夏休み子ども環境・科学教室を開催しました
講座の概要今年度も、7月23日(月)~8月3日(金)にかけて環境総合センターで小学4年生~6年生を対象にした 「夏休み子ども環境・科学教室」 を開催しました。 いつも身の周りにある出来事を、環境や科学の視点でより深く理解するきっかけになったことと思います。 今後もみなさんの興味にお応えできるようなメニューを展開していきたいと思います。 どうぞお楽しみに! プラスチックの見分け名人になろう!
★どのようなプラスチックがあるか丁寧に観察しながら、その特徴を考えてみよう! 軽い・いろんな形にできるなどの優れた面、熱に弱く燃えると有害物質を発生するなどのマイナス面がありますが、現在では熱にも強いプラスチックが出来ています。 「プラ」と表示されたものにPS,PE,PP,PETの4種類があることが分かりました。 ★挑戦!4種類のプラスチックを分類しよう 正体不明の4種類のプラスチックを(1)水に浮かぶもの(2種類)と沈むもの(2種類)に分ける。(2)水に食塩を少しずつ加えて比重を大きくし、沈んだ2種類のプラスチックを浮くものと沈むものに分ける(3)水にエタノールを少しずつ加えて比重を小さくし、浮いた2種類をさらに浮くものと沈んだものに分ける、という実験に挑戦しました。 プラスチックの性質を知ってきちんと分類することによって、資源として正しいリサイクルができるということを学習しました。
ストローがかわいい楽器に!
世界的に環境問題としての認識が急速に広まった、使い捨てプラスチックストローを使って、「笛づくり」をしました。 合わせて、振動で音が鳴るしくみについても学びました。 挑戦した笛は4種類!「ブー」と鳴るものや、ストローの長さを変えることで音階を作ることができるものもありました。 吹き方にもコツがありましたが、講座が終わるころには、いろいろな音色が聞こえてきました。 天気のしくみ~雲のできかた~を学ぼう!

猛暑・豪雨・今までにない台風の進路など異常気象続きの今年の夏です。 その天気のしくみを知るために、ペットボトルを使って天気と雲の関係を実験を通して学びました。 炭酸キーパーを使ったペットボトル装置で雲を作ったり、氷と熱い石で温度差を作り、そこにできる大気の流れを確認しました。 また、入浴剤入りのペットボトルで気流を観察したりと、保護者の方も一緒になって講座に取り組みました。
地球環境とエネルギーの関係! 
よく耳にするエネルギーにはどんなものがあるのでしょうか。 位置エネルギーは運動エネルギーへ、光エネルギーは電気や熱エネルギーへと変わることができます。 その特性を使って環境にやさしいエネルギー(再生可能エネルギー)を作っていくことが地球環境に深く結びついていくことを学びました。 再生可能エネルギーには、太陽光発電・地熱発電・風力発電・水力発電・バイオマス発電があります。
後半は電気エネルギーを実際に作ってみました。 1円玉と10円玉と食塩水をつけた紙を使って33円電池を作り、電子オルゴールから流れる音楽を聴きました。
人間電池になったり、磁石とコイルの手動発電機を使って豆電球に明かりを灯したりといろいろな実験に楽しく取り組みました。
不思議な光・紫外線を知ろう!
地球温暖化問題に最も影響がある紫外線について学びました。 まず、紫外線を知ろうというテーマで3種類の紫外線があることを学習しました。 オゾン層の破壊によって地表に到達する紫外線が増えることを知りました。 見ることが出来ず、感じることが出来ない太陽からの光「紫外線」を探知する道具「UVビーズストラップ」を作り、紫外線から自分の身を守るために使うことを知りました。
お札の偽造防止技術の一つ「紫外線反応印刷」を弱いUVAを照射するブラックライトで確認しました。
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