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毎年、梅雨期・台風期に備えて定期点検を実施し、施設の安全性を確認することで、被災リスクの低減を図ることを目的として実施するものです。
なお、定期点検は平成25年度(2013年度)から実施しています。
市内にある農業用ため池全箇所が対象(103か所が対象)。
点検は、以下の項目について、現地において目視確認しました。
・「堤体」:堤体法面の陥没や亀裂、湧水や浸食などの変状の有無
・「洪水吐及び取水施設」:施設の損傷や周辺地盤などの変状の有無
・ため池内・堤体周辺の斜面と法面:流木の堆積や斜面崩壊などの有無
(2)点検体制
本市の職員が点検を実施しました。
(2)点検において、「今後の豪雨や台風等に備えて経過観察等が必要と判断されたため池」が1か所確認されました(資料)
なお、この1か所は以前より経過観察を行っているため池で、本年度から本体工事に着手することとしています。
経過観察等が必要と判断した農業用ため池については、以下の対応を行っています。
新地ため池(南区城南町鰐瀬)
1)これまでの対応状況
平成29年(2017年)に取水施設周囲から基準以上の漏水が確認されたことや堤体の法面崩壊等が生じたことから、次の応急対策を行いました。
A)土のう設置による漏水個所の応急措置と拡大防止(平成29年度)
B)ブルーシートによる被災箇所(法面崩壊箇所)の保護
※風雨から一定期間保護したことで、現在は堤体として安定しています。
C)堤体等の安全性を確保するための低水管理
※非かんがい期は貯水しておらず、かんがい期は最小限の貯水による低水管理を行っています。
2)現在の対応状況
被災箇所の巡視(毎月1回、経過観察を実施)
3)その他
老朽化の進行により漏水等の事態に至っていることに加え、堤体自体も長年の降雨等による浸食により変形が著しいことから、令和3年度(2021年度)から令和6年度(2024年度)にかけて補助事業(県営土地改良事業)による改修を行っています。