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令和2年(2020年)7月31日 新型コロナウイルス感染症患者発生(本市74~75例目)に伴う市長記者会見

最終更新日:2020年8月4日
政策局 秘書部 広報課TEL:096-328-2043096-328-2043 FAX:096-324-1713 メール kouhou@city.kumamoto.lg.jp 担当課の地図を見る

会見録

   

市長発表

   市民の皆様にお知らせいたします。本日、熊本市内で新たに新型コロナウイルス感染症の患者の方が2名確認されました。
   まず、74例目、県内で176例目となる新型コロナウイルス感染症の患者の方ですが、この方は、中央区にお住いの20歳代の日本人女性です。職業は無職です。陽性確認に至るまでの経緯ですが、7月26日の夜に発熱と下痢症状が出たため、翌27日に市内の医療機関Aを受診されました。その後も症状が続くことから、28日に市内の医療機関Bの夜間救急外来を受診されております。30日に熊本市医師会PCRセンターで検体を採取し、PCR検査を行った結果、本日午前11時に陽性と確認されたものです。発症日は、7月26日と考えておりますが、詳細は確認中です。
   現在の症状ですが、37℃台の発熱と下痢の症状がありますが、意思の疎通は可能です。本日、14時20分に感染症指定医療機関へ入院され、その際の移動は保健所の車両で行いました。なお、基礎疾患はないとのことです。
   発症前の行動歴については、7月24日から26日まで東京に滞在されております。この時の移動は、自宅から阿蘇くまもと空港間は、行きにバス、帰りにタクシーを利用されています。また、阿蘇くまもと空港から成田空港間の往復は航空機を利用され、これら移動の際はマスクを着用されておりました。26日の発症後は、医療機関を受診した以外は、本日まで自宅で療養され、外出はされていないとのことです。過去1か月の海外渡航歴はありません。接触者の状況ですが、お一人暮らしであり同居のご家族はおられません。その他の接触者については調査中です。感染経路につきましては、7月24日から26日まで東京に滞在されていたとのことであり、詳細は現在調査中です。
   その他、報道資料に掲載されている内容以外については、分かり次第あらためてお知らせいたします。
   次に、本市75例目、県内で188例目の方については、速報としてお知らせいたします。この方は、中央区にお住いの80歳代の日本人男性です。つい先程陽性が確認されたため、保健所にてこれから調査を行います。詳細については明日事務方よりお知らせいたします。
   最後に、東京都では本日、過去最多となる463人の感染者が確認されるなど、全国的にも急速に感染が拡大しております。また、県内においてもクラスターの発生や、昨日は県内で初めて小学生の感染が確認されるなど、今後の感染拡大に極めて強い危機感をもっております。本市においても、7月20日から本日まで34名(速報の本市75例目を含めると35名)という大変多くの感染者の方が確認されていることから、今後も、感染拡大防止に全力を尽くすとともに、感染された方の接触者あるいは濃厚接触者の方々についても適切に検査してまいります。
   市民の皆様には、あらためてたびたび申し上げますが、県境をまたぐ移動は自粛していただきたいということ、また、新しい生活様式の徹底を含めて感染防止対策を厳重に行っていただきたいということ、ご自身がいつ感染してもおかしくないという状態であるということをぜひ強く認識していただきたいと思います。
   私からは以上です。

  

質疑応答

【記者】74例目の20代女性の件で確認ですが、東京までの移動手段は空港までの行きはバス、帰りの空港から自宅まではタクシーで、阿蘇くまもと空港から成田空港までは飛行機でよろしかったでしょうか。


【市長】はい、そうです。

 

【記者】東京に行かれた目的はわかっていますか。


【市長】目的はよくわかっていません。ただ、東京ではお身内の方とご一緒されているようですので、接触者や濃厚接触者に当たる方等々について今調査を行っおり、これから連絡していくということ、航空会社については既に今連絡を取っていますので、前後や近くの座席に座っていた方等々についてはこれから連絡し、必要であれば検査を行うことになっています。

 

【記者】今のところ感染経路については、リンクの有無はわかっていますか。


【市長】今のところないと考えています。

 

【記者】7月29日に感染が判明した市内の県立高校の生徒の関連で、市の保健所が接触者の検査をしているとのことだったと思いますが、濃厚接触者の数や検査の状況はどうでしょうか。


【市長】検査の状況についてお知らせしますと、熊本市保健所の管轄で39名のPCR検査検査を行いました。その結果、39名は全員陰性であったということです。この中の濃厚接触者か接触者かについては今私の手元に資料はありませんが、いずれにしても濃厚接触者・接触者を問わず、熊本市で検査をした39名については全員陰性であったということです。

 

【記者】39人というのは今日検査をした人数ですか。


【市長】はい、今日検査をして今日結果が出たと言うことです。

 

【記者】検査したのは同じ学校の生徒ですか、他校の生徒ですか。


【市長】はい、同じ学校の生徒です。

 

【事務局】県の方から依頼がありまして、学校にて検体を採取。検査を確定しました。


【記者】全部生徒さんですか、先生とかもいらっしゃるのですか。


【事務局】内訳については確認中です。

 

【市長】おそらくその生徒さんと何らかの形で接触した先生もしくは生徒さん、学校関係者ということになると思います。

 

【記者】これ以外に今検査する予定とかはありますか。


【市長】熊本市内ではないということです。

 

【記者】県のブリーフィングで16時現在、県では180例目まで把握しているということで、今回の速報値が188例目となっており、180例目から188例目までの間の方は県で発表となるのか。

 

【市長】件数については県と突合しており、ここに関しては感染が確定した順でということですので、おそらく県の方で新たに発表があると思います。

 

【記者】現段階で市の感染は2人で確定ですか。


【市長】もう間もなく検査は終わりますので、その結果が出て、感染者がいましたらすぐにお知らせさせていただきます。

 

【記者】東京で過去最多の感染者ということで、実際に東京や大阪では会食について人数制限や時間短縮するなどの話が出てきています。実際、熊本市でもリンクなしが増えてきていると思いますが、次のリスクレベルの判断の時に、具体的対応例の総合的判断の中に人数制限などを入れる検討はされますか。


【市長】当然そういった様々な検討を行っていくことになると思います。これは県の方、当然、休業要請を含めた権限を持つ県知事と市と合同で今専門家会議を行なっていますので、専門家会議の先生方に県市一緒になって連絡を取って今後の対応についても今検討しているところです。月曜日までの感染状況で一週間という形で見ますので、その間のリンク有無も含めてまだ判明していない部分がありますので、そこについて確認して、そして今の感染の拡大状況からするリスクレベルを引き上げることにもなるのではないかと思っており、極めて厳しい状況で感染が広がっていると認識しています。

 

【記者】具体的な対応としては総合的判断で、市有施設はまだ閉鎖しないと、対応が留まった状態のところもあるかと思いますが、これについても検討されるのですか。


【市長】これについては月曜日までの感染状況を見て、火曜日には対策本部も開催しますし、その間に県市で専門家のご意見をうかがって対応を考えるということですから、個別具体的な方針について火曜日までの間にまたお知らせすることになるかと思います。

 

【記者】74例目の方は24日から26日まで東京滞在ということは、24日に飛行機で東京入りされて、帰られたのが26日、帰りは飛行機を利用されているのですか。


【市長】はい、帰りも航空機を利用されていて、この航空機についても特定され、航空会社に連絡し、その座席の近くの方については今連絡を取っているということです。

 

【記者】帰りも成田発でよかったでしょうか。


【市長】はい、帰りも成田発熊本着ということで確認ができています。

 

【記者】先ほどの市内の高校生39人のPCR検査についてですが、この方たちは熊本市在住とは限らないのでしょうか。


【市長】熊本市で検体検査をするというのは、ほぼ全員熊本市内在住ということで、熊本市外の方の検体については、県の保健所なり専門機関で検査を行うということになっていると思います。

 

【記者】もう一度確認しますが、39人の中に生徒さんがいるのは間違いないですか。


【市長】はい。

 

【記者】例えば部活動などで他校の方と試合したりとか、他校の方との接触も考えられるのですが、今回に関しては完全に一つの高校の方達だけなんでしょうか。


【市長】そういうことで確認しています。感染者の方が熊本市在住ではないため、県からの依頼を受けて39名については検査していますが、それ以上のことはわからないという状態です。少なくともそこでの感染の広がりが今はみられないということで、少し安堵しているということです。

 

【記者】先ほど休業要請の話も出てきていたのですが、今毎日発表されている資料の中で会食をしていたというケースが多いことに関して市長はどのように捉えていらっしゃいますか。


【市長】7月20日から今日31日までに発生した41例目から74例目までの34例中、飲食店などの利用で会食されている方が22例いらっしゃいます。感染源が夜の街とか飲食・会食と特定できたものではないのでけれども、やはり一定のリスクがあるということです。例えば換気が悪いとか、間隔が密になって、特に飲食するときにはマスクを外しますので、そういうところにやはりリスクがあると。会食しながら黙って複数人で食べるということは中々ないと思いますが、こういう時だからこそできるだけ間隔をとるなどの自己防衛策を取っていただかないと、感染の広がりは中々止められないのではないかと思っています。これから県の方でも営業時間の短縮であるとか休業要請なども含め、他の都市などでそういうものを出されている知事達もいらっしゃるので、そういったこととも連携しながら熊本市としても具体的に皆さんに要望であるとか、あるいは飲食店などへの要請については、月曜日までの感染状況の1週間をきちんとみて、我々もリスクレベルを判断しますので、それまでの間、状況を見極めていきたいと思っています。この間、とにかく感染を広げないためには、どうしても仕事の都合であったり何か色々な関係で会食することになった場合には注意していただいて、相当リスクが高いということを是非皆さん考えて行動していただきたいと思います。

 

【事務局】1点訂正がございます。県から高校生等39名分の依頼があって検査した分については、居住地確認したところ、熊本市以外も含まれているとのことでした。これについては後日ご案内させていただきます。

 

【市長】熊本市で検査をしている分が39名で、それは全て学校の関係者であるということ、ただ居住地に関しては必ずしも熊本市だけではないということで訂正をさせてください。失礼いたしました。

 

【記者】確認させてください。7月20日からこの時点まで34人ということは、74例目の方までということでよろしいですか。

 

【市長】そうです、41例目から74例目までの中で、飲食や接待を伴う飲食店を利用された方が22名いらっしゃるということです。速報で入ってきた(75例目となる)中央区在住の80歳代男性の方に関してはまだこれから聞取りですので、それは今の数字の中には入っていないということです。

また昨日と同じようなパターンになるかもしれませんが、間もなく検査結果がわかるかと思いますけれども、新たな感染者が確認された場合はまた皆さんに資料を出させていただきたいと思いますのでよろしくお願いします。

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