市町村では、がんになる人が多く、治療法が確立されているなどの要件を満たすがん検診を実施しており、早期発見、早期治療により住民の皆様の生活の質の向上に加え、健康寿命の延伸を目指しています。
みなさん、がん検診について正しく理解し、受診しましょう!
問 がん検診のメリットとしては、早期発見・治療による延命効果があげられますが、デメリットはなんでしょうか?
A 費用が高額であること
B がんが100%見つかるわけではないこと
C 検診の安全性が確保されていないこと
答え B がんが100%見つかるわけではないこと
検診ではがんが100%見つかるわけではありません。次に受ける検診までに身体に異常を感じたら、医療機関を受診しましょう。
問 日本人ががんで亡くなるのは、何人に1人といわれているでしょうか?
A 3人に1人
B 5人に1人
C 10人に1人
答え A 3人に1人
現在、日本人の2人に1人が「がん」にかかり、3人に1人が「がん」で亡くなるといわれており、とても身近な病気となっています。
問 次の中で若い世代の方がかかりやすいがんはどれでしょうか?
A 子宮頸がん
B 大腸がん
C 肺がん
答え A 子宮頸がん
がんは、概ね加齢によりかかりやすくなる病気ですが、若い世代の方がかかりやすいがんもあります。
子宮頸がんは、20歳~30歳代の女性のかかるがんの中でトップです。しかし、早期に発見し治療をすれば完治の可能性もぐっと上がります。
問 セルフチェックを行うことで、唯一自分で見つけられるといわれているがんは、次のうちどれでしょうか?
A 胃がん
B 腎臓がん
C 乳がん
答え C 乳がん
がんは、早く見つけ、早く治療すれば、治すことができますが、初期の段階では自覚症状がありません。
しかし、乳がんは月に一度のセルフチェックを行うことで変化に気づくことができます。
問 ピロリ菌の感染が主な原因であるといわれるがんは、以下のうちどれでしょうか?
A 肺がん
B 胃がん
C 直腸がん
答え B 胃がん
ピロリ菌(ヘリコバクター・ピロリ)とは、胃や小腸に炎症および潰瘍を起こす細菌です。また、胃がんや悪性リンパ腫の一部の発生に関連していると考えられています。
ピロリ菌を見つけるための検査としては、主に内視鏡を使う方法と使わない方法があります。内視鏡を使わない一般的な方法として、尿・血液検査での「抗体測定」、呼気から調べる「尿素呼気試験」、「便中抗原測定」です。また、内視鏡を使う方法としては、胃の中の様子を観察すると同時に、内視鏡により採取した胃の組織を用いて行う検査です。
■参考