熊本市の中心部から東北に位置する標高152mの立田山は、市街地に残された貴重な自然緑地ですが、その緑地も都市化の進展とともに、徐々に減少していきました。
民有地緑地のこれ以上の開発を防ぎ、市民の生活環境を保全するため、昭和49年度から県市一体となりその公有化を進め、最終的に平成7年10月に約150haの買収を終了しました。
確保した緑地は、自然の森に復元し、市民の憩の場づくりを行い、生活環境保全林「立田山憩の森」として多くの市民の皆様に健康づくりやふれあいの場として、ご利用いただいています。
平成19年度には、立田山憩の森全体を野外博物館と捉え、「森林ミュージアム立田山憩の森」として熊本県が4つの観察コースを整備し、レクリエーションや環境教育の場として、市内外問わず多くの方々にご活用いただいています。