平成29年第3回定例市議会 市長提案理由説明(9/4追加議案)
ただいま上程されました議第二百十九号につきまして、その提案理由をご説明申し上げます。
本議案は、九月定例県議会に上程される補正予算において計上されます、「平成二十八年熊本地震復興基金」を活用して実施される事業に関しまして、本市といたしましても速やかに対処するための補正予算案であり、被災者の住まい再建支援に関する経費などを計上しております。
それでは、内容につきまして御説明申し上げます。
まず、被災者の住まい再建支援に関する経費としましては、仮設住宅から恒久住宅へ移行する際の転居費用、及び民間賃貸住宅へ転居する場合の入居初期費用に対する助成や、住宅再建ローン等に対する利子補給、また、被災分譲マンションの建替えに係る費用の一部を助成する経費を計上しております。
このほか、商店街等がにぎわい創出のために実施するイベント等に対する助成経費や、大規模災害発生時に、他の地方公共団体等からの人的・物的支援を円滑に受け入れるための災害時受援計画の策定に要する経費を計上しております。
以上が、補正予算の歳出の説明でありますが、これを賄う財源としては、それぞれの歳出に見合う国・県支出金の特定財源を計上しております。
この結果、一般会計において、十八億四千七百五十七万円の増額、補正後の予算額は四千三十二億九千六百五十八万円となり、補正後の予算を前年同期と比較いたしますと、特別会計や企業会計も含めた全体の合計額では一・七%の減となっております。
以上で説明を終わりますが、何とぞ御賛同いただきますようお願い申し上げます。