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令和2年(2020年)4月20日 新型コロナウイルス感染症患者発生(本市33例目)に伴う市長記者会見

最終更新日:2020年4月20日
政策局 秘書部 広報課TEL:096-328-2043096-328-2043 FAX:096-324-1713 メール kouhou@city.kumamoto.lg.jp 担当課の地図を見る

会見録

 

市長発表

 市民の皆様にお知らせをいたします。
 本日熊本市内で33例目、県内では41例目となります、新型コロナウイルス感染症の患者の方が確認をされました。この方は、東区にお住まいの60歳代の日本人男性です。職業はタクシー運転手です。
 これまでの経緯ですが、4月14日より発熱の症状があり、その後症状が続いたことから、16日に市内の医療機関Aを自家用車にて受診をされております。その後、症状が改善をしないことから、本日20日に再度医療機関Aを自家用車にて受診をされ、その後、帰国者・接触者外来を受診し検体を採取、PCR検査を行った結果、本日18時25分に陽性と確認されたものです。
 発症日は4月14日であると考えておりますが、詳細は確認中です。

 患者の方の現在の状況についてですが、38度9分の発熱、咳症状、倦怠感があり、肺炎症状が見られます。先ほどご本人に保健所の方から電話で聞き取りを行っている中で、咳症状が悪化し、現在、感染症指定医療機関へ救急搬送にて対応を行うよう、今準備をしているところでございます。基礎疾患については、特にないということで聞いております。行動歴については、具体的には今調査中であり、分かり次第改めてお知らせをいたします。
 接触者の状況ですけれども、ご家族についてはご本人の同意が得られておりませんので、非公表とさせていただきます。勤務されているタクシー会社の会社名につきましても同意が取れておりませんので非公表とさせていただきますが、すでに会社の方にはコンタクトを取り、ご本人の接触者については、これからリストアップして確認をさせていただくよう考えております。また、その他の接触者については現在調査中であります。
 感染経路につきましては、ご本人からの聞き取りが十分ではございませんので、今後調査を進めて参りたいと考えております。現時点では感染経路は不明であるということです。その他、報道資料に掲載をされている内容以外については、現在調査中でありまして、分かり次第改めてお知らせをさせていただきます。
 昨日に引き続き、本日また新たに感染者の方が確認され、毎日新規の感染者が確認されているということで大変危機感を持っております。ぜひ、ご不安のある方は、新型コロナ相談センターにご相談いただきますようお願い申し上げますとともに、平日を含む不要不急の外出の自粛を強くお願いを申し上げます。
 私の方からは以上です。

 

 

質疑応答

【記者】この男性が最後に勤務していた日は、分かるか。

 

【市長】先ほどの話では、14日に発熱したので、そこでもう勤務は止められて、それからずっと療養をしておられた。熱症状が収まらないことから、この医療機関に再受診をされたということであります。

 

【記者】14日早退したということか。

 

【市長】14日は出ているのか出ていないのかわかりません。

 

【事務局】14日までは出勤されたということだが。(何時までの勤務だったのか。)

 

【市長】何時までかわからないですね。それはちょっと確認をしております。

 

【記者】勤務途中で帰られたということか。

 

【市長】そういうことだと思います。

 

【記者】今肺炎の症状があって、感染症指定医療機関に緊急搬送の準備をされているということでしたけど、症状としては重症なのか中等症なのか。

 

【市長】それはまだわからないということです。これは、どのくらいの呼吸の症状であるかということで、診断をしてみないとわからないということですので、感染症指定医療機関の方でこれから確認をするということです。

 

【記者】タクシー運転手の方が4月15日にも感染確認をされていますが、関連はないのか。

 

【市長】今のところはわかっておりません。このタクシー会社自体は別のところでありますので。

 

【記者】個人タクシーか会社か。

 

【市長】会社ですね。ですから会社の方にお尋ねをして、同僚の方であるとか、それから、お客さんの乗務記録等がありますので、そういった中からリストアップをしていただき、それをもとに必要に応じてPCR検査等の対応を行っていくということになります。

 

【記者】勤務医の球磨病院の方もタクシーをよく使用していらっしゃったが、こことのリンクは。(あるのか。)

 

【市長】無いですね。今確認する限りでは無いのですが、ただその乗務記録を見ないとわからないですけども、20例目の方のタクシーは全部確認をしておりますので、このタクシーの方は違うということがわかっているということです。

 

【記者】今の現時点では感染経路が分かっていない。リンク無し。(ということか。)

 

【市長】(感染経路は)わからない、リンク無しの感染者というふうに見ております。これが、また聞き取りの中でどこか接点等があったらということでありますが、今のところそれはわからないということでありますので、感染経路が不明と我々としては考えているところです。

 

【記者】療養は自宅でなさっていたのか。

 

【市長】自宅でなさっていて、今日も帰国者接触者外来で、受診して検体を採取して、自宅に自家用車で戻られた。そして陽性ということがわかりましたので、それで今救急で行くということで、それまでは自宅で、間もなく移送されるのではないかと思われます。

 

【記者】乗車の時はマスクをされていたのか。

 

【市長】それは確認しておりません。それは、今後のご本人さんの容態によって、また聞き取れる状態になったら色々細かく聞き取ろうと思っていますが、はい。

 

【記者】タクシー会社の方で検温とかはされていたのか。

 

【市長】おそらく熱症状があるということを把握しているから、その辺はどうなのでしょうか。

 

【事務局】タクシー会社の方に確認をしてみます。

 

【記者】16日に医療機関Aを受診された時は、何か診断とか薬をもらったとかはあるのか。

 

【市長】今はちょっとここで把握をしておりませんけれども。

 

【事務局】最初の時は、特にそういった肺炎とかの症状はなくて、解熱剤を処方された。

 

【記者】基礎疾患とかはまだ。(わからないのか。)

 

【市長】無いということで聞いております。

 

【記者】医療機関Aは熊本市内の医療機関か。

 

【市長】はい。そうです。

 

【記者】その時はコロナウイルスの検査をして欲しい等の訴えなどはなかったのか。

 

【市長】そうだろうと思います。

 

【記者】この段階で検査していたら見つかったとかは。これは結果論だが、その辺を見逃してしまったのではないかという気もするが、その辺の認識は。(どうか。)

 

【市長】それはわからないです。

 

【記者】あくまでその時は肺炎の症状がなかったから。(ということか。)

 

【市長】肺炎の症状もないし、この医師の診断自体が、お医者さんの方もこの時点ではおそらくコロナでというよりは、これは発熱の症状から診察をされていますので、ここでもう1回、今日再受診をされて、熱が引かないということで、そういった色々な診断をこの医療機関Aでされたために、帰国者接触者外来の方に紹介をされて、そちらの方に行ってPCR検査をしたということですので、その期間はそういうふうには考えられてなかったのだろうと思います。

 

【記者】あくまで、最初の受診の時には検査をする条件に合致しなかったということか。

 

【市長】合致というか、そういう診断にならなかったということです。

 

【記者】接触者等のPCR検査は今日を予定されているのか。

 

【市長】今日は予定されておりません。明日以降ということになります。症状が出ている方がいらっしゃれば、今日やることになると思うのですが、それがないということですので、明日以降順次やるということです。

 

【記者】14日の発熱症状があった日は、お客さんは乗せているのか。

 

【市長】この日乗せているかどうかは確認ができていないです。今それも含めて、どのくらいのお客さんを(乗せたか)14日までの間を少し遡って教えていただくようにし、どういう勤務状態だったのかというのを把握します。14日以降は乗務されていませんので、発症してPCR検査で陽性ということが確認されるまでの間は、接触は他にはないと今のところみています。

 

【記者】その関連で、14日はお客さんを乗せたかどうかわからないということだが、勤務はなさっていたということか。

 

【市長】そうです。

 

【記者】先ほど、今日の聞き取りの最中に咳症状が悪化というようなお話があったのですが、具体的には電話とかそういう(方法で行ったのか。)

 

【市長】保健所からPCRで陽性になったという時点で、すぐご本人に告知といいますか、そのこと(陽性であること)を伝えまして、そしてわかっている範囲で、当然搬送をするまでの間に色々聞き取りをします。その聞き取りの状況で、これは公表していいですか、いけないですかというようなことも確認しながら、調査をしている。この最中に、電話で息が苦しくなったということで、じゃあもうこれは救急車を呼びましょうということで、救急車の手配をして、搬送するということになりました。ただもちろん救急についても、しっかり防護服なり何なり対応をしなければいけませんので、多少の時間は普通の救急車の到着よりは遅れているのかもしれませんけれども、それはさっきの話だというふうに聞いております。

 

【記者】では、搬送はされていないのか。

 

【市長】今まだされていないと思います。これから、今搬送準備中ということです。先ほど申し上げたように。ただ今日中にはもう間違いなく、今夜のうちには入院をされるということです。

 

【記者】今医療物資が熊本市も足りなくなっているということで、昨日市長がツイッターでソフトバンクの孫さんに投げかけをされているが、その後やり取りはどうなっているか。

 

【市長】特段、孫さんとのやりとりはありませんけれども、それ以外の方からたくさん情報提供いただきまして、寄付の申し出があったり、様々なお問い合わせというか情報提供いただきましたので、そういう形で非常にありがたいことだったなと思っております。熊本市の今の、緊迫した切迫した状況というのは、皆さんにご理解いただいて、ご心配をいただいている状況だというふうに思います。物資についても、今いろんなとこが調達をとにかくやっておりますので、ここ1、2週間で底をつきるという状態ではないというふうに今考えておりますが、十分その辺の在庫や、そういったものを見ながら、医療の現場がとにかく困らないように、いろんなガウンであるとか、いろんなものがたくさん要りますので、それも使い回しができないところがありますので。そういう意味では、そういった1日に使用する量、それから入院患者さんが増えていますので、軽症者の方であるとかを他の施設に移したり色々なことがあっていると、そこでまた防護服なり何なりが必要になってきますので。そういう意味ではかなり量としては必要ですので、あらゆるチャンネルを使って、お願いをしていくということであります。その一環で、私もちょっとツイートとさせていただいたということです。

 

【記者】熊本市だけではなく、全国で感染が拡がっていて、全国の自治体で足りていない状況になっていると思うのですが、輸入だけではなく国内での生産も必要だと思うか。

 

【市長】国内での生産も、今シャープさんとかが、例えばマスクを作られたりとか、色々なメーカーさんが作られているというふうに伺っていますので、昨日のそのツイートの後も色々国内のメーカーさんの方からのそういう申し出みたいなものもございましたので。できるだけやはり、輸入もこれから段々世界的に収束をしていけばある程度入ってくると思いますが、今まだ世界的にパンデミックの状態の中で、どこも物資が、そういったものが足りないという状況は間違いありませんので、我々としては本当に、この感染症指定医療機関も含めてですけれども、とにかく少しでも現場の命を救うために、そしてそこでまた二次感染を起こさないようにするということです。院内感染を感染症指定医療機関等で起こしてしまえば、もう本当にそこが機能しなくなってしまいますので、そこは非常に今神経を使ってやっているところだというふうにご理解いただければと思います。

 

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