入院医療機関で新型コロナウイルス感染症患者が発生した場合
1 保健所による調査
オミクロン株は、感染・伝播性が高く、潜伏期間と発症間隔が短い特徴があります。感染が急拡大し濃厚接触者が急増することから、重症化リスクの高い方が入院している医療機関は、濃厚接触者の特定や行動制限を含めた積極的疫学調査の重点化の対象です。陽性者が感染可能期間に熊本市内の入院医療機関に出勤、入院していたことが確認された場合は、施設調査を実施します。
感染可能期間とは
・発症日の2日前から新型コロナウイルス感染症の診断を受けた後に隔離などをされるまでの期間
・無症状の方は検体採取日の2日前から新型コロナウイルス感染症の診断を受けた後に隔離などをされるまでの期間
2 調査の流れ
| フロー図 (PDF:148.6キロバイト)
|
(1)医療機関・検査機関から患者の発生届(※1)を受理。
(2)陽性者の聞き取りから発症日の確定。
病院職員の場合:職員本人にご連絡。
入院患者の場合:ご本人や病院にご連絡。(状況による)
お伺いする内容:症状経過、状態(既往歴、ADL、認知機能、要介護認定等を含む)
入院日、病室、感染可能期間の病室移動の有無、ワクチン接種状況、緊急連絡先
発生届に記載があった場合は、省略します。
(3)感染可能期間(※2)の出勤または入院があった場合は、勤務先あるいは入院先に感染対策状況を伺います。
(※1)発生届について 【FAX提出用様式】 届出様式6-1 新型コロナウイルス感染症 発生届 2022.6.30~ (エクセル:56.9キロバイト) 入院加療もしくは宿泊・自宅療養の判断の参考とするため、発生届とあわせてご提出をお願いいたします。 【記入例】
入院患者の場合には、聞き取り時間短縮のため、記入例のように記入してください。
また、HER-SYSでの入力の場合には、以下に掲示している入力例を参考の上、発生届をご提出くださいますよう お願いいたします。 【入力例】 入院患者の場合には、聞き取り時間短縮のため、記入例のように記入してください。
(※2)感染可能期間とは
・発症日の2日前から新型コロナウイルス感染症の診断を受けた後に出勤停止や隔離、転院などをされるまでの期間
・無症状の方は検体採取日の2日前から新型コロナウイルス感染症の診断を受けた後に出勤停止や隔離、転院などをされるまでの期間
上記(3)の施設調査でご準備いただきたいもの
【院内で1例目が出た場合にご提出頂きたいもの】
(1) 施設調査票(医療機関用) (エクセル:94.1キロバイト) 施設調査票(医療機関用) (PDF:283.1キロバイト) (2)患者の場合は、フロアマップやベッド配置図
【陽性者が出た都度ご提出頂きたいもの】
(1) 医療機関接触者リスト (エクセル:21.5キロバイト) 医療機関接触者リスト (PDF:353.1キロバイト) ※濃厚接触者等は保健所が総合的に判断決定します。
(2)ベッド移動があった場合は、ベッド配置図
※濃厚接触者については「濃厚接触者の方へ」 のページをご参照ください。
調査の結果、院内に濃厚接触者に該当する方がいると判断された場合、最終接触日から原則7日間の不要不急の外出を控えることをお伝えください。入院患者については、陽性者と隔離した日から7日間は健康観察を行ってください。
4 退院後の手続きについて(ご入院された方のみ)
令和4年8月より、医療費決定通知書の迅速な発行のため、医療費公費負担申請手続きについては 全て熊本保健所にて申請手続きの代行を行うこととします。 従って、申請書を提出いただく必要はございません。
※既に作成された申請書につきましては、ご提出されても構いません。 ※令和4年8月以前にご入院された方につきましても、代行申請の対象となりますので
申請書の手続きは不要です。
|