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薬物乱用は「ダメ。ゼッタイ。」

最終更新日:2024年3月13日
健康福祉局 保健衛生部 医療対策課TEL:096-364-3186096-364-3186 FAX:096-371-5172 メール iryoutaisaku@city.kumamoto.lg.jp 担当課の地図を見る
 薬物乱用とは、「決められたルールを守らないで、薬物を使用すること」です。薬物は、大麻取締法、覚醒剤取締法、麻薬及び向精神薬取締法、医薬品医療機器等法、あへん法などの法律によって厳しく取り締まられています。また、医薬品についても病気や傷の治療に使うといった本来の目的以外に使えば薬物乱用となります。

 

薬物の誘いには、きっぱり「NO!」と断ろう

危険な薬物は、一度乱用するだけで、将来が左右されてしまう可能性があります。
自分を大切にする気持ちを大事にしましょう。
薬物の誘いには、ハッキリ・キッパリ「NO!」と断ろう!
・誘われてしまっている状態から抜け出すため、その場から離れる!


 

関連サイト

・「体と心をボロボロにする薬物乱用」(政府広報オンライン)

https://www.gov-online.go.jp/prg/prg2897.html新しいウインドウで(外部リンク)

・薬物乱用防止に関する情報のページ(厚生労働省)(外部リンク)

http://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/kenkou_iryou/iyakuhin/yakubuturanyou/index.html


オーバードーズ(過剰摂取)について

 法律によって承認された医薬品は、病気やけがの治療を目的としていて、その取扱いや使用目的などは、ルールが 決められていますので、それ以外で使用すれば、乱用となります。医薬品は、用法用量を守り、適切に使用しましょう。

市販薬も危険?若者のオーバードーズが急増中

 10代~20代の若年層を中心に、咳止め薬・風邪薬などの市販薬の濫用等のおそれのある医薬品の濫用が増加しています。
 市販薬の不適切な使用により、健康を損なう事例が発生しており、嘔気嘔吐や腹痛等、意識障害や不穏興奮、イライラ等、不整脈等、ふるえや頭痛、耳鳴り、重い依存症につながる可能性もあり命に関わる場合もあります。
 薬局やドラッグストアでは適正使用していただくために、くすりの販売のときに情報提供を行っています。大量服用すると健康被害のリスクが一気に高まります。薬の飲み方で困っていることがあったら、薬剤師や登録販売者の方に相談して、正しく使いましょう。


ポスター
一般用医薬品の乱用防止に関するポスターについて(厚生労働省)


令和5年4月1日より「濫用等のおそれのある医薬品」の指定範囲が変更されました

 令和5年2月8日付け薬生発0208第1号厚生労働省医薬・生活衛生局長通知により、「濫用等のおそれのある医薬品」の指定範囲が変更されました。コデイン、ジヒドロコデイン、メチルエフェドリンについては鎮咳去痰薬に限る指定範囲でしたが、令和5年4月1日より、鎮咳去痰薬に限らず指定範囲となりましたので、ご留意ください。

 令和5年4月1日以降の「濫用等のおそれのある医薬品」の指定範囲は次のとおりです。以下に掲げるもの、その水和物及びそれらの塩類を有効成分として含有する製剤
・エフェドリン
・コデイン
・ジヒドロコデイン
・ブロモバレリル尿素
・プソイドエフェドリン
・メチルエフェドリン
 

販売時の注意点

 これらの成分を含む総合感冒薬等においても、不適切な使用を目的とした複数購入や用法・用量を超える多量服用等の実態が報告されていることから、このような濫用等を未然に防ぐことを目的に、「濫用等のおそれのある医薬品」は、販売する際に以下の事項を確認しその結果を踏まえ、原則として薬効分類ごとに1人1包装単位(1箱、1瓶等)を販売することが法令等で規定されています。(医薬品医療機器等法施行規則第15条2)
・氏名と年齢(若年者の販売時の場合等)
・他の店舗からの購入状況
・購入理由(適正使用のために必要な数量以上の購入希望時)

☆市販薬の乱用を防止し、みなさんの健康を守るため薬局やドラッグストアで若年者に濫用等のおそれのある医薬品を販売する際には、購入者の氏名を確認する等の義務があります。ご協力お願いします。

 

乱用の実態について 市販薬の依存患者が急増しています 

医薬品の過剰摂取が原因と疑われる救急搬送人員の調査結果では、令和4年度1万人を上回り、女性が7割を占め10代~30代が急増しています。
※調査対象:熊本市消防局など全国の主要52消防本部
(参考:厚生労働省 第11回医薬品販売に関する検討会)

全国の精神科医療施設における薬物依存症の治療を受けた10代患者において市販薬を「主たる薬物」とする患者の割合が増加しています
2014年 0% → 2016年 25.0% → 2018年 41.2% → 2020年 56.4% →2022年 65.2
若年層において、市販薬乱用が近年増加しており、市販薬の過量服薬による救急搬送が急増しています。
日本国内でも市販薬を濫用し、意識障害、横紋筋融解症、セロトニン症候群を発症した急性中毒症状や死亡例が報告されています。
(参考:国立精神・神経医療研究センター)



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関連サイト


危険ドラッグについて


 

未知なる危険物質を含んだ危険ドラッグが大きな問題となっています!


「それ、危険ドラッグかもよ。」危険ドラッグ注意喚起ポスター(厚生労働省)

令和5年11月以降、ヘキサヒドロカンナビフォロール(HHCP)やテトラヒドロカンナビフォロールアセテート(THCPO)(両成分は、大麻含有のテトラヒドロカンナビノール(THC)類似の危険ドラッグ成分)を含むことが疑われる製品を食べた後に緊急搬送される事例が複数起きています。

危険ドラッグとは、麻薬などに似た化学構造を持つ有害物質で危険な物質を使用したものでかつては「ハーブ」「アロマオイル」「バスソルト」などとして売られていました。
危険ドラッグ対策のため、平成26年に医薬品医療機器法の改正が行われ、「指定薬物」に指定され、規制強化により販売店舗は全滅したものの、インターネット上では販売が続いていました。最近、再び販売店舗があらわれ、「グミ」「クッキー」など様々な形状で「合法」とうたって販売されています。



見た目はお菓子などの食品であっても、危険な薬物と分からないような製品があることに注意し、他人からもらった不審な食品は食べないようにしましょう。




   

指定薬物とは(医薬品、医療機器等の品質、有効性及び安全性の確保等に関する法律)

 医薬品、医療機器等の品質、有効性及び安全性の確保に関する法律で定める「指定薬物」とは、中枢神経系の興奮、抑制又は幻覚の作用をもつ可能性が高く、身体に使用された場合に保健衛生上の危害が発生するおそれがある物質のことです。
関係する法律の改正により、指定薬物として追加指定されたり、指定薬物が新たに麻薬として指定されることで指定薬物から削除されたりすることがあります。医療等の用途以外での製造、輸入、販売、所持、使用等が禁止されています。


広域禁止物品に関する情報

 販売等停止命令を行った危険ドラッグのうち、広域的に規制する物品は、告示(製品の包装はホームページ等で公表)され、名称・形状・包装から見て同一のものと認められる物品は広域禁止物品として製造、輸入、販売、広告等が禁止されます。
 詳しくは厚生労働省ホームページをご覧ください。


液体状紙状ろう状

                                                (出典 厚生労働省告示禁止物品) 


                              

  

使ったらどうなるの?

 どんな有害成分で、身体にどんな影響を及ぼすのかわからないものがほとんどで、呼吸困難や異常行動を起こしたり、死に至ることもあります。  商品によってまちまちであり、吐いたり、意識を失ったり、暴れたりなど、様々な健康被害が報告されています。

 病院に救急搬送されても、成分がわからないため適切な治療ができないこともあり、 大変危険です。



 

関連サイト

・コラムVol.3 いわゆる「大麻グミ」は口にしない!(消費者庁)

https://www.caa.go.jp/policies/policy/consumer_safety/child/project_001/mail/20231122/新しいウインドウで(外部リンク)

・「たった一度の過ちが あなたの一生を台無しに ストップ・違法薬物!」(政府広報オンライン)

https://www.gov-online.go.jp/prg/prg17357.html新しいウインドウで(外部リンク)

・危険ドラッグ(違法(脱法)ドラッグ・指定薬物)(あやしいヤクブツ連絡ネット)

危険ドラッグ【違法ドラッグ】【脱法ドラッグ】【指定薬物】 | 薬物乱用について | あやしいヤクブツ連絡ネット (mhlw.go.jp)

・「危険ドラッグ」の危険性について(一般社団法人 熊本市薬剤師会)

https://www.kumamotoshiyaku.or.jp/droug/index.html新しいウインドウで(外部リンク)

・危険ドラッグ違法薬物(東京都保健医療局) 

https://www.hokeniryo.metro.tokyo.lg.jp/no_drugs//about/新しいウインドウで(外部リンク)




 
 

 

大麻について


大麻の加工品や大麻を含んだ食品に注意してください

 大麻から成分を抽出した「リキッド」「ワックス」など新しいタイプの加工品の摘発も増加しています。
 海外でお土産として売られているチョコレートやクッキー、キャンディなどのなかに大麻が含まれていることもあります。
 誤って口にして体調不良で緊急搬送された事例も発生しているので、十分に注意しましょう!
 知らずに持ち込んで検挙されたり、お土産としてもらった食品を口にして健康被害を受けたケースもあります。
 違法な薬物はいろいろな隠語や絵文字で表現されています。名前に惑わされないように気を付けましょう!
 大麻が含まれている商品の多くは、大麻の葉っぱの絵が描かれているのでよく確かめましょう。



若年層の検挙者が約7割を占めています!

 大麻事犯の検挙人員に占める10代・20代の割合は約7割を占め、覚醒剤、有域溶剤等の他の薬物に比べて、若年層の比率が高いことが特徴です。
(出典:厚生労働省・警察庁・財務省・会場保安庁の統計資料)
 「大麻が害がない」「大麻を吸うとスッキリする」「合法な国もあるし、タバコみたいなものだよ」などといった大麻に関する誤った情報を鵜呑みにしやすい若年層への大麻乱用の拡大が懸念されています。


 

関連サイト

・今、大麻が危ない!(厚生労働省)
・若者を中心に大麻による検挙者が急増!「誘われて」「興味本位で」が落とし穴に。(政府広報オンライン)
・薬物乱用は「ダメ。ゼッタイ。」(厚生労働省 啓発資料)

相談先はこちら


危険な薬物は、一度乱用するだけで、将来が左右されてしまう可能性があります。
ダメージを受けた脳は、治療を受けても、回復することは難しいです。薬物をやめて通常の社会生活をするためには、生涯にわたって適切な治療や周囲のサポートが必要になります。自分を大切にする気持ちを大事にしましょう。

 

ひとりで悩まずご相談ください

家庭や学校で孤立と生きづらさで悩み、薬に手を出してしまうという若い女性が近年増加しています。
薬物や市販薬の過量服薬(オーバードーズ)について悩みや疑問を感じたときは、ひとりで抱えこまず、ご相談ください。
国立精神・神経医療研究センターの研究によると、「快楽を得たい」というよりも「ひどい精神状態から解放されたかった」などと精神的に追い込まれた末に手を出してしまうケースが目立つそうです。

【熊本市にお住まいの方の相談先】

熊本市こころの健康センターでは薬物依存の問題を抱えておられるご本人、ご家族のご相談をお受けし一緒に考えていきます。

熊本市こころの健康センター 【電話番号:096-362-8100

https://www.city.kumamoto.jp/hpkiji/pub/detail.aspx?c_id=5&id=2079

【熊本市外の場合】

熊本県精神保健福祉センター 【電話番号096-386-1166

https://www.pref.kumamoto.jp/soshiki/40/新しいウインドウで(外部リンク)


【 その他の相談先 】

薬物依存症センター (外部リンク)

https://www.ncnp.go.jp/hospital/guide/sd/drug-addiction.html新しいウインドウで(外部リンク)

熊本県警察のホームページ (外部リンク)

http://www.pref.kumamoto.jp/police/

あなたはひとりじゃない (内閣官房 孤独・孤立対策担当室)

https://www.notalone-cas.go.jp/新しいウインドウで(外部リンク)

(ID:6111)
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