令和2年度の取組
国・県・学識・関係団体・公募委員からなる検討委員会を設置し、計画の検討を行い、パブリックコメント等を経て令和3年3月に策定しました。
【事 業 費】9,225千円(全額譲与税充当)
【実 績】庁内連絡会議2回、検討委員会3回 実施
策定した計画は下記ホームページにより公開しております。
熊本市健全な森づくり推進計画(熊本市森林整備計画)の策定について / 熊本市ホームページ (city.kumamoto.jp)
地籍調査完了地であり、災害リスクが他の箇所より大きい等、市が自ら森林整備を行う必要性が高いと想定される人工林を対象に意向調査を実施しました。意向調査により市に管理の委託を希望する旨の回答のあった森林の現地調査を行い、災害防止等の観点から間伐が必要と判断した森林のうち、所有者全員の同意のあった森林に対して集積計画を作成しました。
【事 業 費】5,272千円(全額譲与税充当)
【実 績】意向調査実施面積 55.63ha
(163人286筆)
※管理委託希望森林 31.06ha(人工林17.17ha)(59人131筆)
集積計画作成面積 4.42ha(8人10筆)
里山の保全のため、国の森林・山村多面的機能発揮対策事業や任意の活動により、放置された竹林の伐採を行っている団体の活動を支援することを目的とし、課題となる伐採後の竹の処理や処理に伴う労働力不足に対する支援を実施しました。
【事 業 費】7,262千円(全額譲与税充当)
【実 績】支援団体数 13団体 / 竹処理量 2,083㎥
詳しくは令和2年度 放置竹林対策 実績について / 熊本市ホームページ (city.kumamoto.jp)
全国都市緑化フェア(令和4年春開催予定)のメイン会場の一つとなる立田山憩の森の整備を実施。県産材を使用して木橋の架け替えや案内板の改修を行いました。
【事 業 費】事業費 17,411千円(うち譲与税充当額 10,000千円)
【実 績】木橋2基、案内板1基 木材利用量1.97㎥
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立田山憩の森 木橋1 | 立田山憩の森 木橋2 | 立田山憩の森 看板 |
市内16箇所の公園に県産材(熊本市の水源涵養域(西原村・大津町)の間伐材)を使用したベンチを設置しました。また田原坂公園大駐車場入口の門扉を改修しました。
【事 業 費】事業費 9,819千円(全額譲与税充当)
【実 績】木製ベンチ45基の設置 木製門扉1基 木材利用量2.42㎥
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間伐材を使用したベンチ | 田原坂公園大駐車場門扉 |
全国都市緑化フェアの会場である雁回山や託麻三山(神園山・小山山)の令和3年度以降の整備に向けて、測量設計業務等を行っています。さらに雁回山は老朽化していた案内看板9基の改修を行いました。
森林環境税及び森林環境譲与税について
(1)森林環境税及び森林環境譲与税創設の趣旨
・森林の有する地球温暖化防止や、災害防止・国土保全、水源涵養等の多様な公益的機能は、国民に広く恩恵を与えるものであり、適切な森林の整備等を進めていくことは、我が国の国土や国民の命を守ることにつながります。
・森林整備を進めるに当たっては、所有者の経営意欲の低下や所有者不明森林の増加、境界未確定の森林の存在や担い手の不足等が大きな課題となっています。
・これらを踏まえ、パリ協定の枠組みの下におけるわが国の温室効果ガス排出削減目標の達成、災害防止を図るための森林整備等の地方財源を安定的に確保する観点から国民一人一人が等しく負担を分かち合って我が国の森林を支える仕組みとして森林環境税及び森林環境譲与税が創設されました。
(2)森林環境税・森林環境譲与税の仕組み
・森林環境税は、個人住民税均等割と併せて、令和6年度から国税として1人年額1,000円を市町村が賦課徴収することとされています。
・森林環境譲与税は、森林環境税を地方の固有財源として市町村及び都道府県に対して譲与するため創設されたもので、森林環境税の賦課徴収に先行して令和元年度から譲与が開始されました。市町村の私有林人工林面積(50%)、林業就業者数(20%)及び人口(30%)により按分し譲与されています。
森林環境税及び森林環境譲与税のスキーム図(林野庁HPに記載の図を一部改変)