本市では、平成28年4月に発生した熊本地震の際に大規模な断水や停電を経験し、ライフラインの強靭化の重要性を改めて認識し、震災後は災害につよいまちづくりを進めています。
その一環として、災害時にもごみ発電電力を活用できるよう、一般廃棄物処理施設である西部環境工場の近隣の城山公園に直接電力を供給する電線を整備するとともに、電気自動車(EV)の充電設備を整備しました。
また、令和元年、本市と日産自動車グループ3社との間で、万が一災害が発生して停電が発生した場合は、日産自動車の販売店から市がEVを借り受ける災害協定を締結しました。
城山公園におけるEV急速充電設備について
電力系統(電力会社の電線を用いた送配電)に頼らない、ごみ発電電力を活用したEV充電拠点として、西部環境工場の近隣の城山公園までごみ発電による電力を直接供給するための専用の電力線を敷設し、更に城山公園内にEV急速充電設備を1基を整備しました。非常時には、このEV急速充電設備とEVを活用して避難所等に電力を供給することができます。
なお、このEV急速充電設備は、平常時でも利用できます。この設備で充電する電力は、ごみ発電電力であるため、発電時にCO2を排出しない電力です。是非ご利用ください。

城山公園のEV急速充電器
利用料金
平常時は一般の方もお使いいただけますので、是非ご利用ください。
利用料金は、以下の通りです。
利用時間 | 利用料金 |
最初の5分 | 125円(税込) |
その後1分あたり | 25円(税込) |
※利用料金のお支払いには、「エコ給電システム」を使用します。
利用方法等については、以下のホームページをご覧ください。
エコ給電システム(株式会社エネゲート ホームページ)
(外部リンク)
利用時間
城山公園の各施設の利用時間は、以下のホームページでご確認ください。
スポーツ振興課所管の施設(グラウンド)
スポーツ振興課所管の施設(テニスコート)
「電気自動車を活用した持続可能なまちづくりに関する連携協定」を締結しました
令和元年7月22日、熊本市は、日産自動車株式会社、熊本日産自動車株式会社、日産プリンス熊本販売株式会社の3社と、「電気自動車を活用した持続可能なまちづくりに関する連携協定」を締結しました。この協定は、電気自動車の普及を通じて、温室効果ガスの削減や地域課題解決に取り組むとともに、地震災害等による大規模停電が発生した際に、市が指定する避難所等において日産の販売会社より貸与される電気自動車を電力源として活用することで市民の安全確保に努めるものです。
なお、本市は令和元年7月1日、「SDGs未来都市」・「自治体SDGsモデル事業」に選定されており、この連携事業は、モデル事業である「熊本地震の経験と教訓をいかした地域(防災)力の向上事業」の一環ともなっています。
締結名:電気自動車を活用した持続可能なまちづくりに関する連携協定
提携者:熊本市、日産自動車株式会社、熊本日産自動車株式会社、日産プリンス熊本販売株式会社
内容:
(1) 電気自動車(EV)の普及による市民の環境意識の向上
(2) 災害時における電気自動車(EV)活用による市民の安全確保
(3) 電気自動車(EV)普及を通じた地域課題の解決
詳細は以下のファイルをご覧ください。
締結式の様子
日産リーフに充電を行う様子