自転車の交通事故が多発しています
熊本市内では、平成30年中に408件の自転車事故が発生しています。
スマートフォンの操作やイヤホンを装着して音楽を聴くといった「ながら運転」や、車道の右側通行(逆走)、夜間の無灯火での運転は道路交通法に違反しており、とても危険です。絶対にやめましょう。
自転車保険に加入しましょう
平成25年には、当時小学5年生の児童が歩行者と衝突。歩行者が寝たきりになり、児童の保護者には約9,500万円の損害賠償命令が出されました。このような高額賠償事例は決して他人事ではありません。
万が一に備えて、自転車保険に加入しましょう。
詳しくは、自転車販売店や損害保険会社へお尋ねください。
(参考)TSマーク付帯保険について
TSマークとは、自転車安全整備士が点検確認した普通自転車に貼付されるもので、このマークには傷害保険と賠償責任保険、被害者見舞金(赤色TSマークのみ)が付いています(付帯保険)。
※「TS」は、TRAFFIC SAFETY(交通安全)の頭文字をとったものです。
TSマークには、青色と赤色の2種類があり、種類によって補償の内容が異なります。
青色TSマーク(第一種TSマーク)

・傷害補償
死亡・重度後遺障害…30万円、入院15日以上…1万円
・賠償責任補償
死亡・重度後遺障害(限度額)…1,000万円
赤色TSマーク(第二種TSマーク)

・傷害補償
死亡・重度後遺障害…100万円、入院15日以上…10万円
・賠償責任補償
死亡・重度後遺障害(限度額)…1億円(平成29年10月1日貼付分から)
・被害者見舞金
赤色TSマークが貼付された自転車に乗車中の事故により入院15日以上のけがをさせた相手方に10万円が支払われます。

TSマークは上のようなマークのある「自転車安全整備店」で購入または点検整備を行い、基準に合格すると自転車に貼付されます。
TSマークの有効期間は1年間です。1年ごとに点検整備をするようにしましょう。
点検日と自転車安全整備士番号がないものは無効になりますのでご注意ください。TSマーク貼付の手数料は自転車販売店によって異なりますので、ご確認をお願いします。
詳細は、「財団法人 日本交通管理技術協会」のホームページ
をご覧ください。
「自転車運転者講習制度」をご存知ですか
所定の違反行為(危険行為)14項目を過去3年以内に2回以上繰り返すと、自転車運転者講習の受講が義務付けられます。
講習手数料(6千円)は受講者負担となります。(受講命令に従わない場合は5万円以下の罰金が科されます。)