

 

【市長】必ずしも羽田とは限らないですかね。今まだ便の確認が、とれていないですよね。羽田か成田かは、ちょっと今はっきりしていません。ただ東京から熊本まで飛行機で移動をされていますので確認は取れるのではないかなと思います。

 

【記者】職業の会社役員ですが、この会社の所在地はどこですか。

 

【市長】所在地は、これはまだ確認ができてないですね。すみません、確認中です。

 

【記者】4月3日に発症されているのですか。

 

【市長】そうですね。3日に発熱、発症ということですね。

 

【記者】6日に最初の医療機関を受診されていますが、その期間も家に(いらっしゃったのですか)。

 

【市長】そうですね、ずっと1日からご自宅に用心しておられたということです。ただ、発熱症状があって、味覚や嗅覚に異常が出てきたという3日の日から、非常にいかんということで、様子をおそらく見ておられたのではないかなと思いますけれども、6日の日に医療機関Aを受診されたということです。

 

【記者】さらに6日は医療機関を2つ受診されて、接触者相談センターへの相談がまた3日くらい空くのですけれども、この期間は。

 

【市長】おそらく、自宅にずっとおられたというのは間違いないと伺っております。ただ、どういう経緯で帰国者接触者外来の受診まで時間がかかったのかということについては、まだ把握ができていないということです。

 

【記者】家族構成は同意が得られていないということでしたけれども、何人同居されているのですか。

 

【市長】それも言わないでほしいということです。

 

【記者】4月1日に東京から戻られた後、その場でちょっとおかしいなと思われているのは、用心をされているというのは、何かしらの心当たりがあったのでしょうか。

 

【市長】それはちょっとわからないんですけれども、おそらくやはりその期間に東京から移動するということだけでも、やはりかなり、東京に滞在していたということが、おそらく不安に思っておられたということだったと思うので、そういうふうに移動をされているのではないかなと推察をしているということですね。だからその時点で体調に異変があったかどうかということは十分確認が取れていませんけれども、少なくとも3日まではおそらく症状がなかったということだろうと思います。ただ、用心のために、やはり報道等も見て、自宅で待機をされていたということだと伺っています。

 

【記者】これは、熱自体も微熱ということだと思うのですけれども、いつの時点が発症となるのですか。

 

【市長】発症は、これで言うと発熱症状が4月3日ということですから、4月3日ということでよろしいかと思います。4月3日発症で、本日確定ということになります。

 

【記者】となると、1週間近く自宅では療養されていたということですけれども、その間の濃厚接触者は1週間となると(どのくらいいらっしゃるのでしょうか)。

 

【市長】おそらくご家族だけということになろうかと思います。その濃厚接触者の方については、人数や家族構成は控えてくれということですので申し上げられませんが、自宅待機され、明日PCR検査にかけるということで今準備中であると聞いています。

 

【記者】では、市の見立てとしては、濃厚接触者はこの家族だけということですか。

 

【市長】そうですね、今の現時点ではですね。ですがあとは、航空機の利用者の方で体調に異変がある方には、やはり申し出ていただくということが一番よろしいかなと思います。以前の事例でもそうですけれども。

 

【記者】東京は緊急事態宣言が出ているエリアでもありますし、人によっては東京にいることを不安に思って、上京している方が戻ってきたりとかいうこともあったりするかもしれませんが、そういう方々、もしくはそういう親御さんに対して、何か市長の方から呼びかけがあれば一言いただいてもよろしいですか。

 

【市長】私としてはですね、とにかく以前もツイッター等でもですね、それから記者会見でも申し上げてきたわけではありますけれども、とにかく今移動をしない、そして人と接触をしないということが、一番感染拡大を防ぐことになりますので、心配であっても、出来る限りその場でステイしていただく、要はそこにとどまっていただくということが非常に重要であろうと思っております。ですので、ご家族であるとかご親族であるとか、ご心配な気持ちはよく理解はしますけれども、やはり今は移動は、非常にご本人にとっても、それから周りのご家族や周りの方にとっても、これは感染拡大のリスクが極めて高いということでありますので、この事例をもってしても、それは明確ではないかなと思いますので、ぜひ皆さんには控えていただきたいと、移動も控えていただきたいということです。やはりどうしても仕事の都合でとか色々なことはあるかもしれませんけれども、やはりもう本当に極力自粛をしていただく、そこにとどまっていただくということです。ただ、3月末から4月にかけては、だいたい色々な形で移動が非常に多い時期でもあります。ここについては、やはり多くの皆さんに、控えていただくようにずっと呼びかけはさせていただいておりましたけれども、改めてまだ今からでも、動かないということは、強くお願いをしたいと思います。

 

【記者】入院とかについては、どういうふうなことに(なっていますか)。

 

【市長】入院は今日これからということで、今準備中だということです。今自宅待機中で、入院準備が整い次第、今日のうちに熊本市内の感染症指定医療機関に入院をされる予定となっています。

 

【記者】ということは、今日中には入院するということですか。

 

【市長】はい。ということになります。入院ができているかの確認は、はっきりしたことがわかればもう一度お知らせをします。今の通常の形で言えば、感染が判明し、そして病院の方の受け入れ、それからご本人の方の準備が整えば、あとは移動手段の問題だけでありますので、そこは保健所の方での体制が整えば、感染症指定医療機関の方に入院されるというのが通常だと思います。

 

【記者】4月1日以降なんですけれども、外出は控えていたというお話でしたけれども、外出はされているけれども控えていたというレベルですか。

 

【市長】いえ、そういうレベルではなくて、一切出ていないと、そこは相当徹底をされていたということのようです。4月3日に症状が出て、やはりまずいというふうに思われたのではないかなと思いますが、やはり非常に用心をされていたようだということで、そこは保健所の方でも聞き取りは十分しているようです。

 

【事務局】入院については、今迎えに行っているそうです。

 

【記者】じゃあ、もう(入院されるということでよろしいですか)。

 

【市長】もう今夜中に入院ですね。入院したということで、報道はそうなるのかなと思います。現段階では今移動中ということなのかと思います。

 

【記者】帰国者・接触者相談センターへの相談というのは、ご本人がされたのか。

 

【市長】これは、医療機関ではなくてご本人の方からと聞いております。

 

【記者】ご自宅内でもご家族と接触しないように行動されていたということでしたけれど、具体的にはどのようにされていたのですか。

 

【市長】そこまではちょっと分からないですね。ただおそらく、例えば、自分の部屋にこもっているとかですね。とは言え、トイレに行ったり、お風呂に入ったりということはあるでしょうから、全く接触がゼロということではたぶんないというふうに思われますが、ただやはり出来るだけそういう行動をとって用心をしておられたということではあろうかと思います。いずれにしても、明日ご家族、同居の方に関してはPCR検査を行いますので、これは濃厚接触者という形になりますので、そういうふうな対応をする。で、ご家族の方も自宅で待機をされているということでございます。

 

【記者】医療機関を受診された際の交通手段はご家族の送迎でしょうか。

 

【市長】そうだと思います。

 

【事務局】すべての受診がそうだったかは確認できておりません。

 

【市長】恐らく、空港からの行動やご自宅に戻られてからの行動を考えると、医療機関へはご家族の車での移動かと推察できるかと思いますが、これは確認ができておりませんので、今のところそれ以上はお答えができない状況です。

 

【記者】先週の金曜に16例目の方から4例連続感染者不明ということで、市の専門家会議が決めたリスクレベルで考えると4人と出ていたが、現状どのようにお考えですか。

 

【市長】今のところ、先日の会議でリスクレベル3ということでしたけれども、今この感染経路不明の方がこうして急に増えている状況を考えますと、また専門家の方のご意見を頂戴しながら、対応を考えなければならないと思っております。それで、現状ではリスクレベル3という評価であっても、常にレベル4の非常に厳しい対応を熊本市としてはこれまで取らせていただいています。リスクレベル3であれば、本来であれば休日、土曜日曜の外出自粛ということであって、平日まではということでありますけれども、今は平日も含めてできる限りの外出自粛をお願いするというようなことであるとか、学校も休校するとか、それから保育園等への登園自粛、こういったものもお願いしておりますので、かなりリスクレベルは高めに見ているということであります。現状としては、そういう対処は取ってはいますが、リスクレベルの判断については、今の傾向を専門家会議の原田座長はじめ、それぞれの専門家の皆さんからもまたお話、見解をいただきたいと思います。一応、火曜日から月曜日までの間の推移ということで、1週間の伸びを見ていくということになっていますので、そういう意味では今の状況というのは、この次の月曜日なりに専門家の皆さんにある程度今の感染状況を踏まえてまた評価をしてもらうことになるのではないかと思っております。ただここで、例えば、今日あるいは明日、急速に感染経路が不明の方が増えるということになれば、また早急にリスクレベルの評価について、専門家のご意見を緊急で伺ってレベルを変更するということは十分あり得ると思っております。

 

【記者】医療機関AとBはいずれも熊本市内でよろしいですか。

 

【市長】いずれも熊本市内です。

 

【記者】熊本空港から同居家族の車に乗られたということですが、それは奥様ということでよろしいですか。

 

【市長】それも先程申し上げましたように、この方がご家族の構成を公表しないでほしいというご希望がありますので、そこは伏せさせていただきたいと思います。こちらの方では把握はしておりますけれども。

 

【記者】3日に発症し、6日に受診をされているということで、医療機関の待合室で一緒だった方や医療関係者等は濃厚接触者に当たらないのですか。

 

【市長】医療機関への受診については、今保健所の方で確認しております。ただ、いずれにしてもこの時期に医療機関を受診されるということは、それなりの対応をそこではとっておられると思いますので、この受診される段階では相当他の外来の方であるとか、接触は恐らくそういう対応はとられているとは考えております、そこはまだ確認ができておりませんので、保健所の方では、それぞれ医療機関A、医療機関Bの方に今確認をしている最中だと聞いております。医療機関AからBに紹介されるということも、恐らくこれはひょっとしたらとかいろいろなことを考えられてのことではないかなというふうに思いますけど、今のところ断定はできませんが、一定程度の医療機関はかなり厳重な対応をこうした症状を持つ人に対してはとっていると思われます。

 

【記者】東京に滞在中に感染した可能性が高いとみられているか。

 

【市長】いまこのデータだけを見る限りでは、私の感覚では、熊本に帰ってきてからの接触者が極めて限定されます。ご本人も、一歩も外に出られていないということを考えれば、飛行機の機内なのか、もしくは東京滞在中なのか。ほぼ東京滞在中の期間が、22日から1日までということを考え、そしてまた大体の発症までの潜伏期間が平均的に5日間くらいから約1週間くらいと考えれば、東京で感染された可能性が高いと、私共はみていると思っていただいて結構かと思います。

 

【記者】1日に移動しているということで、人事異動で転勤で来られているというわけではないですか。

 

【市長】会社役員の方ですから、ご自身で経営をされているので、恐らくそういうことではないのではないかなと思います。会社の状態がちょっとわかりませんので、ただ、もともとのお住まいが東区ということでありますので、人事異動ではないんだろうと思っております。

 

【記者】出張は同行者がいたのですか。

 

【市長】同行者については、まだ今確認中です。基本的には帰って来られるときはお一人でおられるようですので、その段階では。行きなり、東京では、恐らくいろいろな方と接触されているのではないかなと思いますが、その辺はちょっと今確認中です。ただ、帰って来られるときは、お一人ということのようです。

 

【記者】出張という取扱いでよろしいですか。仕事の本拠地が熊本で東京にこの期間お仕事で行かれたということですか。東京に支店があるとかではないのでしょうか。

 

【市長】支店があるのかどうかに関しては、そこはちょっと確認が取れていません。本拠地は熊本にお住いの方ですので、恐らく出張ということになるんじゃないかなと思います。

 

【事務局】1点資料の修正をお願いしたいと思います。4月3日に発熱症状と味覚・嗅覚異常と書いてありますが、4月3日の段階では発熱症状のみだったということです。4月10日、接触者外来を受診した際に発熱症状と味覚・嗅覚異常があったということで、そこのところを訂正をお願いしたいです。

 

【市長】改めて訂正をさせていただきます。3日は発熱症状のみということであります。

 

【記者】10日は微熱ですか。

 

【事務局】現状は微熱になっているということです。

 

【記者】味覚と嗅覚の障害は今日ですか。

 

【市長】味覚と嗅覚の障害は今日でているということですね。

 

【記者】微熱は受診時ではないですか。いつかですか。

 

【事務局】微熱は受診時ではないです。微熱は現在聞いた段階で。

 

【市長】最新の情報です。

 

【事務局】それと、医療機関はすべてご家族が送られているということを確認しました。

 

【記者】発症はいつということになりますか。

 

【事務局】発症は4月3日です。

 

【記者】3日も微熱か。

 

【事務局】そこのところはわかりません。とにかく、現状は微熱だということです。

 

【市長】発熱の体温とかについては、ここにもデータがありませんので、恐らく本人同意も必要ですので、そこら辺は追っていつもお知らせしている時系列の中でお知らせしたいと思います。私共の発表の資料の修正をさせていただきたいと思います。いま保健所の方に確認し、改めて連絡がありましたので訂正させていただきます。よろしくお願いします。

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