平成30年度地域レファレンスセンター連絡会議(報告)
- <感染症検査における検査の質の確保と遺伝子検査精度管理に関する手法の検討>
- 環境総合センター では、国の感染症に関する法律に従い、市民の方の安全や健康を守るためウイルス検査や細菌検査を行っています。
感染症対策は、集団発生時の検査や調査はもちろんですが、広がる前に早期にとらえることが重要な対策とされています。感染症の早期探知に有用な手法の一つと考えられている遺伝子解析検査に関する技術管理研修を九州、沖縄県内12自治体の検査機関で協力して実施しました。
1 遺伝子解析検査に関する技術管理研修
1)標準品を用いた調査(ベースライン調査)
九州内で初めてとなる遺伝子解析装置のベースライン調査を行いました。
2)グループワーク実施
測定したデータを参考に、トラブル事例を想定し、感染症法に基づき検査結果の正確さを確保するためグループワークを行いました。対処方法を検討し、検査の質の維持向上を行っていくことを目的としています。
 | |

|
4班に分かれてグループワーク開始 | | |
 |

|  |
| 分析結果を各班発表 | 講師によるフォローアップ により理解を深める |
〇ベースライン調査 平成30年8月6日~8月31日
2 概要について「技術レポート」の作成
九州支部各地方衛生研究所の協力のもと実施した活動を「技術レポート」として取りまとめました
詳しい内容はこちらをご覧ください。
(本レポートは地域保健総合推進事業及び厚生労働省科学研究費「国内の病原体サーベイランスに資する機能的なラボネットワーク強化に関する研究」の支援を受けています。)