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令和3年(2021年)10月21日 定例会市長記者会見

最終更新日:2021年10月21日
政策局 総合政策部 広報課TEL:096-328-2043096-328-2043 FAX:096-324-1713 メール kouhou@city.kumamoto.lg.jp 担当課の地図を見る

 

1 新型コロナウイルス感染症について
・第5波の検証について
・第6波への備えについて
・新型コロナワクチン接種について


2 お知らせ
・無人店舗「マドカイ」の「2021年度グッドデザイン賞」受賞について

 
3 質問
(1)幹事社代表質問(KKT・読売新聞)
(2)各社質問

 

会見録

  

市長発表

はじめに、新型コロナウイルス感染症について臨時の庁議を本日開催いたしましたので、その内容についてご報告します。

まずは、本市における現在の感染状況ですが、直近1週間の10月14日から20日までの新規感染者数は20名と、事業所におけるクラスターが発生したこともあり、前の週と比較して増加に転じております。また、20日時点での病床使用率は5.3%、重症病床使用率で4.0%となっております。

次に、先週の会見でお伝えいたしましたとおり、第5波の検証をはじめ、今後の予測や体制強化等、第6波に備えた対応についてとりまとめましたので、ご報告いたします。
こちらは第5波における1日の新規感染者数の推移を示したグラフとなります。第4波(4月1日~6月30日)における新規感染者数が1,819人であったのに対しまして、第5波(7月1日~10月14日)では新規感染者数は4,542人と、第5波は第4波の約2.5倍ということで、非常に大きな感染者数となっております。第5波では、感染力が強いとされるデルタ株の影響によりまして、これまで経験したことのない勢いで新規感染者数が急増いたしました。
こちらは「感染者の年代構成」を示したものです。黄色が第4波、ピンク色が第5波です。第4波では60歳代以上の高齢層の割合が多かったわけですが、第5波では高齢層の感染者数は1.1倍ということで、第4波と第5波と比べても実は大きく増加しておらず、ほぼ横ばいとなっております。
しかし、高校生以下を見てみますと、第4波が120人であることに対して、第5波は963人と約8倍ということで、大変大きな感染者数となっております。これは、第5波では、若年層が感染の中心となっているということです。特に高校生以下で感染が拡大した一方で、ワクチン接種の効果により高齢層の感染が低く抑えられたのではないかと考えております。
次に「病床使用率」のグラフです。青が病床使用率、赤が重症病床の使用率を示しております。第5波では、増床の効果もあり、第4波の時のように病床使用率が100%を超える事は無かったものの、8月5日に「熊本市医療非常事態宣言」を発出した後も、病床使用率は上昇を続けています。市外医療機関への広域での入院調整を行いながらも、病床使用率は最大で90%を超えるということで、病床のひっ迫によって医療提供体制に非常に強い負荷がかかったということが言えます。第4波と第5波では医療提供体制をかなり拡充したにも関わらず、医療に強い負荷が発生したということです。
こちらは「療養者数の推移」を示したものです。第5波では、感染者数の増加により、最大時で、第4波の2倍以上の1,211名の療養者が発生しております。特に、自宅療養者は最大時で第4波の約2.9倍となる704名となりました。自宅療養者の増加によりまして、健康観察において、発熱等による外来受診が必要な患者さんが多数発生したほか、夜間救急搬送に備えて病床を確保していたものの、感染ピーク時には病床が不足する事態が発生いたしました。
これまでの会見で、第4波と第5波、それぞれ感染のシミュレーションをお示ししてまいりましたが、こちらの赤い波線は我々が当時シミュレーションしたもので、黒い実線が実数です。第4波のときの予測は、4月25日くらいから立ち上がって、ゴールデンウィーク期間中にピークになるだろうとみていたのですが、実際は少し時間がずれて、最大のピークは1週間平均で1日当たり71人という結果になって、同じ経過をたどっています。第5波のとき、これは、実際には7月のオリンピック開会後の連休明けくらいから立ち上がって、大体8月のお盆あたりの時期には、ピークで1日当たりの感染者数が93人くらいになるだろうとシミレーションをし、7月6日に発表させていただいているのですが、その時はまだ感染者が少なったので「本当に?」という感覚だったと思いますが、実際にはこの黒い実線が感染者数の実数ということになりますので、我々がシミレーションした以上に、第5波は感染が拡大してしまったということです。
ただ、こういった予測をしっかりとしていくということは非常に重要で、このように事前に行ったシミュレーションに基づいて、早め早めの対策を実施してきたということが、次の感染拡大に迅速に対応する為に必要であるということで、今回、第6波の感染シミュレーションを行いました。
今回は、ワクチン接種状況を加味しまして、12歳未満の感染者、接種済の感染者、未接種の感染者をそれぞれ第5波と同じペースで増加すると設定し、試算を行いました。今回のシミュレーションは、現時点で考えられる最悪のシナリオとして試算しておりますが、11月下旬、11月24日頃から感染者数が増加をはじめます。そして、12月13日には国分科会ステージ3レベル、12月中旬、12月17日頃には国分科会ステージ4の基準に達してしまうというシミュレーションが出てきました。その後、急激に感染が拡大し、1月上旬には1週間平均で1日あたり最大149人の感染者が発生するという、現時点での最悪のシナリオの試算結果となりました。

そこで、第5波の検証とこのシミュレーションを踏まえた第6波の備えとして、次の取組を行ってまいります。
まず1点目に、早期アラートによる感染再拡大の防止です。東京・大阪・福岡などの大都市の感染状況が、本市の感染拡大に大きく影響を及ぼすことが第5波までの状況から分かっておりますことから、他都市の感染状況を注視するとともに、本市の人流を分析しまして、感染の予兆が確認された時点で早期のアラートを発信することにより、市民の皆様に向けて注意喚起をすることで、本市での感染再拡大防止に取り組んでまいります。こうしたシミュレーション結果を皆様にお示しすることも、皆様に備えていただくためのアラートの1つになると思っております。
2点目に、自宅療養を含む医療提供体制の更なる強化に取り組んでまいります。まず、医師会等と連携し、小児を含む自宅療養者全員に対して、外来・往診・オンライン診療など、症状に応じて適切な医療が提供できる体制の構築に取り組むとともに、状態変化が懸念される方には、異常の早期発見のため、看護師が訪問いたしまして健康観察を実施いたします。
3点目に、重症化防止に非常に効果が高い中和抗体薬の投与について、自宅療養者に対しても強化を図ってまいりたいと考えております。熊本市民病院では、今後抗体カクテル療法を自宅療養者に対しても開始したいと考えております。また、入院病床確保についても、引き続き県と連携し、各医療機関に対して、増床や新たな病床確保について働きかけを行ってまいりたいと考えております。
最後に、保健所体制について、これは第4波でも第5波でもずっと逼迫してきたわけですが、保健所等の職員体制を感染状況に合わせて強化するように指示を出したところです。今後の感染再拡大、先程のシミュレーションでも11月後半から1月にかけての予測が見えてきましたので、必要な人員を精査し対応に遅れがないよう先手先手で準備を進めてまいります。職員の体制強化を行います。今後、陽性となった全ての方に対して、適切な医療を提供できる体制の確保に取り組むことで、重症化を防ぎたいと考えております。重症化を防ぐことで、皆様の命を守ることができ、また、医療の逼迫を回避するために最も重要な事項であると考えておりますので、万全の体制で臨んでまいります。
市民の皆様へのお願いになりますが、先ほどお示ししましたような最悪のシナリオを想定し、本市としては、医療提供体制の更なる充実など、今後の対策を進めてまいります。市民の皆様におかれましては、本日お示しした想定が現実のものとならないよう、今後も引き続き、マスクの着用や手洗い等の基本的な感染対策の徹底をはじめ、熊本県が示している「会食時の感染リスクを下げる4つのステップ」を遵守するなど、決して気を緩めることなく行動していただきますようお願いいたします。
また、第6波に向けたイベントや施設等の取扱いにつきましては、これまでお示しした基本方針に基づき対応していくことと考えておりますが、現在国において実施しております「ワクチン・検査パッケージ」の実証実験の結果等も踏まえ、適切に対応してまいりたいと考えております。
そのほか、事業者の皆様に対する給付金等、国の施策に基づく事業者支援策についても速やかに対応できるよう鋭意準備を進めるとともに、コロナ後の社会経済活動を円滑に進めるための対応についても併せて準備してまいります。

 

次に、本市のワクチン接種について、3点ご報告いたします。
1点目は、第8期ワクチン接種の予約状況についてです。10月16日(土)から開始いたしました第8期の予約状況は、昨日時点で約1万4千件、率にして88%となっています。この第8期までの接種によって、対象の市民の約9割の方がワクチン接種を済まされることとなります。なお、この第8期については、明日22日19時をもって予約を終了させていただきますので、接種を希望される方はお早めにご予約ください。また、妊娠されている方、受験生の方で接種を希望される方は、引き続きコールセンターでの予約調整を行いますので、ご相談ください。
2点目は、今後のワクチン接種の予約受付についてご案内いたします。第9期ワクチン接種の予約受付を11月6日(土)から開始いたします。第9期、これが最終となります。1、2回目のワクチン接種における大規模な予約受付については、第9期で最後となりますので、接種をご希望の方は、この機会にもれなくご予約をお願いいたします。これを逃すと接種ができないということになってしまいます。接種会場は、この第9期につきましては、熊本城ホールと熊本ホテルキャッスルの2つの会場としまして、両会場とも11月23日(火)から1回目の接種を開始いたします。予約は11月6日から、接種開始は11月23日からということになります。特に、熊本城ホールにおいては、お仕事の都合などで、どうしても日中の接種が難しい方のために、開設時間を午後4時から午後8時までと、夜間、仕事が終わってから接種ができるよう設定させていただきましたので、ぜひご利用いただければと思います。ホテルキャッスルについては、午前10時から午後5時までとなっております。ぜひご利用ください。
3点目は、モデルナ製ワクチンからファイザー製ワクチンへの振替を希望される方への対応についてです。これは、先般開催された国の審議会での報告に基づき対応するものですが、県民広域接種センターや職域接種等で、モデルナ製ワクチンを1回目接種した10代・20代の男性の方で、2回目はファイザー製ワクチンに振り替えて接種を希望される方については、予約の調整をいたしますのでコールセンターにぜひご相談ください。これは、日本国内の10代・20代の方でワクチン接種後に心筋炎が疑われた報告、頻度というのが、特にモデルナ製を接種された12歳から29歳までの男性で高い、10代・20代で少し高いという傾向が出ているということがあって、ご心配な方はファイザー製のワクチンへの振替ができるということです。コールセンターでその調整をさせていただきますので、よろしくお願いいたします。

 

最後に、少し明るい話題でございます。本市の町屋を活用した事業が、2021年度グッドデザイン賞を受賞いたしましたのでお知らせしいたします。本市では、令和3年3月21日から4月11日までの間、城下町地区における歴史的建造物を利活用する実証実験として、町屋の店先を「マドカイ」と称して、無人店舗とした取組を実施いたしました。この「マドカイ」の優れたサービスデザインが2021年度グッドデザイン賞に選定され、提案事業者である白青社様が受賞されました。
今回の受賞により、「マドカイ」をはじめとする新町古町地区等の歴史的建造物の新しい利活用の仕組みを多くの方に知っていただき、関心を持っていただくことで、更なる利活用が促進されるきっかけになればと期待しております。

 

私からは以上です。

 

質疑応答

【記者】第6波のシミュレーションのことでお伺いしたいのですが、第5波のときに自宅療養者の方が自宅でお亡くなりになった例がありましたが、自宅療養者の観察体制の強化というお話もありましたが、第5波のときはかなり厳しい体制だったということでしょうか。また、外来オンライン診療等を適切に提供できる体制や抗体カクテル療法について、具体的に教えてください。

 

【市長】先ほど少しグラフでもお示しさせていただきましたが、第5波のときに医療提供体制が非常に逼迫してしまい、最大自宅療養者数が第4波のときは246人だったのですが、第5波のときには約3倍に、8月28日には704人になったということです。ご質問がありましたとおり、第5波のときには自宅療養者の方が亡くなってしまいまして、大変残念な状況であります。いろいろな原因はあるのですが、見守り体制や、保健所からのお電話や訪問などもう少し様々な工夫をしなければならないということで、この体制については強化しようと保健所等でも検討してきました。これから自宅療養者の方々への即応体制ということで、しっかりとした健康観察ができるようにするということと、何かあったときには看護師を派遣するとか、それから在宅でのフォローアップ体制という意味では、先ほど少し触れましたが、中和抗体薬を在宅療養中の方へも投与できないか(を検討しています)。例えば、在宅療養の方は発熱などの(容体が急変する)リスクがあるので、市民病院に1泊するなどして点滴を受けご自宅に帰っていただいて様子を見るといった体制をとろうということで考えています。
それから、宿泊療養施設への往診体制の強化も、これまでもやってきましたが、これから取り組んでいくということであります。宿泊療養施設における様々な管理については、熊本県が所管しておりますので、熊本県ともよく調整しながら、特に熊本市内の宿泊療養施設が非常にひっ迫した状況になる、自宅療養者の方が非常に増えるという状況がありますので、それについては県ともよく調整しながらやっていきたいと思っています。
それから医療提供体制についてですが、本市の確保病床というのは6月1日時点で136床だったわけです。そこから再整備をして、6月1日以降46床を増床して182床になりました。現在は、緊急時の確保病床も加えると、6月までの間に136床だったものが最大で244床ということで、100床以上増床したということです。今後も、県とも協議しながら、また民間の医療機関やその他の公的な病院等々のご協力もいただきながら、確保病床数についても増やしていこうと考えておりますので、そういう意味ではこの第6波に向けた体制については、今、かなり(強化した)体制をとりつつあるということです。
先ほどモニターでもお示ししましたが、中和抗体薬をできるだけ早く(投与できるよう)、感染が分かってから大体4日以内に投与すれば非常に効果が出る、重症化をしないで済むというデータが国からも示されておりました。点滴等で投与しますと、1日から2日で随分症状が軽くなってくるということが分かっていますので、そういったことが迅速に対応できるように、これから集中してやっていきたいと考えております。

 

【記者】これまで自宅療養者の方は健康観察のみだったのが、抜本的に体制を見直すということでしょうか。

 

【市長】国の指針が変わって、在宅や宿泊療養施設での療養でも、このような中和抗体薬のようなものが使えるようになったということであります。他の自治体でも、今そういったことが進められておりますので、参考にしながら迅速に重症化を防ぐということです。そうすれば、一定程度の活動をして仮に感染したとしても助かる体制がとれるということです。しかも、第6波については、最悪の想定をしておりますので、これに備えて今感染が落ちついている時期に準備をするということが非常に重要だということで、我々は危機感を持って対応するように今日の臨時庁議で私からも指示をいたしました。

 

【記者】第6波の想定について、第5波よりも(感染者が)多くなっていると感じたんですが、第6波に備えた熊本市の取組で、早期アラートによる感染再拡大防止とあると思うんですが、具体的にどのような呼びかけをしていくのでしょうか。

 

【市長】第4波のときに、実は4月25日に感染が立ち上がるということで、一応シミュレーションしていたわけですが、このときは医療非常事態宣言を出したのが4月25日になりました。本当はもう少し早くアラートを出しておくべきだったのではないか(と考えております)。ただ、医療非常事態宣言については医療体制が逼迫する状況が見えるとき(に発出するもの)でもありますので、そこは判断がいろいろあるのですが。7月の第5波のときも、このようなシミュレーションを描いていたわけですが、(感染者数が)かなり急激に増えてきました。シミュレーションよりも、立ち上がりが早かったです。記者会見をしたときも、実際にそんなに(感染者数が)増えるのかと、記者さんたちはそういう目をして私を見ておられましたが、実際にかなり急激に増えてきました。これは変異株の影響等もあったかもしれませんが、これも7月20日ぐらいの早い段階で強いアラートを発する必要があったのだろうと(考えております)。実際に、医療非常事態宣言を出したのが8月5日ですので、そういう意味では、その前に「これから感染が拡大していきます」ということを熊本県などとも連携しながらやっていかなければいけないのですが、11月24日から第6波が立ち上がりそうだということで見ていますので、それと同時に、熊本の感染が増えるときというのは、その前にもう既に東京や大阪が増えて、そして福岡が増えてから熊本が増えるということは大体傾向として分かっていますので、これまでの教訓からすると、東京が感染し始めたこの2週間後ぐらいに熊本は立ち上がり始めるということになりますので、11月の上旬から中旬にかけての東京や大阪などの大都市圏の感染状況を見ながら、場合によっては記者会見などをさせていただいて、「今、他県の感染状況がこういった状況であるので、我々のシミュレーションはこうなのだけれども皆さんには十分に注意してほしい、そして移動も十分注意してください」と(いうことを呼びかけたいと思います)。
それから、様々な規制や制限に関しては、特措法に基づいて熊本県が主体的にやっていかれるということになりますので、我々は注意喚起の役割として、(感染の状況を)早めに皆さんにお知らせをすることで、この感染の波をできるだけ小さくしたいと思っているということです。

 

【記者】ワクチン接種のことについてお尋ねします。先ほど、第8期までの接種の見込みについて、(接種対象者の)約9割が接種完了するだろうという説明がありました。市長の認識をお伺いしたいのですが、この第8期までをもって希望者への接種が完了するというご認識なのかどうか教えてください。

 

【市長】(接種の見込みが)大体86%ということであれば、何らかの理由で接種できない、あるいは接種を希望しないという方を除いては、おおむね11月末の段階でほぼ接種を終えられると思っています。ただそうは言っても、先ほどシミュレーションをお出ししたように、今後の感染拡大について非常に危機感を持って、「今まで接種していなかったんだけど接種してみようかな」という方もいらっしゃると思いますので、そういった皆さんに対して、第9期の予約、これが最終ということでお知らせしています。ですから、ここでぜひ皆さんに接種を受けていただきたい(と考えております)。
なぜ今回の1万2000人分のワクチン接種の機会が設けられたかというと、熊本県内の(ワクチンの)偏在の調整を熊本県がされて、そして熊本県より、人口が1番多い熊本市に提供できる分が約1万2000人分あるということで、提供してもらったということです。県内市町村の余剰ワクチンを熊本県のほうで急遽調整してもらったものになるのですが、数量が少なくて有効期限もそれぞれ不均一になるということもあって、集団接種によってできるだけ短期間で接種してもらうということです。
それから、一般の方のインフルエンザの予防接種がこれから始まります。また、新型コロナワクチンの3回目接種が12月から医療従事者向けにまず始まるということもあって、こういった時期と重なるということを考えると、医療機関の予約枠の設定等の準備に非常に時間がかかるので、今回この第9期に関しては熊本城ホールとホテルキャッスルでの集団接種という形をとらせていただくということです。これをもって、ほぼ希望される全ての方に供給ができると考えております。

 

【記者】これをもってというのは第9期をもってということでしょうか。

 

【市長】第8期でほぼ9割(接種完了の見込み)ですので、希望する方の接種については、おおむね達成できたと考えております。予約が完了すれば、ほぼ9割(の方が接種される)ということになります。一方で、それでもさらに接種を希望するという方がいらっしゃると思いますので、ぜひ第9期もご利用ください、ということです。そうしますと、我々が想定していた市民の皆さんの希望よりも多く(の方の接種が)達成できるということで、より感染拡大防止の効果が高いのではないかと考えます。

 

【記者】もう1点ワクチンについて、今のお話の中でもおっしゃられていましたが、3回目接種の話で、医療従事者が12月から開始ということだったんですけれども、その後の65歳以上、64歳以下についての現時点での見込みや接種の進め方について、分かる範囲で教えてください。

 

【市長】今、実は内部的に検討しておりまして、次の記者会見では恐らく具体的なことを皆さんにお話しできると思います。9月22日に厚生労働省から自治体向け説明会があったのですが、それによって12月から医療従事者を対象に3回目の接種が実施できるように今準備を進めております。11月中旬には、対象の皆さんへの接種券を発送するということでございまして、65歳以上の高齢者の皆さんに対しては、12月中には接種券を送らせていただいて、1月には3回目の接種が開始できるように今段取りをしているところです。
今、第9期までの1回目2回目のワクチン接種の話と混同されるといけないので、今日はあえて発表いたしません。今、準備をしており、次の記者会見の発表でも間に合いますので、11月上旬にある次回の定例会見でその方針について発表させていただこうと考えております。今のところ、12月から医療従事者の方への3回目の接種をスタートし、1月からは65歳以上の方の追加接種をスタートするということで準備を進めているところです。

 

【記者】抗体カクテル療法についてお伺いしたいんですが、これまで大阪とか東京とかでも自宅療養者への投与事例があるようですが、熊本県内でこのような方針を出されるのは初めてということでよろしいでしょうか。

 

【市長】在宅療養の方への投与の方針というのは初めてだと思いますが、詳細は担当からお答えいたします。

 

【事務局】熊本県では、自宅療養者の方に宿泊療養施設に入っていただいて、そこから抗体カクテル療法を行うということを以前発表されていると認識しております。実績は分かりません。

 

【市長】おそらく在宅療養の方に抗体カクテル療法、中和抗体薬投与をするということに関しては、県内では初めてということになるかと思います。

 

【記者】時期としてはいつごろから投与できる準備をされているのでしょうか。

 

【市長】これは今現在も、市民病院等で抗体カクテル療法の実績が既にございますので、受入れの体制ができればと考えております。今はまだ自宅療養中の方がおられないので、きちんと入院していただくなどして対応しているのですが、今後感染が拡大してきたとしても、第6波に備えて、十分皆さんに抗体カクテル療法を適用できるように現在準備を進めているということです。

 

【記者】運用方法としては、自宅療養者を場所としては市民病院でということでしょうか。

 

【市長】例えば、市民病院であったり、それから医師会のご協力によって受入れ可能な病院、外来等でも受診しても良いというような病院を今探しているということですので、そうしたことも踏まえて対応できればと思いますが、今現在言える範囲では、市民病院ではもうそういった体制ができているということでお考えいただいて結構かと思います。

 

【記者】イメージとしては、治療を受けるときに1泊宿泊するということでしょうか。

 

【市長】私も往診という形でもできるのではないかと思っていたのですが、やはり安全を考慮すれば1泊だけでもしていただいて、医療機関で点滴等を行って、例えば発熱がないかの確認やバイタルのチェックがきちんとできるような状況の中で行ったほうが良いのではないかと(いうことです)。おおよそ安全性が確認されていますし、熊本県が発表した資料によると、8月末現在で県内では300人への投与実績がありますので、今後は市民病院だけでなく、複数のいろいろな医療機関でどんどん抗体カクテル療法ができるような体制をさらに進めていくことが非常に重要だということで、今体制を整えているところです。

 

【記者】もう1点自宅療養者に関して、状態が変化した場合に看護師による健康観察をするということについて、もう少し具体的に教えてください。

 

【市長】詳細は担当から説明いたします。

 

【事務局】これは、訪問看護によりまして、実際に自宅療養者の方を見ていただくということでございます。

 

【記者】容体が急変したときなど(どういった場合を想定されているのでしょうか)。

 

【事務局】症状的には特に問題ないが、若干リスクがありそうな方は、訪問看護の際によく患者の状態を見ていただいて、そこで細かい変化があっても見逃さないようにしたいと考えています。

 

【記者】例えば基礎疾患があるとかで無症状で自宅療養している、といったケースという理解でよろしいでしょうか。

 

【事務局】ケースとしては、いろいろな場合があると思います。基礎疾患の内容によっては、無症状でも最初から入院という方もおられますので、その方の状態によって対応は変わると思います。

 

【記者】分かりました。

 

【市長】在宅の方でも、自分が息苦しくないとおっしゃっていても、実は酸素飽和度が下がっているというようなケースがあって、それで非常に重篤な症状になられた方が、第5波のときに多く確認されましたので、そうした不測の事態にならないように、念を入れてできるだけ訪問看護という形も含めて積極的にやっていくということです。これが、感染がピーク時になりますと、医療現場も含めてなかなか医療の提供が難しいということになりますので、そこも含めて、ピークを迎えて第5波と同じような状況、あるいはそれを超えるぐらいの状況になったとしても、どういう形であれば命を守れる体制がとれるのかということを、今、人員の体制それから医療提供体制、例えば医師の数であったり、医師も24時間ずっと働くわけにはいきませんので、当然交代をしたり、看護師さんとかいろいろなスタッフの方のローテーションも含めて、体制の確保が必要になってきますので、そういった体制を早めに今のうちに構築しておこうということで、今その体制をとっているということでございます。

 

【記者】先ほど、第9期のワクチン接種の予約受付が最終とおっしゃられたと思うのですが、仮に今後1回目接種を希望する方が出てきたときにどのような対応をされるのでしょうか。

 

【市長】基本的には、11月6日から予約受付をする1万2000人分で終わってしまいますので、実際にはワクチンの残余というものがあるかどうかなかなか分からないわけです。今現在行っている第8期の予約を明日で締めますが、第7期については30分で予約が埋まってしまったということもあったのですが、この第8期については今1週間ぐらい経過する中でまだ余裕があり、この分で残余が出た場合にはそれで調整するということになります。ですので、基本的にはお約束ができない状況でありますが、コールセンター等にご相談いただいて、「実は1回目いろんな事情があって接種していなかったんだけれども、ぜひ接種させてもらいたいのだけど何とかならないのか」ということがあれば、数的には全体の数もあと残り1割の方の調整ということになりますので、そこは臨機応変に対応したいと考えております。

 

【記者】第6波の想定について質問させていただきます。このグラフは、最悪のシミュレーションということですが、このグラフを見ると医療非常事態宣言の発令の時期が、大体12月中旬ぐらいになるという理解でよろしいでしょうか。

 

【市長】そのとおりです。12月10日前後には医療非常事態宣言(の発令も想定しています)。伸び方にもよりますが、中旬ぐらいにはそうしたことをせざるを得ない状況が訪れると今想定をしながら対応を考えているところです。

 

【記者】11月24日ぐらいから立ち上がってくるのではないかというお話しですが、そうなると11月の上旬あたりから、私達の行動や人流の多さによって立ち上がりが変わってくるという想定だと思うのですが、現在もLOOKUP Kumamotoのキャンペーンもやっていますし営業時間の制限も解除され、県外から観光客の方もいらっしゃって、ようやく経済が回ってきているという状況もあると思います。市長も、前回の記者会見で経済を回すことの意義をおっしゃっていましたけれども、10月の下旬から11月の上旬にかけて私たちが行動することについて、どのように考えていらっしゃるか教えてください。

 

【市長】現時点でも感染者数は極めて少ない状況で落ちついた状況でありますので、もちろん制限が解除されている状況の中では、県が示す会食時の四つのステップであるとか、基本的な感染対策を行っていただければ、私は一定程度の行動をしていただいて結構だと思います。そしてワクチンを接種しているということであれば、今までのデータからすればリスクもやや低いということもありますので、その代わり感染予防を徹底していただきながら行動していただく。そして外に出かける、食事をするにしてもそういった注意をしていただくことで、皆さんの行動次第ということでありますが、この第6波というのは立ち上がりが遅くなるのではないかと思います。
ちょうどいろいろなことが解除された時期に、こういうこと(第6波の想定)を発表するのはいかがなものかという内部的な議論がありました。経済部門の皆さんとかと話しをすると、「(第6波の立ち上がりは)11月下旬だから、もう少し遅く(第6波の想定を)出してもいいんじゃないですか」という意見もありましたが、これは早めに皆さんに「こういう最悪の状態にならないように、心積もりだけはしておいてください」と。そして、注意をすることによってこういった最悪の想定にならないようにするということを早くお知らせすることが、市民の皆さんへの誠実な対応ではないのかと私は思いました。批判を受ける場合は、私が一手に受けると内部的にも言いました。こういう発表をすることによって、せっかくみんな今から旅行しようとか、食事に行こうとか言っている人たちの気持ちに水を差すようなことになって、余計人流が抑制されて、必要以上に経済にダメージを与えるのではないかと言われたとしても、これは最悪の想定であるということで、気をつけながら日常的な行動をしていただければ、今の時点では感染が拡大していないので、十分に注意をしていただきながら行動すれば良いのではないかということが私の認識であります。ただ、あんまりこういう嫌な発表は、本当はしたくないんですけれども、嫌なことを言うのもリーダーの役目だと思って、今日は朝から辛い気持ちでしたけれども発表させていただきました。

 

【記者】このグラフでいくと年末年始の忘年会は厳しそうかなという印象はありますが、いかがでしょうか。

 

【市長】ですから、そういうときの予約をどうするか、この想定のように増えそうであるならば、少し早めに控え目にやろうかとか、安定している今のうちに少しお出かけをしておこうかとか、気分を変えていくということも大事ですし、それはワクチンを接種していたり、あるいは感染予防対策でいろいろなことをやっていたりということによっても、変わってくると思います。ただ、感染防止対策をせずにいろいろな行動をしてしまえば、(感染拡大の)立ち上がりが非常に早くなるということの危機感は、皆さんに持っていただく必要があると思います。ですから、今月末のハロウィンの時期にあまりにもはじけ過ぎてしまうと、こういったこと(感染者の増加)が少し出てくるのではないかと心配をしているということであります。

 

【記者】今の話と関連するのですが、9月のまん延防止等重点措置のときに、飲食店の組合の皆さんが、9月・10月は我慢できるけど、年末年始に(通常営業)できなかったら、多分潰れるところがたくさん出てしまうのではないかというお話しをされていて、(この第6波の想定は)最悪のシナリオだという前提ではあるのですが、まさに最悪な状況になりかねないということで、何か飲食店の方々への補助等の支援は追加であるのでしょうか。

 

【市長】先ほど少し触れましたが、今日の補正予算の中ではテナントの対策等いろいろな対策が出ましたが、今、飲食店の皆さんも非常に苦しみながら、まだまだ客足は戻っていない中で対応されていますので、そういう皆さん方のいろいろな要望も聞きながら(対応を考えていきます)。仮に感染拡大防止のために閉めざるを得ないというような状況になったときは、熊本県が法律に基づいて、まん延防止等の重点措置の適用を受け、制限や規制を行われる可能性がありますので、そのときには、当然熊本県と一緒になってそういった対応をするということでありますが、例えば、年末年始の一番の稼ぎ時に、いろんなことをやろうというときに、もし最悪の状態になったということになれば、当然12月の割と早い段階でそういった兆しが見えますので、飲食店だけでなくいろいろな経済に与える影響が最小になるように、いろいろな経済対策も含めて考えていきたいと考えています。
これは政府も、これから選挙が終わってからということになりますが、各党のいろいろな公約等でもそういった経済対策の必要性ということは言われております。お店を廃業されるとか、倒産のリスクがないようにしっかりとその地域経済を支えるということも、我々の極めて重要な使命でありますので、感染拡大防止とともに経済にも十分注視しながら積極的に対応を考えていきたいと思っています。皆さん方からは、いろいろなご批判もあるかもしれませんが、いろいろな要望を受けながらできるだけいろいろな対応を考えていきたいと考えています。

 

【記者】市長のご発言で「とても心苦しい」とありましたが、この山(感染者数のピーク)を低くするために気を付けようという意味で、第6波の想定を出されたということですね。

 

【市長】そうです。シミュレーション通りになってもおかしくない状況が来るかもしれないので、できるだけ備えましょうということがまず一つなのですが、今のうちに皆さんが予防しながら、移動するにしても徐々に徐々にということになれば、この波の立ち上がりが遅くなれば、ここ(年末年始の期間中の規制や制限)を回避できるわけです。12月13日とか17日に医療非常事態宣言出しますよとなればもうこれは多分まん延防止等重点措置であるとか、それから緊急事態宣言であるとか強い制限が国でとられる可能性も十分考えられますので、そういったことを考えますと、この波の立ち上がりをできるだけ遅くしていくということは非常に大事だと思います。ただ、気象条件であるとか温度の変化だとか、ウイルスの影響がどういう形で出るかわからないので、皆さんにはとにかくワクチンを接種や感染予防を徹底していただきたいと思いますし、こういうことに(シミュレーションの通りに)本当にならないように、全力で私たちも他の県の状況を見ながら、これはまずいぞというときに早く皆さんにお知らせするようにはしたいと思っています。
こういうことにならないように一緒に乗り切っていきましょうという気持ちで、このグラフを見ていただければと思いますが、私もこれを見た瞬間に気分が非常に落ち込みましたので、皆さんもそうではないかと思います。ただ、未知の感染症ということを考えれば、そういった最悪の想定をしながら対応していくことが我々行政としての責務であろうかと思っています。

 

【記者】10代・20代男性のファイザー製ワクチンの予約振替についてなのですが、例えば県の広域接種センターで予約をしている方で熊本市の医療機関で2回目をファイザー製で受けたいという方はコールセンターで対応するということでしょうか。

 

【市長】そうです。詳細は事務局から説明いたします。

 

【事務局】熊本県がグランメッセで実施されている広域接種が、11月末まで接種をされることになっています。具体的な数字は日々変わってまいりますが、総数で10代・20代の方が、マックスでも2000人ぐらいの方がモデルナ製を接種されているという状況の数字があります。その方々の中で、熊本市でファイザー製を接種したいという方がいれば、コールセンターにお電話いただくと、全て熊本市で相談にのらせていただくということです。

 

【市長】そのときに空いている医療機関であるとか、ここで接種できますとか、この時期でいかがでしょうかということで、調整をさせていただくということです。安心してお電話いただければと思います。

 

【記者】ワクチンの3回目接種についてお尋ねいたします。これまでのワクチン予約の傾向を見ますと、どうしても高齢者の方が混乱を来し、予約が難しいといった声もあったかと思いますが、3回目接種について現段階で手法の見直し等を考えられていることがあれば教えてください。

 

【市長】現在予約方法についても、最初の非常に混乱した反省を踏まえて、今検討しているところでございますので、詳細が決まり次第、次の会見でお知らせできるようにしたいと考えています。

 


 

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