「熊本市セミ調査2022」について、市民の方から提出された調査票をとりまとめました。
(※9月14日までに到着分の調査票について集計)
・調査期間:令和4年(2022年)7月4日(月)~9月9日(金)
・報告件数:636件
※8月7日(日)に実施したロアッソ熊本スタジアムでのセミ調査は集計には含まず。
ロアッソ熊本スタジアムでの調査結果は左欄の「ロアッソ熊本×セミ調査 結果」をクリック
・調査員:60名以上
・セミの数量:3756個(匹)(抜け殻:1426個、鳴き声:1531匹、成虫:799匹)
・確認できたセミの種類:全8種
(クマゼミ、アブラゼミ、ツクツクボウシ、ニイニイゼミ、ヒグラシ、ミンミンゼミ、ヒメハルゼミ、
ハルゼミ)※ハルゼミは調査期間外ですが、4月と5月に生息を確認しました。
調査票を集計した結果、下図のような「熊本市セミMAP2022」が完成しました。
(円グラフの大きさは、報告数の数と比例する)
各区ごとの報告件数
表-1 各区の割合
| 中央区 | 東区 | 西区 | 南区 | 北区 | 不明 | 合計 | 割合 |
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クマゼミ | 70 | 51 | 4 | 98 | 18 | 2 | 243 | 38.2% |
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アブラゼミ | 54 | 43 | 12 | 45 | 9 | 1 | 164 | 25.8% |
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ツクツクボウシ | 20 | 9 | 8 | 34 | 9 | 0 | 80 | 12.6% |
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ニイニイゼミ | 4 | 2 | 10 | 37 | 5 | 2 | 60 | 9.4% |
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ヒグラシ | 1 | 1 | 2 | 42 | 1 | 0 | 47 | 7.4% |
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ミンミンゼミ | 2 | 5 | 0 | 3 | 2 | 0 | 12 | 1.9% |
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ヒメハルゼミ | 0 | 0 | 7 | 0 | 2 | 0 | 9 | 1.4% |
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ハルゼミ | 0 | 0 | 0 | 9 | 3 | 0 | 12 | 1.9% |
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わからなかった | 2 | 4 | 0 | 1 | 1 | 1 | 9 | 1.4% |
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| 153 | 115 | 43 | 269 | 50 | 6 | 636 | 100.0% |
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※報告いただいた個数ではなく、データの件数で集計しています。
各区の特徴
表-2 各区の特徴
| 各区の特徴 |
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中央区 | ・各区の中で報告件数が2番目に多かった。 ・公園からの報告数が多かった。 ・他の区に比べ、成虫を見つける割合が多かった。 |
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東区 | ・各区の中で報告件数が3番目に多かった。 ・団地周辺の街路樹からの情報が多かった。 ・抜け殻を見つける割合が多かった。 |
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西区 | ・各区の中で報告件数が最も少なかった。 ・公園からの報告数が多かった。 ・ヒメハルゼミが唯一、確認された。 ・ツクツクボウシの鳴き声を聞く割合が多かった。 |
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南区 | ・各区の中で報告件数が最も多かった。 ・公園からの報告数が多かった。 ・どちらかというと、抜け殻を見つける割合が多かった。 ・5月にハルゼミの生息が確認された。 |
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北区 | ・各区の中で報告件数が2番目に少なかった。 ・自宅庭からの情報が多かった。 ・抜け殻を見つける割合が多かった。 ・4月にハルゼミの生息が確認された。 |
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調査にご協力いただいた方々(ニックネームを記載の方60名のみ掲載)
辛子蓮根
、りょうちゃん7才、ももかのママ、みっちゃん、くまゼミ―、まっすー、陣太鼓、yanyan、そうま、こうろぎ みらい、セミっ子、れいな・りさ・ダイキ・りょうすけ、セミマル、ト、きま、にゃたろう、いちろ、もっぷ、あやの、カブト好きまな、えみ、ナミハンミョウ、きよ、ニシカワ サヨ、コウヘイ、みぽりん、やまゆい、桜井 4年生、こぞう、ヒナ、光聖、佐藤すみれ、カビゴン、あつどんママ、ひさっしー、トンビちゃん、けんと、ももか、mi、miyang、シンカリオンZ E5ヤマノテ、はやぱぱ、たえ、ミッチー、竹ちゃん、みなみ、くじらぐも、toshichan、なんなん、もミンキー、りょうま兄さん、あいこっつ、ナナ、ももも、chako、りょう、ともピヨ、オニオンスープ、もちゃ、田迎2丁目公園。
調査者から寄せられたご意見・ご感想など
・珍しくツクツクボウシの声が聞こえたので報告します。山林ばかりでなく市街地にもいるのです
ね。・クマゼミは、図鑑にオスとメスのちがいは書いてなかったけど、見分ける方法はないんですか?
→抜け殻:メスは産卵管があります。(他のセミも共通)
→成虫:オスはお腹側にオレンジ色の共鳴筋と呼ばれる部分があります。
→鳴き声:オスは鳴きますが、メスは鳴きません(他のセミも共通)
・毎年セミ調査を楽しみにしています。頑張ってください!
・たくさんのセミの抜けがらやクマゼミもたくさんいました。
・認証キーがわかりづらいです。何回も入れません
・抜け殻よりもたくさんのセミがいた
・今年、5歳の息子が去年からセミ捕りデビューしました。私も小さい頃、よくセミ捕りをしていたり、大学時代に昆虫について学んでいたので、この調査を知った時は、面白いなととても感じました。
・すごかった。もうすこしで、成虫になる前のあるいてるところを見た。
・近年、近くでアブラゼミやミンミンゼミを全く見なくなりましたが、熊本市内にまだ生息しているのでしょうか、、、知らぬ間に生態系が随分変化しているようで、気象の変化に敏感な生物からもっと学ぶべきだと思いました。
・写真を添付したいですがどうしたらいいですか?
→環境政策課のメールアドレス(kankyouseisaku@city.kumamoto.lg.jp)にお送りください。
・市政だよりでこの調査を知り、初めて参加します。毎年庭の金木犀に大量のクマゼミが発生し我が家の夏の風物詩です。例年初鳴きは梅雨明け同時位ですが今年は梅雨明けが早く酷暑で生まれないのかと思っていました。台風が去った今朝、出勤で玄関を出ると久しぶりに涼しい風を感じ玄関脇には脱皮したばかりで殻に乗ったクマゼミが!?嬉しくて写真を取りました。金木犀にも1匹鳴いていました。グーグルレンズで検索したのでセミの種類は間違いありません。
・今年は例年よりかなり早かったです
・毎年100個以上の抜け殻が見つかります。去年は少なかったです。成虫が抜け殻の横の葉にいました。初めて並んでみました。感動でした。抜け出すところを見てみたかったです。
・8月1日を見つけた日にしていますが、毎日(8月19日くらいまで)、個体と鳴き声を確認しています。自宅の庭には、羽化するために出てきた穴が複数あり、植物には脱け殻があちこちに付いていました。(脱け殻の同定はしていません)
・今年は6月29日に自宅の庭で、鳴き声と個体を初確認しました。以降、8月10日くらいまで毎日確認しており、毎日5~10匹はいました。
・産卵していた(動画を撮った)
熊本市以外のセミ調査について
実は熊本市以外にもセミ調査を実施している自治体や活動団体はたくさんあります。
熊本市のセミ調査結果も報告しています。