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令和3年第4回定例市議会 市長提案理由説明

最終更新日:2021年11月29日
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令和3年第4回定例市議会 市長提案理由説明

 提案理由の説明に先立ちまして、お詫びと御報告を申し上げます。

 

 先日、飲酒した状態で自家用車を運転し、コンビニエンスストアの敷地内で他の車に接触事故を起こした再任用職員を、十一月二十六日付けで懲戒免職処分といたしました。

 

 これまで飲酒運転撲滅に向け、全庁を挙げて取り組んできた中、再びこのような事案が発生したことは誠に遺憾であり、議員各位をはじめ市民の皆様に対しまして、深くお詫び申し上げます。

 

 今後、職員一人ひとりに、法令遵守はもとより、常に全体の奉仕者としての強い自覚と緊張感を持って職務に専念するよう、改めて周知徹底を図り、市民の皆様からの信頼回復並びに再発防止に全力で取り組んでまいります。

 

 次に、新型コロナウイルスの感染状況等について二点御報告いたします。

 

 まず、感染状況につきましては、今月二十六日に発表された県のリスクレベルにおいて、「レベル一(注意)」へ引き下げられました。

 

 これまで、感染拡大防止に御協力いただきました市民並びに事業者の皆様、そして、最前線の現場にて懸命な御尽力をいただきました医療従事者をはじめとする全ての方々に、改めまして心より感謝申し上げます。

 

 今後は年末年始を控え、外出の機会も増えてまいりますが、感染の再拡大を防ぐため、引き続きマスクの着用や手洗い等の基本的な感染対策の徹底など、気を緩めることなく行動していただきますようお願いいたします。

 

 次に、新型コロナウイルスのワクチン接種等についてでございます。

 

 十一月六日より開始いたしました第九期接種予約は、十一月十九日をもって受付を終了したところであり、今回の第九期まで含めますと、ワクチン接種対象者の約九割の方の接種が完了する見込みとなっております。

 

 三回目の追加接種につきましては、医療従事者の方に対する接種を十二月より開始することとしており、今後も国の方針やワクチンの供給状況を踏まえ、随時お知らせしてまいります。

 

 また、このワクチンの追加接種に加え、自宅療養者等へのフォローアップ体制や感染状況に応じた保健所体制の強化、受入れ病床の更なる確保など、第六波に向けた本市の取組について、昨日開催されました熊本県・熊本市新型コロナウイルス感染症対策専門家会議におきまして、御意見を伺ったところです。

 

 本市では、引き続き国や県、医療機関等と連携し、市民の皆様の生命と健康、安心な暮らしを守るため全力で取り組んでまいりますので、議員各位におかれましては、御理解と御協力を賜りますよう、よろしくお願い申し上げます。

 

 それでは、提出議案について、説明に入らせていただきます。

 

 今回の補正予算案は、「新型コロナウイルス感染症」への対策経費をはじめ、八月の豪雨災害からの復旧経費など、今後の業務推進上、速やかに対応する必要があるものを計上しております。

 

また、市有施設LED化整備経費のほか、来年度当初から業務を開始することとなる施設の維持管理経費等について、今年度中に入札等の契約事務を実施するための債務負担行為も計上しております。

 

まず、補正予算案の概要について申し上げますと、一般会計において五億七百二万円の増額、補正後の予算額三千八百九十一億五千二百二十六万円、企業会計において千三百二十九万円の増額、補正後の予算額八百十七億千八百十五万円となり、全会計の合計では補正額五億二千三十一万円、合計の補正後予算額は六千七百九十五億七百十二万円となりました。

 

補正後の予算を前年同期と比較しますと、一般会計では十四・七%の減、企業会計では〇・一%の減、全会計の合計額では八・九%の減となっております。

 

 主な内容について申し上げますと、まず、「新型コロナウイルス感染症」対策関連の補正予算ですが、今回の補正予算案では合計で四億三千二百八十万円を計上しております。

 

 分野別に申し上げますと、総務部門では、感染症等への対応により増加した業務に係る人件費でございます。

 

 健康福祉部門では、就労系障害福祉サービス事業所の生産活動再開に必要な設備のメンテナンス等に対する助成経費のほか、児童養護施設等で使用するマスク等の購入及び感染防止対策に対する助成経費でございます。

 

 そのほか、先ほど申し上げました、八月豪雨により被災した農地・農業用施設等の災害復旧経費のほか、自立支援プログラムの策定を受け、求職活動等を行う者に対する住宅支援資金の貸付に要する経費に加え、東京二十三区等から本市への移住者に対する助成経費などに計七千四百二十二万円を計上するとともに、次年度以降に費用が生じるものについて、債務負担行為も併せて計上しております。

 

以上が、補正予算の歳出の説明でありますが、これを賄う財源として、それぞれの歳出に見合う国・県支出金等の特定財源や市債を計上しますとともに、一般財源として繰越金を充当しております。

 

 続きまして、条例等の議案でございますが、主なものとしまして、まず、「熊本市一般職の職員の給与に関する条例の一部改正」について御説明いたします。

 

 これは、本年十月に本市人事委員会が行いました、職員の給与等に関する報告及び勧告に基づきまして、本市職員の期末手当の改定をするため、所要の改正を行うものであります。

 

 このほか、これに関連して特別職などの給与に係る条例五件についても、併せて所要の改正を行います。

 

 次に、「熊本市自転車駐車場条例の一部改正」についてでありますが、これは、植木駅における利用者の利便性の向上に資するため、植木駅に自転車駐車場を整備するものであります。

 

 その他の議案につきましては、末尾に簡単な理由を付しておきましたので、説明を省かせていただきます。

 

 以上で説明を終わりますが、何とぞ慎重に御審議の上、御賛同いただきますようお願い申し上げます。

 

 

 

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