第2回そなえる防災講座を開催しました
講師:熊本市消防局救急課長
内容:地震への「備え」が身を護る ~熊本地震 その時、何が起こったか~
日時:令和元年8月28日(水)10:00~12:00
場所:くまもと県民交流館パレア9階 会議室3
8月28日(水)、くまもと県民交流館パレアにおいて「第2回そなえる防災講座」を開催し、30名の参加がありました。
熊本地震が発生した平成28年当時、益城西原消防署副署長であり、現在、消防局救急課長の講師から熊本地震での救助活動とともに地震への備えについて聞きました。

【講演概要】
熊本地震の概要、被害状況及び消防活動状況、実際どんなことが起こったのかについてお話があり、当時の映像や写真も交えて振り返りました。消防の司令センターには通常の13倍もの119番通報があったこともわかりました。そして、益城・西原での救助活動では実際に現場で起こったことをお話しいただき迫力のある内容でした。
また、熊本地震で実際に起こった負傷事例で多いものを示されました。
屋内では、
・落下物により頭部を負傷した・家具転倒により閉じ込められた
・割れたガラス(コップ、窓ガラスなど)で手足を負傷した
・揺れている最中にコンロに近づき火傷した
屋外では、
・落下物により頭部を負傷した
・バイクで移動中、垂れ下がった電線に引っかかり転倒負傷した
・車中泊の方がエコノミークラス症候群により体調不良を訴えた
負傷事例からもわかるように、地震が発生したらまず自分の命を守るため「落下物に注意する(頭を守る)」「家具の転倒防止」「塀やガラス窓から離れる」などとるべき行動を学びました。
【参加者の声】-アンケートより抜粋-
・初動と自助の大切さ。地震から3年が経ち少しずつ意識が薄らいでいた自分がいたなと思いました。自分でできる備えを再確認したい。
・熊本地震時に消防隊員として活動された方なので、話に迫力があり説得力があった。
・当時のことを思いだした。わが身を守ること、隣近所の付き合いを大切にしていきたいと思います。